生損保代理店大手『アドバンスクリエイト』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得な優待クロス取引のやり方がわかります。

アドバンスクリエイトは、日本最大の保険比較サイト「保険市場(ほけんいちば)」を運営する企業です。
医療保険等の再保険受託、顧客管理システム等のクラウドサービスなど、販売戦略が見事!

アドバンスクリエイト(8798)の株主優待

アドバンスクリエイト(8798)の株主優待は、自社サービスとカタログギフトの「フリージア」です。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
100株以上2,500円相当のカタログギフト
保険市場 club offの利用権

アドバンスクリエイト(8798)の優待権利日は年1回、9月のみです。

2,500円相当のカタログギフトで、約1,000点のアイテムの中から好きな商品を選べます。

さらに、「保険市場 club offの利用権」にも注目です。

こちらは、「ベネフィット・ステーション」みたいなものと言ったら、わかりやすいでしょう。

映画料金が割引価格になったり、提携レストランの食事代が割引価格(例えば、安楽亭の食事料金が10%引き)になったりする、会員サービスです。

アドバンスクリエイトの株主になれば、この「保険市場 club off」の会員制優待サービスを受けることが可能です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

アドバンスクリエイトの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り6ヵ月と5日(189日)
逆日歩日数:3日

アドバンスクリエイト(8798)の基本情報

code8798優待内容カタログギフト
業種保険業上場市場東証プライム 
決算9月 優待月9月
本拠地大阪上場年月日2002年4月23日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類自社商品
最低必要株100.0最低投資額106,500円
配当予想32.5配当落日2022年9月29日
発行済株数22,557千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

アドバンスクリエイト(8798)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-281,096-63,300-237,000-173,700350,9002.417.6115.0注意
2020-09-282,239-20,300-88,800-68,50091,9003.8518.4125.0
2019-09-261,992-10,100-44,000-33,90052,0004.132.0125.0注意
2018-09-252,5790-14,200-14,20047,9000.1541.6325.0注意
2017-09-261,925-80,400-97,700-17,30069,00010.532.0325.0注意
2016-09-271,831-75,500-76,000-50030,3003.630.4325.0停止
2015-09-251,345-5,900-55,600-49,70057,80022.422.4122.5注意
2014-09-251,304-7,300-65,600-58,30073,60022.422.4120.0注意
2013-09-251,180-11,900-96,300-84,40097,30024.024.01
2012-09-2587016,400-9,700-26,10039,0000.453
2011-09-2799,600160122-381283

アドバンスクリエイト(8798)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    アドバンスクリエイトの優待分類と同じ『カタログギフト』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『自社商品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:投資は自己判断で!
    今までの優待権利日では、過去に7回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2021年9月 :240円 (1日)・・・注意
    • 2019年9月 :410円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :1,050円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :360円 (3日)・・・停止
    • 2015年9月 :2,240円 (1日)・・・注意
    • 2014年9月 :2,240円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は22,557千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)004,300001004,20043.00
    03/16(木)2008004,300001004,20043.00
    03/15(水)80004,900001004,80049.00
    03/14(火)03004,10004001004,00041.00
    03/13(月)30004,4001005005003,9008.80
    03/10(金)20004,10040009003,2004.560
    03/09(木)02003,90040005003,4007.80
    03/08(水)20004,100001004,00041.00
    03/07(火)05003,900001003,80039.00
    03/06(月)04004,40001001004,30044.00
  5. アドバンスクリエイトの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    高額逆日歩の常連銘柄です。過去に3回も最大逆日歩になっているので、最大限の警戒が必要です。
    • 2021年9月 :240円 (1日)・・・注意
    • 2020年9月 :385円 (1日)
    • 2019年9月 :410円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :1,050円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :360円 (3日)・・・停止
    • 2015年9月 :2,240円 (1日)・・・注意
    • 2014年9月 :2,240円 (1日)・・・注意
    • 2013年9月 :2,400円 (1日)
    • 2012年9月 :45円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

アドバンスクリエイト(8798)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

アドバンスクリエイトの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

3月17日の終値、株価1,065円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額10.7万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274464518234616
29/265575622295721
39/256696826356925
49/227807931418029
59/218919035479133
69/2011126124486412645
79/1912137135537013749
89/1513149147577653
99/1414160158628257
109/13182062037910674
119/12192172148411178
129/11202292268811782
139/8212402379212386
149/7222522489712990
159/625110147103
169/526114152107
179/427119158111
189/128123164115
198/3129128170119
208/3032141188131
218/2933145193135

アドバンスクリエイトの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額10.7万円、アドバンスクリエイトのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、アドバンスクリエイトを10.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(193日分)+プレミアム料849円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(193日分)+プレミアム料
1,112円=115円+148円+849円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(193日分)1,132円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(193日分)
799円=7円+792円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、アドバンスクリエイトを10.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ46円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
276円=115円+148円+13円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ45円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
256円=100円+143円+13円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料13円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
276円=115円+148円+13円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)13円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:10.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)13円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
276円=115円+148円+13円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
21円=7円+13円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
20円=7円+13円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので4日です。

※アドバンスクリエイトの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

アドバンスクリエイト(8798)のクロス取引・株主優待まとめ

アドバンスクリエイト(8798)の株主優待は、一言でいえば、大人気です。

約10万円の投資金額で2,500円相当のカタログギフト、さらに各種施設で利用できる会員サービスまでオマケで付いてきます。

注記喚起等の規制も多く、最大逆日歩も何度も発生しています。

ただ、アドバンスクリエイトの優待クロス取引熟練者は、もう逆日歩があるのは、織り込み済みなのでしょう。

注記喚起が発生しても、優待価値の方が上回る可能性が大だからです。

よって、クロス取引するなら、逆日歩リスクより、取引できなくなる申込停止(売禁)になるリスクを警戒した方が良いでしょう。

貸株料も定額なので、本当に優待が欲しいなら、数日前に制度信用クロスをする選択肢もあります。

ただし、過去前例をみない、高額逆日歩というリスクがあることだけは、忘れないでください。

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