生損保代理店大手『アドバンスクリエイト』の株主優待情報をまとめました。

一般信用売り在庫は、優待権利日の1か月前から争奪戦になる事が多い、クロス取引銘柄です。

そんな人気銘柄の優待詳細、逆日歩リスクとお得なクロス取引のやり方をご紹介です。

投資メモ

アドバンスクリエイトは、日本最大の保険比較サイト「保険市場(ほけんいちば)」を運営する企業
医療保険等の再保険受託、顧客管理システム等のクラウドサービスなど、販売戦略が見事

  • 保険代理店事業: インターネットを活用した保険商品の比較・販売
    顧客の保険ニーズに応えるため、通信販売、対面販売、ネット完結型の保険商品を提供
  • ASP事業: 保険会社や提携代理店向けに、業務を効率化するためのクラウドプラットフォームを提供
    保険関連事務の負担軽減を図っている
  • メディア事業: WEBマーケティングを駆使して広告業務を展開
  • 再保険事業: グループの保険代理店事業で獲得した保険契約を基に、再保険事業を展開

保険業界のデジタル化を推進する多角的なビジネスモデルが特徴の企業です。
保険市場の運営を通じて、インターネットを活用した保険商品の提供と効率化を進めています。

また、ASP事業によるクラウドサービスの提供や、保険専業の広告代理店としての成長も魅力的です。
特に、再保険事業を通じて収益源を多様化し、安定した収益基盤を確立しています。
保険業界でのイノベーションに積極的、長期的な成長ポテンシャルに期待です。

アドバンスクリエイト(8798)の株主優待

アドバンスクリエイト(8798)の株主優待は、自社サービスとカタログギフトの「フリージア」です。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
100株以上 2,500円相当のカタログギフト
保険市場 club offの利用権

アドバンスクリエイト(8798)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

2,500円相当のカタログギフトで、約1,000点のアイテムの中から好きな商品を選べます。

さらに、「保険市場 club offの利用権」にも注目です。
こちらは、「ベネフィット・ステーション」みたいなものと言ったら、わかりやすいでしょう。

映画料金が割引価格になったり、提携レストランの食事代が割引価格(例えば、安楽亭の食事料金が10%引き)になったりする、会員サービスです。

アドバンスクリエイトの株主になれば、この「保険市場 club off」の会員制優待サービスを受けることが可能です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

アドバンスクリエイトに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

アドバンスクリエイトの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年9月30日

権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り10ヵ月と5日(309日)
逆日歩日数:1日

アドバンスクリエイト(8798)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code8798優待内容カタログギフト
業種保険業上場市場東証プライム 
決算9月 優待月9月
本社大阪上場年月日2002年4月23日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数22,768,000企業のHP優待詳細
優待の種類カタログギフト

株価更新日:2024年11月21日

21日の終値株価690円最低投資額69,000円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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アドバンスクリエイト(8798)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-261,038-224,600-254,600-30,000139,00017.617.610.0停止
2023-09-271,159-122,400-143,800-21,400187,4008.2519.2317.5停止
2022-09-281,048-68,300-237,800-169,500298,7006.08.832.5
2021-09-281,096-63,300-237,000-173,700350,9002.417.6115.0注意
2020-09-282,239-20,300-88,800-68,50091,9003.8518.4125.0
2019-09-261,992-10,100-44,000-33,90052,0004.132.0125.0注意
2018-09-252,5790.0-14,200-14,20047,9000.1541.6325.0注意
2017-09-261,925-80,400-97,700-17,30069,00010.532.0325.0注意
2016-09-271,831-75,500-76,000-50030,3003.630.4325.0停止
2015-09-251,345-5,900-55,600-49,70057,80022.422.4122.5注意
2014-09-251,304-7,300-65,600-58,30073,60022.422.4120.0注意
2013-09-251,180-11,900-96,300-84,40097,30024.024.01
2012-09-2587016,400-9,700-26,10039,0000.453
2011-09-2799,600160122-381283

高額逆日歩が発生する可能性が非常に高いです。

でもきちんとデータを分析すると、規制(注意喚起・申込停止)との関係が分かってきます。

アドバンスクリエイト(8798)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は270(優待実施銘柄の全体は386)です。

