ケイ・ウノ(259A)が新規上場承認されました。
10月IPOの第2弾、快進撃はこれからの予感です。
今回の新規上場案件は、名証ネクスト市場での上場です。
当サイトでは、ケイ・ウノ(259A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
ケイ・ウノ(259A)の上場企業情報とIPO概要
企業名 | ケイ・ウノ |
---|---|
企業名(en) | K-uno,CO.,LTD. |
企業名(kana) | ケイウノ |
業種 | 小売業 |
本社 | 愛知県 |
決算日 | 9月30日 |
市場 | 名古屋証券取引所ネクスト |
主幹事 | 岡三証券 |
社員数 | 506(人) |
平均年齢 | 32.0(歳) |
平均勤続年数 | 9.0(年) |
平均年間給与 | 3,894,000(円) |
上場企業情報は、9月4日(水)提出の有価証券届出書が参考元です。
ケイ・ウノは、愛知県に本社がある企業で、業種は小売業です。
名古屋証券取引所ネクスト市場での上場で、主幹事は岡三証券です。
社員数は506(人)、平均年齢32.0(歳)、平均勤続年数9.0(年)、平均年間給与3,894,000(円)です。
愛知県での小売業、実際どんなビジネスモデルなのか調べてみました。
事業内容の解説【投資家向けポイント】
株式会社ケイ・ウノを中心とし、子会社の株式会社ユートレジャーとU International Factory Co., Ltd.、および関連会社1社によって構成されています。
主な事業はジュエリーおよび時計の製造・販売であり、製造小売事業の単一セグメントとして運営されています。
事業の強みとビジョン
オーダーメイドジュエリーおよび時計を中心に、消費者の多様なニーズに応えるビジネスモデルを構築しています。一人ひとりのニーズに応じた特別なデザインを提供することで、既製品にはない「100%の満足」を追求しているのが特徴です。
事業モデルと提供サービス
ジュエリーのデザインから製造・販売までを自社で一貫して行うことで、高品質かつ付加価値の高いサービスを全国に展開しているビジネスモデルです。
オーダーメイドの他にも、ディズニージュエリーを展開する「Disney Treasure created by K.UNO」や、アニメやゲームキャラクターのジュエリーを扱う「UTREASURE」などのブランドを持ち、幅広い顧客層に対応しているのが魅力です。
オーダーメイドのプロセスと顧客満足度の向上
婚約指輪や結婚指輪をはじめとするブライダルジュエリーのオーダーメイドが主要なサービスであり、その後もファッションジュエリーやリフォームジュエリーなどを通じて、顧客との長期的な関係を築いています。
さらに、顧客情報をデータ化し、ライフイベントに応じた最適なタイミングでのアプローチを行うCRM手法を活用することで、顧客生涯価値(LTV)の最大化を目指しています。
アフターサービス
購入後のアフターサービスにも力を入れており、ほとんどの商品に対して、永久無料保証を提供。
オーダーメイドに特化した高付加価値のサービス提供、それを支える製造から販売までの一貫した体制、そして顧客との長期的な関係構築が強みなのが、ケイ・ウノ(259A)です。
ケイ・ウノ(259A)のIPOスケジュールと購入方法
上場日 | |
---|---|
仮条件決定日 | |
BB期間 | ~ |
当選発表日 | |
購入申込期間 | ~ |
※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。
2024年10月8日(火)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。
仮条件決定日は9月18日(水)、そのままBB期間が始まるので、IPOが欲しい方、この期間に各証券会社での申込が必要です。
公募価格が発表される9月30日(月)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。
BB抽選に当選した場合、10月1日(火)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。
IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】
-
証券会社の口座開設
ネット証券が手軽でおすすめ
IPO主幹事実績の多いの証券会社もよい -
スマホ(ネット)からIPOの抽選に申込【1回目】
-
9月30日(月)に当選落選を確認
当選の場合10月4日(金)迄に購入申込【2回目】 -
10月8日(火)の上場後に売却可能
念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。
初値に影響がある上場日リスク
- 直前のIPO:2024年10月1日(火)上場
:食料品 - 直後のIPO:2024年10月11日(金)上場
:情報・通信業
上場日は10月8日、現時点で他のIPOと上場日はかぶっていません。
ケイ・ウノ(259A)のIPOデータ
公募株数 | 100,000(株) |
---|---|
売出株数 | 99,200(株) |
公開株数 | 199,200(株) |
オーバーアロットメント | 29,800(株) |
公開株数(OA含む) | 229,000(株) |
新規発行株式 | 100,000(株) |
上場時発行済株式総数 | 1,043,200(株) |
オファリング・レシオ | 19.1(%) |
オファリング・レシオ(OA含む) | 22.0(%) |
資本金 | 30.0(百万円) |
吸収金額 | 4.6(億円) |
吸収金額(OA含む) | 5.3(億円) |
時価総額 | 24.2(億円) |
吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。
- 吸収金額 = 公開株数 × 想定価格
- 時価総額 = 発行済株式総数 × 想定価格
吸収金額は、4.6(億円)、オーバーアロットメント迄含めると5.3(億円)です。
市場規模はそれほど大きくなく、外部要因的には決して悪くない数値です。
売出株数と公募株数の割合もほぼ一緒、通常なら全然余裕で吸収できる金額です。
配当・優待の期待は?
