日本製鉄(5401)は、粗鋼生産量で国内首位、「総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」の実現を目指す企業です。

そんな日本製鉄の株主優待、優待クロス取引に必要な情報をまとめています。

当記事を最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

日本製鉄株主優待クロス取引
引用元:日本製鉄

日本製鉄(5401)の株主優待

日本製鉄(5401)の株主優待は、招待券の抽選です。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
1,000株以上 工場見学会招待(抽選)
経営概況説明会招待(抽選)
5,000株以上 工場見学会招待(抽選)
経営概況説明会招待(抽選)
鹿島アントラーズ観戦招待(抽選)
紀尾井ホール演奏会招待(抽選)
日本製鉄(5401)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

全て、抽選による招待なので、株主になっても参加できるとは限りません。

また近年は、新型コロナウィルスの影響で各種イベントが中止になっています。

2022年3月末の「工場見学会招待」、「鹿島アントラーズ観戦招待」及び「紀尾井ホール演奏会招待」は、新型コロナウイルスの影響等により、実施を見送っています。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに900株以上の取得が必要です。

日本製鉄に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

日本製鉄の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り4ヵ月と6日(126日)
逆日歩日数:1日

日本製鉄(5401)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code5401優待内容Jリーグ観戦チケット
業種鉄鋼上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本社東京上場年月日1950年10月2日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数988,217,000企業のHP優待詳細
優待の種類その他

株価更新日:2024年11月21日

21日の終値株価3,113円最低投資額2,801,700円
最低必要株数900継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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日本製鉄(5401)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-263,268448,30041,600-406,7008,673,5000.026.4180.0
2024-03-273,7640.00.00.010,062,9000.030.4385.0
2023-09-273,6760.0-391,200-391,2009,101,2000.029.6375.0
2023-03-293,0310.0-9,300-9,30012,600,0000.024.8390.0
2022-09-282,120215,7000.0-215,70011,156,9000.017.6390.0
2022-03-292,277213,700-2,223,700-2,437,4009,445,0005.318.4190.0
2021-09-282,121659,800-1,217,300-1,877,1009,350,5000.017.6170.0
2021-03-291,88063,900-162,500-226,4006,939,7000.015.2110.0
2020-09-281,0180.019,80019,8005,228,8001
2020-03-279940.00.00.04,914,4000.08.010.0
2019-09-261,54138,0000.0-38,0005,680,1000.012.8110.0
2019-03-262,00861,10026,300-34,8004,093,100340.0
2018-09-252,424-7,400-151,400-144,0005,067,4000.020.0340.0
2018-03-272,320261,000240,800-20,2004,165,600340.0
2017-09-262,58374,10013,300-60,8003,425,000330.0
2017-03-282,5810.025,70025,7003,250,300345.0
2016-09-272,0490.00.00.05,244,7000.016.83
2016-03-282,251128,0004,800-123,2002,890,300115.0
2015-03-2630874,0001,401,0001,327,00042,639,00013.5
2014-09-252975,662,0005,824,000162,00030,760,00012.0
2014-03-2626810,480,00010,298,000-182,00045,311,00013.0
2013-09-253482,263,0001,937,000-326,00037,750,00012.0
2013-03-262395,434,0006,904,0001,470,00033,780,0003
2012-09-25159-5,320,000-8,290,000-2,970,00060,817,0000.156.03
2012-03-272345,658,0007,688,0002,030,00030,386,0003
2011-09-272231,644,0002,271,000627,00018,587,0003
2011-03-28264917,000302,000-615,00038,396,0001

日本製鉄(5401)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は793、クロス取引可能な貸借銘柄は553、同じ優待分類の企業も多いです。

