ゲンキードラッグストア優待

6月20日権利日の優待銘柄の1つ、ゲンキーの株主優待の特徴と逆日歩リスクをご紹介です。

ゲンキー(9267)の株主優待

ゲンキーの株主優待は、2,000円の価値がある自社商品券ですが、ちょっと注意が必要です。

福井県、石川県、岐阜県、愛知県、滋賀県に住んでいない方には、自動的にQUOカードが送られてくるからです。

他の優待によくある、希望者だけ商品券を返納してお米券に交換などとは違います。後から交換ではなく、もう最初から強制的にQUOカードです。

ゲンキーの優待内容詳細

保有株式数優待の内容
ゲンキーの店舗がある地域の方店舗がない地域の方
100株以上自社商品券2,000円分QUOカード1,000円
500株以上自社商品券3,000円分QUOカード2,000円
1000株以上自社商品券5,000円分QUOカード3,000円

ゲンキー(9267)の優待権利日は年1回、6月20日のみです。

ゲンキーの店舗が出店しているエリアの方にとっては、魅力ある優待ですが、その他の地域の方は、優待価値が下がってしまいます。

ただ、福井県、石川県、岐阜県、愛知県、滋賀県に住んでいる方に限り、自社商品券からQUOカードに変更する事も可能です。

商品券には、有効期限もないので、使い勝手は良好です。

2022年7月に優待制度変更!

年2回の優待

年1回(6月20日)の優待

優待変更の理由

過去例を見ない電気代の上昇や原材料高騰に伴う仕入価格の上昇など、厳しい外的環境になっているのが背景です。

安定した利益をだし、企業価値を向上させるための経費削減目的による優待制度の変更です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

ゲンキードラッグストアの株主優待制度を利用した感想

商品券を使いたかったのですが、QUOカードになってしまったので、店舗で優待を使用したことはありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年6月20日」です。

権利日最終日の「6月16日」までに100.0株以上の取得が必要です。

Genky DrugStoresの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年6月20日

権利日最終:6月16日(金)・・・残り2ヵ月と23日(84日)
逆日歩日数:1日

Genky DrugStores(9267)の基本情報

code9267優待内容クオカード
業種小売業上場市場東証プライム 
決算6月 優待月6月20日
本拠地福井上場年月日2017年12月21日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP-
優待の種類買物券 暮らし
最低必要株100.0最低投資額388,000円
配当予想25.0配当落日2023年6月19日
発行済株数15,482千株データ調査日2022年7月24日

最低投資額のみ、3月23日の終値株価で計算。

ゲンキー(9267)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

株主優待クロス取引(つなぎ売り)の参考になる、過去の逆日歩結果等を一覧表にしました。

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-12-165,0103,100-75,000-78,100262,2002.040.8112.5
2021-06-163,6450-129,500-129,500293,4006.029.6312.5
2020-12-164,010-21,900-84,400-62,500395,8002.2532.8312.5
2020-06-173,225-53,500-211,000-157,500298,9001.9526.4312.5
2019-12-182,397-90,500-233,500-143,000337,5003.619.2312.5
2019-06-172,521-16,000-176,600-160,600356,8001.0520.8112.5
2018-12-173,5650-68,700-68,700173,5001.0528.8112.5
2018-06-154,485-5,000-107,500-102,500335,3000.0536.0112.5

ゲンキーの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待6月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年6月20日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引6月の銘柄数