ケイ・ウノ(259A)は配当を実施しておらず、内部留保の拡充を優先しています。将来的には配当の可能性を示唆しているものの、現時点では配当が行われていないため、配当や株主優待の可能性は低いと考えられます。
ただし、「収益力向上に努め株主の皆さまの利益貢献に努めてまいります」という表現から、今後の業績が改善した場合には配当を再開する可能性があることも示唆されています。
現状では、内部留保を重視しているため、配当や優待を期待するのは難しい状況です。
ただし、多くのジュエリー企業が優待を実施していることから、知名度アップのため、優待は割と早く実施する可能性はあります。
資金の使い道
ケイ・ウノ(259A)は、IPOで得た資金を、以下の3つの主要な目的に使う予定です。
- 国内新規出店の設備投資: ケイウノブランドの新しい店舗を開設するために、総額150,000千円を投資
2025年9月期に50,000千円、2026年9月期に100,000千円が予定 - 既存店の内外装改修: 集客力を高めるため、既存店舗のリニューアルに38,800千円を充当
2025年9月期と2026年9月期に、それぞれ19,400千円ずつ投資 - システム開発と更新: 原材料管理システムの更新、新しい販売システムの開発、および老朽化したサーバーの更新に70,000千円を投資
2025年9月期に30,000千円、2026年9月期に40,000千円が充当
さらに、残った資金は、優秀な人材の確保や広告宣伝費などの運転資金に充てる予定です。
ケイ・ウノ(259A)のIPO価格
想定価格 | 2,320円 |
---|---|
仮条件価格 | ー |
公募価格 | ー |
投資資金 | 23.2(万円) |
ケイ・ウノの想定価格は2,320円です。
9月18日(水)に仮条件価格が決定し、BB抽選後に公募価格が決定します。
投資資金は想定価格から計算し、23.2(万円)です。
初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】
以前は強かった地方上場案件ですが、ここ最近は、公募価格を多少上回るだけの案件が多いのか、人気が今一つです。
ただ、ケイ・ウノ(259A)の場合、愛知県から全国展開の可能性を秘めています。
海外店舗もあり、ビジネス拡大に積極的であることから、長い視野でみると、期待はできます。
新規上場発表時すぐの初値予想としては、公募価格を多少上回る程度だと考えています。
今後、上場日直前まで、随時初値予想記事をアップしていく予定です。
ケイ・ウノ(259A)IPOの幹事団
証券会社名 | 割当株数【株】 | 公募割合【%】 |
---|---|---|
岡三証券 | ー | ー |
東海東京証券 | ー | ー |
安藤証券 | ー | ー |
SMBC日興証券 | ー | ー |
SBI証券 | ー | ー |
岩井コスモ証券 | ー | ー |
極東証券 | ー | ー |
Jトラストグローバル証券 | ー | ー |
丸三証券 | ー | ー |
あかつき証券 | ー | ー |
東洋証券 | ー | ー |
松井証券 | ー | ー |
水戸証券 | ー | ー |
楽天証券 | ー | ー |
合計 | 100,000.0 | 0.0 |
主幹事は、岡三証券です。
その他、取り扱いの可能性があるのが、岡三証券のグループ企業、岡三オンライン証券です。
その他、多くのネット証券会社で取り扱いがあるので、数打てば当選するの戦略が通用するかもしれません。
ケイ・ウノ(259A)IPOの主要株主
株主名 | 保有株数 【株】 |
保有割合率 【%】 |
潜在株数 【株】 |
潜在割合率 【%】 |
---|---|---|---|---|
有限会社秀吉 | 410,000 | 39.49 | – | – |
久野 新太郎 | 127,000 | 12.23 | – | – |
久野 栄太 | 123,000 | 11.85 | – | – |
ケイ・ウノ社員持株会 | 87,000 | 8.38 | – | – |
伊藤 崇史 | 52,000 | 5.01 | 12,000 | 1.16 |
渡沼 和則 | 52,000 | 5.01 | 12,000 | 1.16 |
青木 興一 | 52,000 | 5.01 | 12,000 | 1.16 |
