ディップ株主優待クロス取引

ディップは、求人広告ポータルサイトで成長してきた企業です。

「バイトル」のサービス名で有名なディップです。

TVCMなどで「ディップさんの時給あげてください!」で社名を聞いたこともあるのではないでしょうか。

そんな、ディップの株主優待制度、クロス取引コスト、過去の逆日歩一覧をまとめました。

投資メモ

ディップは、日本最大級の求人情報サイト「バイトル」や「はたらこねっと」を運営している企業です。
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ディップ(2379)の株主優待

ディップの株主優待制度は、みんな大好きQUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
100株以上 QUOカード(500円分)
500株以上 QUOカード(1,000円分)

年に2回、2月末、8月末がディップの優待権利日です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待制度を利用した感想

ディップの優待を取得するのに必要な投資金額は、100株でも30万円以上です。

優待利回りを考えた場合、あまりお得ではありません。

それでも、優待品がQUOカードなので、資金に余裕がある時は、常にチェックしています。

QUOカードも、ディップオリジナルのQUOカードなので、QUOカードマニアなら、高額で買ってくれるかもしれませんが、今のところ額面以上になったという話は聞いていません。

QUOカード額面500円、コンビニで利用すればあっという間になくなってしまいます。

でも、マツキヨなど、特売商品の購入なら、たっぷり買い物できるので、重宝している優待銘柄の1つです。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年8月31日」です。

権利付き最終日の「8月28日」までに100株以上の取得が必要です。

ディップに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ディップの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年8月31日

権利付き最終日:8月28日(水)・・・残り3ヵ月と20日(112日)
逆日歩日数:3日

ディップ(2379)の基本情報

情報更新日:2024年3月30日

code2379優待内容クオカード
業種サービス業上場市場東証プライム 
決算2月 優待月2月、8月
本社東京上場年月日2004年5月27日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数60,140,000企業のHP優待詳細
優待の種類金券

株価更新日:2024年5月2日

2日の終値株価2,685円最低投資額268,500円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ディップ(2379)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2024-02-272,67432,1000.0-32,100961,6000.021.6148.0
2023-08-293,54022,2000.0-22,200527,0000.028.8135.0
2023-02-243,50525,20028,9003,700815,1000.028.8138.0
2022-08-293,610-6,400-50,000-43,600423,6001.8529.6135.5
2022-02-243,3350.0-22,900-22,900423,1000.027.2134.0
2021-08-273,395-21,900-53,000-31,100449,2000.527.2127.0
2021-02-243,065-82,400-100,400-18,000612,4004.6524.8329.0
2020-08-272,3050.0-19,600-19,600646,9000.019.2127.0
2020-02-262,946-34,900-52,800-17,900422,7004.0524.0326.0
2019-08-282,436-57,500-119,100-61,600668,2000.320.0324.0
2019-02-252,08516,90045,60028,700483,400126.0
2018-08-282,58332,20047,60015,400472,400324.0
2018-02-233,3107,200-4,600-11,800387,4000.027.2124.0
2017-08-282,31520,80019,100-1,700495,200119.0
2017-02-232,30249,70048,600-1,100376,500120.0
2016-08-262,897-89,600-93,300-3,700278,6001.023.2116.0
2016-02-242,008-3,400127,900131,300840,100117.0
2015-08-2612,720-13,500-5,1008,400233,8000.3204.8145.0注意
2015-02-245,380-53,500-57,800-4,30066,8000.4586.4352.0
2014-08-265,190-156,400-150,1006,300112,8000.4583.2326.0
2014-02-251,513-46,500-46,100400137,0000.916.0323.0
2013-08-2747137,00046,2009,2009,1003
2013-02-2525641,30033,300-8,00068,9001
2012-08-2829,200667665-22223
2012-02-2424,430271471205741
2011-08-2618,200263306431441
2011-02-2328,3304904900.02261

