毎日コムネット(8908)の株主優待と逆日歩

ベネフィット・ステーションの優待を第一生命HDが導入し、話題になりましたが、元祖は毎日コムネットです。

毎日コムネットの株主優待は、ベネフィット・ステーションの「ダイジェストコース」の会員になれます。

そんな『毎日コムネット』の株主優待情報をまとめました。

当記事は、毎日コムネット(8908)の株主優待取得に必要な情報をまとめているブログです。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方、信用売り在庫の推移がわかります。

投資メモ

学生向けの不動産事業や学生生活サポートを提供する企業
特に学生寮の開発や管理を中心に、幅広いサービスを展開

  • 不動産ソリューション事業: 学生向け賃貸住宅の開発、管理、賃貸仲介を行い、学生寮やアパートのテナント募集をサポート
    エネルギー事業にも参入し、自然エネルギー発電にも取り組む
  • 学生生活サポート事業: トレーニングキャンプや旅行、スポーツイベントの企画・運営、就職セミナーやリクルートコンサルティング
    学生の生活を支える多角的なサービスを提供

毎日コムネットの強みは、学生向けに特化した不動産事業の安定性と成長性です。少子高齢化社会においても、学生向けの住宅需要は一定しており、特に都市部の大学周辺での強固なポジションが競争力を高めています。また、学生の就職支援やイベント企画などの生活支援事業により、学生の生活全般をサポートするというユニークなビジネスモデルを展開しています。

毎日コムネット(8908)の株主優待

毎日コムネット(8908)の株主優待は、ベネフィット・ステーションの会員権(1年間)の付与です。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
100株以上 「ベネフィット・ステーション」1年間の会員加入

優待権利日は年1回、5月末のみです。

「ベネフィット・ステーション」1年間の会員加入権利とは?

株主優待で、会員制生活総合サポートサービス「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」の1年分の会員加入が貰えます。

ベネフィット・ステーションって、福利厚生として導入している企業が多いのですが、そのサービスを個人でも受けられるようにしています。

メリットは、いろんな施設が会員価格で使えるようになるということです。(無料ではありません)

全国の温泉旅館、シティ&リゾートホテル、ゴルフ場からレンタカー、さらに映画館、遊園地、引越し、人間ドックなど生活のあらゆるシーンに必要なサービスが会員特別価格で利用できます。

管理人も、映画館や水族館、ホテル宿泊、演劇などで利用したことがあります。
たまに特別DAYなどもありますが、滅茶苦茶安くなるわけではありません。

1割や2割ほど安くなる程度です。それでも50,000円の旅行代で1割なら、お得かもしれません。
提携先のホテルなどが、とっても多いので、旅行好きの方ならメリットあるかもしれませんが、他の割引券との併用はできません。

ただね・・・・いろいろな銘柄の株主優待を知っていると、もっと安く、時には無料にする方法がわかるので、宿泊関係では、あまりベネフィットステーションの利便性を感じてはいません。

なお、ベネフィット・ステーションは、あくまで企業向けの商品です。
優待の場合、企業向けサービスの一部で、利用できないものもあるので、注意です。

例えば、動画配信で話題のNetflix (ネットフリックス)、CMでは会員になるとNetflix (ネットフリックス)の視聴ができるとPRしていますが・・・

「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」にNetflix (ネットフリックス)の視聴サービスは含まれていません。(今後は追加になる可能性もあり

それでも、映画館の通常料金が常に500円割引されたり、節約志向の方なら、きっと気に入る優待品です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年5月31日」です。

権利付き最終日の「5月28日」までに100株以上の取得が必要です。

毎日コムネットに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

毎日コムネットの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年5月31日

権利付き最終日:5月28日(水)・・・残り6ヵ月と7日(188日)
逆日歩日数:3日

毎日コムネット(8908)の基本情報

情報更新日:2024年5月31日

code8908優待内容割引券
業種不動産業上場市場東証スタンダード 
決算5月 優待月5月
本社東京上場年月日2002年10月29日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数18,000,000企業のHP優待詳細
優待の種類会員制サービス利用権

