旧大阪魚市場『OUGホールディングス』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方がわかります。

OUGホールディングスは、中央卸売市場を拠点とする水産物の卸売りで、国内最大規模の企業です。
さらにブリ、マグロ等の「養殖事業」、水産、米飯加工などの「食品加工事業」など、水産物流通業界をリード!

OUGホールディングス(8041)の株主優待

OUGホールディングス(8041)の株主優待は、自社サービスの水産加工品です。

優待内容詳細

保有株式数 優待の内容(水産加工品)
3年未満 継続保有3年以上
100株以上 2,000円相当 4,000円相当
500株以上 4,000円相当 8,000円相当

OUGホールディングス(8041)の優待権利日は年1回9月末のみです。

優待品は、水産加工品の選べるギフトです。

自社ビジネスに関連する優待品だけあって、なかなか豪華な水産加工品が揃っており、保有株数、継続保有期間に応じて選べます。

「輪島の朝 干物詰合せ」や「味付け数の子・いくらセット」など、いかにも水産事業者らしい優待品になっており、テンション上がる事間違いなし!

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、3年以上の継続保有で優待価値が2倍になるランクアップ特典です。

継続保有の条件

毎年9月30日および3月31日において、同一株主番号で連続して7回以上株主名簿に記載または記録されること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

OUGホールディングスに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

OUGホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年9月30日

権利付き最終日:9月26日(木)・・・残り4ヵ月と29日(152日)
逆日歩日数:1日

OUGホールディングス(8041)の基本情報

情報更新日:2023年2月10日

code8041優待内容自社グループ取扱商品
業種卸売業上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月9月
本社大阪上場年月日1961年10月1日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数5,562,000企業のHP優待詳細
優待の種類食品

株価更新日:2024年4月26日

26日の終値株価2,679円最低投資額267,900円
最低必要株数100継続保有特典

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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OUGホールディングス(8041)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2023-09-272,470-7,800-49,400-41,60061,4001.6540.030.0注意
2022-09-282,797-4,000-24,300-20,30031,3000.344.830.0注意
2021-09-282,929-10,500-39,900-29,40043,4000.148.01注意
2020-09-282,860-15,700-47,700-32,00056,2000.146.41注意
2019-09-262,843-15,000-49,500-34,50049,10046.446.41注意
2018-09-252,791-6,100-34,500-28,40063,8000.1544.83注意
2017-09-26286-21,000-20,0001,000346,0000.158.03停止
2016-09-2725851,000-351,000-402,000578,0001.58.03注意
2015-09-25271-131,000-391,000-260,000378,0000.058.01注意
2014-09-25244-88,000-503,000-415,000537,0004.58.01注意
2013-09-251903,000-509,000-512,000724,0000.112.01
2012-09-2515852,00045,000-7,000433,0003
2011-09-2716361,000-67,000-128,000268,00018.03

OUGホールディングス(8041)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2024年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は388、クロス取引可能な貸借銘柄は277、同じ優待分類の企業も多いです。

    OUGホールディングスと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、9月実施の『食品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    今までの優待権利日では、過去に8回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2023/09/27:165円 (3日)・・・注意
    • 2022/09/28:30円 (3日)・・・注意
    • 2021/09/28:10円 (1日)・・・注意
    • 2020/09/28:10円 (1日)・・・注意
    • 2019/09/26:4,640円 (1日)・・・注意
    • 2018/09/25:15円 (3日)・・・注意
    • 2017/09/26:15円 (3日)・・・停止
    • 2016/09/27:150円 (3日)・・・注意
    • 2015/09/25:5円 (1日)・・・注意
    • 2014/09/25:450円 (1日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    逆日歩更新日:2024年4月26日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    04/25(木)2006007,50010002007,30037.50
    04/24(水)03007,900001007,80079.00
    04/23(火)1,20008,200001008,10082.00
    04/22(月)2006007,000001006,90070.00
    04/19(金)4,9002007,4001001001007,30074.00
    04/18(木)01002,70010001002,60027.00
    04/17(水)002,8000002,800-0
    04/16(火)40002,8000002,800-0
    04/15(月)20002,4000002,400-0
    04/12(金)002,2000002,200-0
  5. OUGホールディングスの発生逆日歩