    アドバンスクリエイトの優待と同じ分類の『カタログギフト』等の銘柄一覧。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    今までの優待権利日では、過去に9回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2024/09/26:1,760円 (1日)・・・停止
    • 2023/09/27:825円 (3日)・・・停止
    • 2021/09/28:240円 (1日)・・・注意
    • 2019/09/26:410円 (1日)・・・注意
    • 2018/09/25:15円 (3日)・・・注意
    • 2017/09/26:1,050円 (3日)・・・注意
    • 2016/09/27:360円 (3日)・・・停止
    • 2015/09/25:2,240円 (1日)・・・注意
    • 2014/09/25:2,240円 (1日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    東証プライム 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)2002007,8002,500013,100-5,3000.60
    11/19(火)4003,3007,80010020010,600-2,8000.740
    11/18(月)2,2006,20010,7001,3002,30010,70001.00
    11/15(金)1002,00014,7000011,7003,0001.260
    11/14(木)1,70030016,6003,000011,7004,9001.420
    11/13(水)500015,20002008,7006,5001.750
    11/12(火)30010014,700008,9005,8001.650
    11/11(月)20010014,500008,9005,6001.630
    11/08(金)010014,40005008,9005,5001.620
    11/07(木)50020014,500009,4005,1001.540
  5. アドバンスクリエイトの発生逆日歩

    ×:過去逆日歩では警戒範囲
    高額逆日歩の常連銘柄です。過去に4回も最大逆日歩になっているので、最大限の警戒が必要です。
    • 2024/09/26:1,760円 (1日)・・・停止
    • 2023/09/27:825円 (3日)・・・停止
    • 2022/09/28:600円 (3日)
    • 2021/09/28:240円 (1日)・・・注意
    • 2020/09/28:385円 (1日)
    • 2019/09/26:410円 (1日)・・・注意
    • 2018/09/25:15円 (3日)・・・注意
    • 2017/09/26:1,050円 (3日)・・・注意
    • 2016/09/27:360円 (3日)・・・停止
    • 2015/09/25:2,240円 (1日)・・・注意
    • 2014/09/25:2,240円 (1日)・・・注意
    • 2013/09/25:2,400円 (1日)
    • 2012/09/25:45円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:必要株数では低リスク
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    優待価値がアドバンスクリエイトと同じぐらいの銘柄。


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アドバンスクリエイト(8798)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

アドバンスクリエイトの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

11月21日の終値、株価690円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額6.9万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262151568155
29/2532222911228
39/246444417234416
49/237525120265219
59/228595823305921
69/199666626346624
79/1810747328387426
89/1713969537499634
99/1614103102405337
109/1515111109435740
119/1216118116456042
129/1117125124486445
139/1020147146577653
149/921155153607956
159/822628358
169/523658761
179/424689164
189/3277710271
199/2287910674
209/1298211077
218/29308511379
228/28318811782

アドバンスクリエイトの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額6.9万円、アドバンスクリエイトのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、アドバンスクリエイトを6.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(311日分)+プレミアム料882円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(311日分)+プレミアム料
1,080円=99円+99円+882円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(311日分)1,176円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(311日分)
828円=5円+823円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、アドバンスクリエイトを6.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ15円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
202円=99円+99円+4円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ15円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:90円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
191円=90円+97円+4円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料4円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
202円=99円+99円+4円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)4円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)4円
【超割】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
202円=99円+99円+4円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
9円=5円+4円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
9円=4円+4円

投資金額6.9万円の場合、貸株料、売買手数料ともに証券会社の差は少ないです。

※アドバンスクリエイトの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、アドバンスクリエの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/21(木)800800800800
11/20(水)800800-800
11/19(火)800800800800
11/18(月)700700800800
11/15(金)700700700700
11/14(木)700700700700
11/13(水)700700700700
11/12(火)700700700700
11/11(月)700700700700

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

アドバンスクリエイト(8798)のクロス取引・株主優待まとめ

アドバンスクリエイト(8798)の株主優待は、一言でいえば、大人気です。

約10万円の投資金額で2,500円相当のカタログギフト、さらに各種施設で利用できる会員サービスまでオマケで付いてきます。

注記喚起等の規制も多く、最大逆日歩も何度も発生しています。

ただ、アドバンスクリエイトの優待クロス取引熟練者は、もう逆日歩があるのは、織り込み済みなのでしょう。

注記喚起が発生しても、優待価値の方が上回る可能性が大だからです。

よって、クロス取引するなら、逆日歩リスクより、取引できなくなる申込停止(売禁)になるリスクを警戒した方が良いでしょう。

貸株料も定額なので、本当に優待が欲しいなら、数日前に制度信用クロスをする選択肢もあります。

ただし、過去前例をみない、高額逆日歩というリスクがあることだけは、忘れないでください。

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