アクシージア(4936)の株主優待が拡充

優待取得に必要な最低保有株数を200株に変更した『アクシージア』の株主優待情報をまとめました。

改悪ともとれる、優待制度の変更ですが、500株以上なら優待価値のアップ、さらに長期保有も新設で、総合的には拡充です。

当記事では、株主優待の変更履歴、クロス取引のやり方と各手数料、過去の逆日歩一覧、まとめて確認できます。

投資メモ

基礎化粧品分野に定評のあるスキンケア商品が主力の化粧品メーカー
サプリ開発もおこなっており、売り上げの多くは中国

(4936)の株主優待

(4936)の株主優待は、人気のハルカブランドなどのコスメ商品です。

2024年からは、オンランショップの優待券になったので、コスメ以外に、美容ドリンクも選べます。

ただし、取扱商品の多くは7,000円以上だったりします。

また、6,000円ちょうどの商品も少なく、ネットショップでの優待利用の利便性はあまりよくないです。

優待内容詳細

優待権利日は年1回、7月末のみです。

2022年7月に優待が新設されたばかりですが、2024年に早くも拡充変更です。

2024年7月末からの株主優待(現状)

保有株式数 優待の内容(継続保有)
1年未満 1年以上 3年以上
200株以上 6,000円分 7,500円分 9,000円分
500株以上 12,000円分 18,000円分 24,000円分
1,000株以上 18,000円分 27,000円分 36,000円分

自社商品が貰えるのには、変わりがありませんが、今後は公式オンラインショップで利用できる優待券に変更です。

優待変更前は、「ファンケルや小林製薬」のような優待制度でしたが、変更後は「アスクル」に近いイメージです。

オンラインショップで気になるのは、送料ですが、「axxzia.jp」は、送料無料、最低でも6,000円分がそのまま商品購入に使えます。

2023年7月末までの株主優待

保有株式数 優待内容(自社商品)
100株以上 3,000円相当
500株以上 10,000円相当
1,000株以上 17,000円相当

あらかじめ決められていた、自社商品アイテムの中から、好きなコスメを選ぶことができます。

金額も3.000円相当や10,000円相当になっているのは、選ぶコスメによって、販売金額が異なっているからです。

  1. 2021年2月(上場)
    新規上場で株価は2,000円以上
  2. 2022年7月末(新設)
    コスメ優待スタート
  3. 2024年7月末(拡充)
    長期保有制度の新設
    自社商品から優待券に変更

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

1年以上、3年以上で、優待券が増えるランクアップ特典です。

継続保有の条件

毎年1月末日及び7月末日現在の株主名簿に、同一株主番号で、連続して3回や7回以上記録、そのすべての基準日(1月末・7月末)において、各区分の最小株式数(200 株、500 株または 1,000 株)を下回ることなく保有していること。

つまり、優待取得に必要な株数を1度でも下回ったら、長期保有になりません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年7月31日」です。

権利付き最終日の「7月29日」までに200株以上の取得が必要です。

に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年7月31日

権利付き最終日:7月29日(火)・・・残り9ヵ月と11日(284日)
逆日歩日数:1日

(4936)の基本情報

情報更新日:2024年8月2日

code4936優待内容自社商品
業種上場市場
決算優待月7月
本社上場年月日
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数企業のHP優待詳細
優待の種類

株価更新日:2024年10月16日

16日の終値株価593円最低投資額118,600円
最低必要株数200継続保有特典

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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(4936)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-07-29924-286,600-676,700-390,100681,4001.6516.0110.0注意
2023-07-271,248-111,500-397,800-286,300628,2002.3520.8114.0注意
2022-07-27977-274,400-292,100-17,700177,2000.1516.030.0停止

(4936)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(7月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年7月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 7月31日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で35ありますが、クロス向けの貸借銘柄は13とやや少ないので注意が必要です。