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価730円最低投資額73,000円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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毎日コムネット(8908)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-05-29770-46,300-131,800-85,500239,2006.156.4322.0
2023-05-29798-72,200-123,600-51,400191,7003.16.4120.0
2022-05-27689-41,700-104,400-62,700246,1003.15.6120.0
2021-05-2770615,000-54,400-69,400241,6003.16.4120.0
2020-05-278457,9009,3001,40075,400320.0
2019-05-2876560011,30010,700102,000320.0
2018-05-2898611,90012,10020060,500114.0
2017-05-261,5611,9006,7004,80027,600119.0
2016-05-261,1313,3002,200-1,10015,900130.0
2015-05-261,1766,4005,700-70037,900328.0
2014-05-277188,8008,700-10024,600321.0
2013-05-2870314,50010,300-4,20019,3003
2012-05-284401,3001,100-2008,6001
2011-05-2633828,70027,000-1,70018,5001

株価の割に、毎回高額の逆日歩が発生しています。

ベネフィット・ステーションは、いっぱい使える人ほど得になる仕組みです。

逆日歩300円程度なら、欲しい方が結構いるかもしれません。

最大逆日歩が発生しても、注意喚起等の規制が入らなければ、800円程度の逆日歩なので、株初心者におすすめ優待です。

毎日コムネット(8908)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(5月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 5月31日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で30ありますが、クロス向けの貸借銘柄は22とやや少ないので注意が必要です。

    毎日コムネットの優待と同じ分類の『割引券 』等の銘柄一覧。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は18,000,000であり、東証スタンダード 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)004,3000004,300-0
    11/19(火)01004,3000004,300-0
    11/18(月)004,4000004,400-0
    11/15(金)01004,4000004,400-0
    11/14(木)004,5000004,500-0
    11/13(水)004,5000004,500-0
    11/12(火)004,5000004,500-0
    11/11(月)004,5000004,500-0
    11/08(金)004,500010004,500-0
    11/07(木)004,500001004,40045.00
  5. 毎日コムネットの発生逆日歩

    △:やや注意
    比較的高額な逆日歩が1回、逆日歩も4回発生しており、注意が必要です。
    • 2024/05/29:615円 (3日)
    • 2023/05/29:310円 (1日)
    • 2022/05/27:310円 (1日)
    • 2021/05/27:310円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:必要株数では低リスク
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    毎日コムネットと同じ1,000円相当の銘柄です。


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毎日コムネット(8908)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

毎日コムネットの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

11月20日の終値、株価730円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額7.3万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
15/284313112163111
25/275393915203914
35/266474618244717
45/237555421285520
55/228626224326222
65/2111868533448631
75/2012949236489434
85/1913101100395210136
95/1614109108425639
105/1515117116456042
115/1418140139547250
125/1319148146577653
135/1220156154608056
145/921164162638459
155/822668862
165/7257510070
175/6267810473
185/5278110876
195/2288411278
205/1298711681
214/30329612890
224/29339913292

毎日コムネットの権利付最終日(2025年5月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額7.3万円、毎日コムネットのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年5月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、毎日コムネットを7.3万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(190日分)+プレミアム料570円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(190日分)+プレミアム料
768円=99円+99円+570円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(190日分)760円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(190日分)
537円=5円+532円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、毎日コムネットを7.3万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ31円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
207円=99円+99円+9円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ31円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:90円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
196円=90円+97円+9円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料9円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
207円=99円+99円+9円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)9円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)9円
【超割】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
207円=99円+99円+9円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
14円=5円+9円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
13円=5円+9円

投資金額7.3万円の場合、貸株料、売買手数料ともに証券会社の差は少ないです。

※毎日コムネットの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

毎日コムネット(8908)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ベネフィット・ステーションは、自社優待ではなく、ベネフィット・ワンが運営するサービス
  • 優待制度が廃止、もしくは変更になるリスクが他銘柄の自社優待より高い
  • 無料になる優待ではないので、優待価値としての評価は低い(管理人の判断)
  • 800円前後の株価なのに、300円を超える逆日歩が毎年発生中
  • 外食や映画料金がブランドの垣根を越えて安く利用できるので、株主優待より利便性が高いかも
  • 第一生命HDでも、ベネフィット・ステーションの優待が新設されたが、毎日コムネットの方が投資金額は安い
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