逆日歩0(ゼロ)の時もありますが、400円を超える逆日歩が発生する時もあります。

ディップ(2379)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(8月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 8月31日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    全部で110の企業で優待を実施、クロス向けは69、特にQUOカード優待は人気なので、注意が必要です。

    ディップと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、8月実施のQUOカード優待は、他にもあります。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2015/08/26:30円 (1日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は60,140,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年5月8日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    05/07(火)3001,20024,5000010024,400245.00
    05/02(木)03,20025,4000010025,300254.00
    05/01(水)1,000028,600030010028,500286.00
    04/30(火)2,70030027,600300040027,20069.00
    04/26(金)200025,2000010025,100252.00
    04/25(木)800025,0000010024,900250.00
    04/24(水)1001,10024,2000010024,100242.00
    04/23(火)1,200025,2000010025,100252.00
    04/22(月)2005,90024,0000010023,900240.00
    04/19(金)600029,700080010029,600297.00
  5. ディップの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去10回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022/08/29:185円 (1日)
    • 2021/08/27:50円 (1日)
    • 2021/02/24:465円 (3日)
    • 2020/02/26:405円 (3日)
    • 2019/08/28:30円 (3日)
    • 2016/08/26:100円 (1日)
    • 2015/08/26:30円 (1日)・・・注意
    • 2015/02/24:45円 (3日)
    • 2014/08/26:45円 (3日)
    • 2014/02/25:90円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約27万円
    • 500株:約134万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

    優待価値は低いですが、『ディップ』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。


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ディップ(2379)のクロス取引(制度信用・一般信用)

投資金額がそこそこ必要、一般信用売り在庫があるなら、逆日歩リスクのない一般信用クロス取引の方が、安心です。

逆日歩リスクの次は、ディップのクロス取引手数料で比較です。

5月2日の終値、株価2,685円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額26.9万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
18/284115113445911541
28/275144142557414452
38/266172170668817262
48/2372011997710320172
58/2282302278811823083
68/2111316312122162316113
78/2012345340133177345124
88/1913374369144192374134
98/1614402397155206144
108/1515431426166221155
118/1418517511199265186
128/1319546539210280196
138/920575567221295206
148/821604596232310217
158/725276368258
168/626287383268
178/527298398279
188/228310413289
198/129321427299
207/3132354472330
217/3033365486340

ディップの権利付最終日(2024年8月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額26.9万円、ディップのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年5月8日)から直近の優待権利日(2024年8月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ディップを26.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:26.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(116日分)+プレミアム料1,282円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(116日分)+プレミアム料
1,699円=198×2円+21円+1,282円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(116日分)
2,810円=1,100円+1,710円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(116日分)
1,215円=18円+1,197円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ディップを26.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ115円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
451円=198×2円+21円+34円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ113円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
421円=187×2円+15円+32円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料34円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
450円=198×2円+21円+34円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,134円=1,100円+34円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)32円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
449円=198×2円+21円+32円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
52円=18円+34円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
49円=17円+32円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※ディップの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、ディップの一般信用売り在庫の近況です。

月/日朝方日中夕方
05/07(火)3,9003,9003,9003,900
05/06(月)3,9003,9003,9003,900
05/03(金)3,9003,9003,9003,900
05/02(木)3,9003,9003,9003,900
05/01(水)3,8003,8003,9003,900
04/30(火)3,7003,7003,9003,800
04/29(月)3,9003,9003,7003,700
04/25(木)3,8003,8003,9003,900

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

8月の株主優待情報をまとめて確認

ディップ(2379)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ディップの優待は人気のQUOカードですが、利用できる金額が少ない
  • 逆日歩は常に発生、時には優待価値が相殺されるほどの金額になる時も!
  • 最大逆日歩リスクだけが高い割に優待価値が低い
  • ディップの場合、正解は現物保有、2,000円前半だった株価もここ数年で1.5倍近く上昇
  • さらに配当もここ数年、毎年金額を増やしている
  • 優待クロス取引で手数料負けするぐらいなら、現物保有がおすすめ