    ×:過去逆日歩では警戒範囲
    最大逆日歩は、過去に1回発生していますが、それより逆日歩の常連、今まで10回逆日歩が発生しています。
    • 2023/09/27:165円 (3日)・・・注意
    • 2022/09/28:30円 (3日)・・・注意
    • 2021/09/28:10円 (1日)・・・注意
    • 2020/09/28:10円 (1日)・・・注意
    • 2019/09/26:4,640円 (1日)・・・注意
    • 2018/09/25:15円 (3日)・・・注意
    • 2017/09/26:15円 (3日)・・・停止
    • 2016/09/27:150円 (3日)・・・注意
    • 2015/09/25:5円 (1日)・・・注意
    • 2014/09/25:450円 (1日)・・・注意
    • 2013/09/25:10円 (1日)
    • 2011/09/27:1,800円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約27万円
    • 500株:約134万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:優待価値では警戒範囲
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

    OUGホールディングスと優待価値が2,000円でほぼ一緒、9月実施の優待一覧。


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OUGホールディングス(8041)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

OUGホールディングスは、逆日歩の発生しない、一般信用クロス取引も可能です。

4月26日の終値、株価2,679円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額26.8万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262575722295721
29/255143141557314351
39/246172170668817262
49/2072001987710320072
59/1982292268811722982
69/1812344339132176344123
79/1713372367143191372134
89/1314401396154206144
99/1215430424165220154
109/1119544537209279195
119/1020573565220294206
129/921601594231308216
139/622630622242323226
149/523659650253338236
159/426286382267
169/327297396278
179/228308411288
188/3029319426298
198/2930330441308
208/2833363485339

OUGホールディングスの権利付最終日(2024年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額26.8万円、OUGホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年4月27日)から直近の優待権利日(2024年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、OUGホールディングスを26.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:26.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(154日分)+プレミアム料1,696円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(154日分)+プレミアム料
2,113円=198×2円+20円+1,696円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(154日分)
3,361円=1,100円+2,261円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(154日分)
1,601円=18円+1,583円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、OUGホールディングスを26.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ57円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
433円=198×2円+21円+17円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ57円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
405円=187×2円+15円+16円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料17円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
433円=198×2円+20円+17円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
1,117円=1,100円+17円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)16円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
433円=198×2円+21円+16円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
35円=18円+17円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
33円=17円+16円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※OUGホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

OUGホールディングス(8041)のクロス取引・株主優待まとめ

OUGホールディングス(8041)は、注意喚起常連銘柄です。

2019年9月末には、高額の最大逆日歩4,640円が発生しています。

実は、OUGホールディングス、2017年10月1日まで、1,000株単元の銘柄でした。よって、優待取得にも1,000株必要であり、より逆日歩リスクが高かったのです。(1,000株保有で3,500円相当の水産加工品)

それが、2018年9月末の優待より、100株単元と10株を1株にする株式併合で、100株で優待取得できるように変更です。

逆日歩リスクが軽減されたと思われてから、なんと2年目に最大逆日歩発生です。

逆日歩に絶対安心はないという、ちょっと怖い過去事例でした。

なおOUGホールディングス、2021年9月末には、長期保有制度の拡充と、100株で貰える優待品の価値を2,000円にする改悪の2つの変更を同時におこない、現時点での優待制度になっています。

最大逆日歩発生後は、逆日歩金額も少額で落ち着いていますが、注意喚起は、相変わらず発生中!

発行済株式数が少なく、優待価値が高いなど、高額逆日歩が発生する条件がいくつもそろっているので、クロス取引する際は、最大限の警戒が必要でしょう。

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