あいぎん未来創造ファンド4号(LPS) | 31,600 | 3.04 | – | – |
名古屋中小企業投資育成(株) | 20,000 | 1.93 | – | – |
その他30名 | 55,000 | 5.30 | 55,000 | 5.30 |
JAIC企業育成(LPS) | 10,000 | 0.96 | – | – |
― | 7,000 | 0.67 | 4,000 | 0.39 |
(株)OKBキャピタル | 5,800 | 0.56 | – | – |
十六フロンティア第3号(LPS) | 5,800 | 0.56 | – | – |
(LPS)は、投資事業有限責任組合の事であり、ベンチャーキャピタルの可能性が高いです。
保有株数の多い順に、大株主上位14を表示しています。
ベンチャーキャピタルの出資もありますが、株主には上場後180日のロックアップがかかっています。
公開価格の1.5倍でロックアップが解除されることだけ注意です。
ケイ・ウノ(259A)IPO時の業績データと評価
新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。
連結決算データ
2022年 9月 |
2023年 9月 |
|
---|---|---|
売上高(百万円) | 5,823 | 6,170 |
経常利益(百万円) | 26 | 167 |
純資産額(百万円) | 786 | 865 |
総資産額(百万円) | 3,981 | 4,332 |
営業活動によるCF | 208 | 37 |
投資活動によるCF | -179 | -42 |
財務活動によるCF | -331 | 351 |
現金残高(百万円) | 635 | 978 |
1株当たり純資産額(円) | 834 | 918 |
1株当たり純利益(円) | 36 | 85 |
自己資本比率(%) | 19.76 | 19.98 |
自己資本利益率(%) | 4.45 | 9.71 |
従業員数 | 507 | 492 |
2022年9月から2023年9月までの2つの業績での比較です。
単独決算データ
2019年 9月 |
2020年 9月 |
2021年 9月 |
2022年 9月 |
2023年 9月 |
|
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 5,154 | 4,733 | 5,203 | 5,461 | 5,861 |
経常利益(百万円) | 77 | 60 | -71 | 37 | 211 |
純利益(百万円) | -39 | 22 | 405 | 44 | 43 |
純資産額(百万円) | 394 | 416 | 821 | 857 | 901 |
総資産額(百万円) | 4,106 | 4,253 | 3,920 | 3,826 | 4,156 |
資本金(百万円) | 112 | 112 | 30 | 30 | 30 |
1株当たり純資産額(円) | 83,560 | 88,229 | 174,299 | 909 | 956 |
1株当たり純利益(円) | -8,323 | 4,670 | 86,070 | 47 | 46 |
自己資本比率(%) | 9.60 | 9.78 | 20.97 | 22.41 | 21.69 |
自己資本利益率(%) | 5.44 | 65.57 | 5.31 | 4.98 | |
発行済株式総数 | 4,716 | 4,716 | 4,716 | 4,716 | 4,716 |
従業員数 | 462 | 483 | 482 | 454 | 449 |
2019年9月から2023年9月までの5つの業績での比較です。
2020年の大きく売上が下がっていますが、コロナ騒動があった年です。
その後は順調に売り上げアップを達成、経常利益も伸びてきています。
IPO参加スタンスと当選・落選結果
IPOに参加するかしないかで言いますと、参加するスタンスです。
地方上場というリスクはありますが、市場吸収金額が少ないので、需要はあるとみています。
IPOの瞬間で手堅く儲けるというより、応援していきたいという企業の魅力にも気が付かされた部分もあります。
公募割れ、現段階ではしないと思いますが、もししたら、安く手に入れるチャンスかもしれません。
こちらの記事は随時更新、今後の状況次第で、IPO初値予想や参加スタンスに関しては、加筆していく予定です。