    日本製鉄と同じ優待分類の銘柄です。

    尚、3月実施の『その他』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は988,217,000と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)13,90011,600337,7001,5002,50022,100315,60015.280
    11/19(火)6,20021,200335,40020031,60023,100312,30014.520
    11/18(月)31,5000350,40017,100054,500295,9006.430
    11/15(金)2008,700318,90016,600037,400281,5008.530
    11/14(木)24,4003,800327,40001,80020,800306,60015.740
    11/13(水)112,1002,400306,80004,90022,600284,20013.580
    11/12(火)6,20089,600197,100030027,500169,6007.170
    11/11(月)8,60012,300280,500060,50027,800252,70010.090
    11/08(金)1,10076,000284,20058,10010088,300195,9003.220
    11/07(木)33,70028,800359,1007,30018,00030,300328,80011.850
  5. 日本製鉄の発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2022/03/29:530円 (1日)
    • 2012/09/25:15円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は900株なので、実際の逆日歩金額はさらに9倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:必要株数では警戒範囲
    優待取得の最低投資金額だけでも100万越え、さらに2つのバリエーションもあり警戒が必要です。
    • 1000株:約311万円
    • 5000株:約1,557万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    優待価値は低いですが、『日本製鉄』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。

    • 大東港運
    • カーリットHD
    • ティアック
    • ニトリHD


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日本製鉄(5401)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

日本製鉄の逆日歩の次は、貸株料(手数料)です。

11月21日の終値、株価3,113円の必要株数分(900株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額280万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/272598591230307598215
23/2651,4961,4775757671,496537
33/2561,7951,7726909211,795644
43/2472,0942,0678051,0742,094752
53/2182,3932,3639211,2272,393859
63/2092,6932,6581,0361,3812,693967
73/19123,5903,5441,3811,8413,5901,289
83/18133,8893,8391,4961,9953,8891,396
93/17144,1884,1351,6112,1481,504
103/14154,4884,4301,7262,3011,611
113/13164,7874,7251,8412,4551,718
123/12195,6845,6122,1862,9152,041
133/11205,9845,9072,3013,0682,148
143/10216,2836,2022,4163,2222,255
153/7222,5323,3752,363
163/6232,6473,5292,470
173/5262,9923,9892,792
183/4273,1074,1422,900
193/3283,2224,2963,007
202/28293,3374,4493,115
212/27303,4524,6033,222
222/26333,7975,0633,544

日本製鉄の権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額280万円、日本製鉄のクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、日本製鉄を280万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計600万円まで6,600円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(128日分)(+プレミアム料)
21,329円=6,600円+14,729円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:2,871円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(128日分)+プレミアム料
15,713円=385×2円+214円+14,729円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計600万円まで6,600円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(128日分)
26,238円=6,600円+19,638円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(128日分)
13,939円=192円+13,747円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、日本製鉄を280万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:1013円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が1013円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
1,161円=385×2円+215円+176円
GMOクリック証券
【1約定】

約定毎の手数料【現物:880円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が880円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
850円=264×2円+153円+169円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計600万円まで6,600円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
6,776円=6,600円+176円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:2,871円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
1,160円=385×2円+214円+176円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計600万円まで6,600円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
6,776円=6,600円+176円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計600万円まで6,600円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
6,769円=6,600円+169円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
1,154円=385×2円+215円+169円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
368円=192円+176円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
345円=176円+169円

投資金額280万円を2日の最終日に売買する場合、貸株料負担は必須ですが、売買手数料を抑える事は可能です。

※日本製鉄の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、日本製鉄の一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/21(木)700700700700
11/20(水)700700-700
11/19(火)700700700700
11/18(月)700700700700
11/15(金)700700700700
11/14(木)700700700700
11/13(水)700700700700
11/12(火)700700700700
11/11(月)500700700700

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

3月の株主優待情報をまとめて確認

日本製鉄(5401)のクロス取引・株主優待まとめ

日本製鉄の株主優待、一見すると鹿島アントラーズのJ1リーグ戦が観戦できると思ってしまいますが、抽選です。しかも、抽選するだけで約1,000万円の投資資金が必要です。

クロス取引するにしても、割が合わない優待品です。

おすすめは、1,000株保有の工場見学です。日本を代表する製鉄所の見学は、なかなかできるものではありません。この付加価値を金額に換算したら、5,000円でも安いと感じる方もいるでしょう。

ただし、工場見学って、現地までの費用は自腹になるのでご注意です。

なお、日本を代表する大型株ですが、株不足で逆日歩が発生する事もあるので、リスク分散を忘れずに!

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