    7月の自社商品と同じ分類銘柄。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に3回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2024/07/29:165円 (1日)・・・注意
    • 2023/07/27:235円 (1日)・・・注意
    • 2022/07/27:15円 (3日)・・・停止
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    逆日歩更新日:2024年10月17日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    10/16(水)2,1002,00038,40020010038,40001.00
    10/15(火)5001,20038,30010080038,30001.00
    10/11(金)3,0002,00039,0001,000039,00001.00
    10/10(木)40060038,00020040038,00001.00
    10/09(水)1,6001,40038,200200038,20001.00
    10/08(火)4,0004,00038,00010010038,00001.00
    10/07(月)6001,60038,00001,00038,00001.00
    10/04(金)3,9003,50039,00050010039,00001.00
    10/03(木)3,0002,90038,60020010038,60001.00
    10/02(水)21,6001,90038,500090038,50001.00
  5. の発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、3回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2024/07/29:165円 (1日)・・・注意
    • 2023/07/27:235円 (1日)・・・注意
    • 2022/07/27:15円 (3日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は200株なので、実際の逆日歩金額はさらに2倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    200株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 200株:約12万円
    • 500株:約30万円
    • 1000株:約59万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:優待価値では警戒範囲
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

    7月実施の高額優待、他にもあります。


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    (4936)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較

    の逆日歩の次は、貸株料(手数料)です。

    10月16日の終値、株価593円の必要株数分(200株)で計算。

    投資金額11.9万円の貸株料【各証券会社で比較】

    クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
    営業
    日数
    月/日貸株
    日数
    SBI
    証券
    GMO
    クリック
    証券
    au
    カブコム
    証券
    松井
    証券
    楽天
    証券
    SMBC
    日興
    証券
    17/29225251013259
    27/283383815203814
    37/254515020265118
    47/245646324336423
    57/238102100395210237
    67/229114113445911441
    77/2110127126496512746
    87/1811140138547214050
    97/1712153151597855
    107/1615191188739868
    117/15162032017810473
    127/14172162138311178
    137/11182292268811782
    147/10192422389312487
    157/922108143100
    167/823112150105
    177/724117156110
    187/425122163114
    197/326127170119
    207/229142189132
    217/130147196137
    226/3031152202141

    の権利付最終日(2025年7月29日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

    一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

    「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

    一般信用クロス取引手数料とやり方

    具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

    一般信用売り在庫がある場合、投資金額11.9万円、のクロス取引シミュレーションです。

    本日(2024年10月18日)から直近の優待権利日(2025年7月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

    優待取得の権利日当日、を11.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

    定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

    auカブコム証券
    【1日定額】

    買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

    「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(284日分)+プレミアム料1,389円+プレミアム料
    【ワンショット】

    約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

    「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
    クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(284日分)+プレミアム料
    1,652円=115円+148円+1,389円+プレミアム料
    松井証券
    【定額:ボックスレート】

    買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

    「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(284日分)1,852円
    SMBC日興証券
    【ダイレクト】

    信用取引手数料は投資金額関係なく無料

    「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
    クロスコスト=金利(1日)+貸株料(284日分)
    1,304円=8円+1,296円

    ※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

    ※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

    ※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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    制度信用クロス取引手数料とやり方

    具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

    優待取得の権利日当日、を11.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

    SBI証券
    【定額:アクティブプラン】

    現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(2日分)のみ25円
    【スタンダード】

    約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
    クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
    270円=115円+148円+7円
    GMOクリック証券
    【1日定額】

    現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(2日分)のみ25円
    【1約定】

    約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
    クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
    250円=100円+143円+7円
    auカブコム証券
    【1日定額】

    買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料7円+プレミアム料
    【ワンショット】

    約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
    クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
    270円=115円+148円+7円+プレミアム料
    松井証券
    【定額:ボックスレート】

    買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(2日分)7円
    楽天証券
    【いちにち定額】

    買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.9万円は売買手数料無料
    クロスコスト=貸株料(2日分)7円
    【超割】

    約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

    「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
    クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
    270円=115円+148円+7円
    SMBC日興証券
    【ダイレクト】

    信用取引手数料は投資金額関係なく無料

    「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
    クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
    16円=8円+7円
    SBIネオトレード証券
    【定額と1約定】

    信用取引手数料は投資金額関係なく無料

    「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
    クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
    15円=7円+7円

    ※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので2日です。

    ※の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

    (4936)のクロス取引・株主優待まとめ

    • 優待取得に必要な最低保有株数は200株に変更になったので注意
    • 優待変更(拡充)で、金額的には増えているが、オンラインショップでの利用は不便
    • 株主優待を意識したオンラインショップではないため、金額ちょうどの商品が少ない(2024年時点)
    • プレミアアンチエイジングの優待制度を意識したのか、拡充で競い合って貰えると投資家としては嬉しい
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