    ×:投資は自己判断で!
    2023年6月20日のクロス取引可能な銘柄数は3と、極端に数が少なく、1つの銘柄に集中する可能性も高くかなり危険です。

    6月実施、クオカード優待銘柄。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は15,482千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/23(木)40002,5003005002,800-3000.890.05
    03/22(水)7009002,1001007003,000-9000.70.30
    03/20(月)1,2005002,3005001,0003,600-1,3000.640.05
    03/17(金)01001,60090004,100-2,5000.390.10
    03/16(木)70001,70002,6003,200-1,5000.530.10
    03/15(水)30001,00004,1005,800-4,8000.170.15
    03/14(火)5001007001003,1009,900-9,2000.070.10
    03/13(月)010030070020012,900-12,6000.020.10
    03/10(金)0500400700012,400-12,0000.030.10
    03/09(木)05009003001,00011,700-10,8000.080.10
  5. Genky DrugStoresの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去8回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2021年12月:200円 (1日)
    • 2021年6月 :600円 (3日)
    • 2020年12月:225円 (3日)
    • 2020年6月 :195円 (3日)
    • 2019年12月:360円 (3日)
    • 2019年6月 :105円 (1日)
    • 2018年12月:105円 (1日)
    • 2018年6月 :5円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約39万円
    • 500株:約194万円
    • 1,000株:約388万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

ゲンキー(9267)のクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

Genky DrugStoresなら、逆日歩のないクロス取引も可能、それが一般信用クロス取引です。

3月23日の終値、株価3,880円の必要株数分(100.0株)で計算。

次の証券会社毎の金利(貸株料)で計算です。

制度信用取引・一般信用取引の金利(貸株料)比較表

証券会社名信用金利貸株料
制度信用一般信用制度信用一般信用
SBI証券2.80%2.80%1.15%一般短期:3.90%
一般無期:1.10%
GMOクリック証券2.75%2.00%1.10%一般短期:3.85%
一般無期:0.80%
auカブコム証券2.98%2.79%1.15%1.50%
松井証券3.10%4.10%1.15%2.00%
楽天証券2.80%2.80%1.10%一般短期:3.90%
一般無期:1.10%
SMBC日興証券2.50%3.00%1.15%1.40%
SBIネオトレード証券2.30%2.75%1.10%取り扱いなし

(2022年9月時点)

投資額38.8万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
16/162838232438330
26/153124123486412445
36/1462492469612824989
46/137290286112149290104
56/128332327128170332119
66/99373368144191373134
76/810415409159213415149
86/713539532207276539193
96/614580573223298208
106/515622614239319223
116/216663655255340238
126/117705696271361253
135/3120829819319425298
145/3021871859335446313
155/2922351468327
165/2623367489342
175/2524383510357
185/2427431574402
195/2328446595417
205/2229462617432
215/1930478638446
225/1831494659461

Genky DrugStoresの権利付最終日(2023年6月16日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額38.8万円、Genky DrugStoresのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月24日)から直近の優待権利日(2023年6月20日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、Genky DrugStoresを38.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:38.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(86日分)+プレミアム料1,371円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(86日分)+プレミアム料
1,797円=198×2円+30円+1,371円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(86日分)
2,928円=1,100円+1,828円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(86日分)
1,306円=27円+1,280円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、Genky DrugStoresを38.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:38.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ83円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
450円=198×2円+30円+24円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:38.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ82円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
419円=187×2円+21円+23円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:38.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料24円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
450円=198×2円+30円+24円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
1,124円=1,100円+24円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:38.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)23円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
449円=198×2円+30円+23円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
51円=27円+24円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
48円=24円+23円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の1日に返却日を加えた2日です。

※Genky DrugStoresの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ゲンキーのクロス取引・株主優待まとめ

ゲンキーは、地元密着のドラッグストアです。

上場していてもその精神は地元向けという印象です。

ゲンキーの店舗がある地域の方なら、優待利回りも高く、逆日歩が発生しても例年の傾向で、最大逆日歩さえ発生しなければ、優待価値の方が上回ります。

管理人は、過去1度だけクロス取引しましたが、あまりメリットを感じず、最近は手を出していません。

しかし近年、各証券会社で手数料無料の動きが加速、ゲンキーの株価なら売買手数料無料で取引できます。

よって費用がかかるのが、逆日歩金額だけになり、当日の出来高次第で、クロス取引参戦も悪くはない印象です。