黒田グループ(287A)が新規上場承認されました。
12月のIPO第4弾です。
エレクトロニクス業界および自動車業界への電子部品などを販売している卸売業(その他製品)です。
上場市場は、東証スタンダード市場、主幹事はSMBC日興証券です。
そんな黒田グループ(287A)のIPO初値予想に必要な情報を、有価証券届出書からまとめたのが、当記事です。
当サイトでは、黒田グループ(287A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
[html_table_cache file=’csv/html/ipo/287A/type1.html’ table_id=’ipo_table1′]事業内容の解説【投資家向けポイント】
黒田グループは、以下の3つの主要な事業を展開しています。
- 製造事業: 技術を活かして独自の製品を生産・供給
- 商社事業: 電子部品や電気材料などを国内外で販売
- 管理事業: グループ全体の企画・支援・管理を行う
1. 製造事業
製造事業は、国内外の拠点でニッチな製品を生産・供給しています。各国の拠点例は以下の通りです。
- 国内拠点:
- 株式会社コムラテック: 液晶用印刷版、超音波ハンダ付け装置の製造
- 株式会社Sohwa & Sophia Technologies: 組込みボード・電子回路の開発製造
- 日動電工株式会社: 電力資材の製造販売
- 黒田オートテック ジャパン株式会社: 車載用樹脂成形品の製造
- 海外拠点:
- タイ: ハードディスクドライブ向け部品の製造
- 中国: 自動機械の製造販売
- ベトナム: モーター用アルミ製品の製造
2. 商社事業
商社事業は、電子部品・半導体などを国内外で販売しています。各国の拠点例は以下の通りです。
- 日本: 黒田電気株式会社が電気材料・電子部品の販売を担当
- アメリカ: 自動車関連企業に電子部品を販売
- 中国: 上海を中心に輸出入業務を行う
- 東南アジア: シンガポール、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどで販売活動
- ヨーロッパ: チェコ拠点で欧州全体の販売を担当
3. 管理事業
管理事業は、グループ全体の経営企画や業務支援を行い、円滑な運営をサポートしています。
[html_table_cache file=”csv/html/ipo/287A/type1.html” table_id=”ipo_table2″] [html_table_cache file=”csv/html/ipo/287A/type1.html” table_id=”ipo_table3″]配当・優待の期待と投資のポイント
黒田グループは、株主への利益還元を重視して以下の配当方針を採用しています。
- 1. 安定した配当を目指す:
配当は「DOE(株主資本配当率)」を基準とし、年間配当額の目標は7%を目指す - 2. 累進配当を採用:
原則として減配は行わず、配当額は維持または増配を目指す - 3. 配当は年2回:
配当は、中間配当と期末配当の年2回実施予定 - 4. 手元資金の管理:
余剰資金は成長投資や財務の健全性向上に使用し、追加の株主還元も検討 - 5. 株主還元策の実施:
2023年6月には、30億円規模の自己株式取得を実施 - 6. 内部留保の活用:
内部留保資金は、技術開発やDX(デジタルトランスフォーメーション)、M&Aなどの成長投資に活用
株主優待に関しての記述はありません。
[html_table_cache file=”csv/html/ipo/287A/type1.html” table_id=”ipo_table4″]過去のIPO【市場吸収金額90億円前後】
吸収金額90億円前後の過去のIPO結果です。
| 上場日 IPO名 |
主幹事 業種 |
吸収金額 [億円] |
公募価格 [円] |
初値 [円] |
騰落率 [%] |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年10月16日(水) |
野村證券 サービス業 |
86.3 | 1,430 | 1,341 | -6.2 |
| 2024年6月20日(木) |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、大和証券 医薬品 |
111.6 | 460 | 430 | -6.5 |
| 2023年11月16日(木) |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券・他 小売業 |
103.3 | 1,360 | 1,271 | -6.5 |
| 2023年9月26日(火) |
SBI証券・他 情報・通信業 |
61.4 | 2,670 | 2,280 | -14.6 |
| 2023年9月25日(月) |
SBI証券・他 機械 |
74.5 | 4,630 | 4,420 | -4.5 |
| 2023年6月30日(金) |
野村證券 サービス業 |
75.1 | 600 | 590 | -1.7 |
初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】
IPO初値予想:マイナス要因
- 大型の売出株数 公募株はなく、売出株数が1,214万8,200株と大きい
オーバーアロットメント(OA)を含めると、公開株数は1,397万株に達し、需給バランスが悪化する懸念あり - オファリング・レシオが高め OAを含むオファリング・レシオは約30%と、やや高い水準
市場吸収額も89.4億円となり、中型IPOとしては大きめで、需給圧力がかかる可能性あり - スタンダード市場上場 東証スタンダード市場への上場であり、過去の同市場上場銘柄は初値がマイナスになっている
- ロックアップ解除リスク ケイエム・ツー・エルピーがロックアップ対象ですが、一部例外として、特定の条件下で担保権設定や株式売却が可能
- 過去の業績不安定さ 2020年から2022年にかけて赤字が続いた実績があり、成長性や安定性に対する懸念が残る
IPO初値予想:プラス要因
- 業績回復と成長の兆し 2023年から2024年にかけて、経常利益が増加しており、財務の健全性も改善傾向です。自己資本比率も34.4%と安定
- ロックアップの存在 ケイエム・ツー・エルピーと黒田グループ自体に対して、180日間のロックアップが設定、上場直後の株価が大量売却によって大きく下落するリスクが抑えられている
- グリーンシューオプションの活用 SMBC日興証券がグリーンシューオプションを設定しており、需給調整が可能
- 成長性が見込まれる製造業と商社業 ニッチ市場での技術力や、グローバルな商社ネットワークを活かした事業展開が強み
黒田グループのIPOは、売出株数が多く、需給バランスの悪化が懸念される一方で、業績回復やロックアップの効果がプラス要因です。
市場の全体的なIPO環境が悪化しない限り、初値は公募価格をやや上回(+5%程度の上昇)る可能性より、公募割れの可能性の方が高いかもしれません。(初回初値予想)
[include_html file=’csv/html/ipo/287A/type2.html’] [include_html file=’csv/html/ipo/287A/type3.html’]- ロックアップ対象者:
- 売出人および貸株人: ケイエム・ツー・エルピー
- 会社自体: 黒田グループ株式会社
- ロックアップ期間:
- 上場売買開始日から180日後の2025年6月14日
- 上場売買開始日から180日後の2025年6月14日
IPO参加スタンスと当選・落選結果
初値予想やIPO考察記事も、上場日まで随時更新していきます。
さて、今回のIPO初値予想記事はいかがでしたでしょうか?
現在、IPOのブログランキングに登録したばかりですが、もうすぐ1位を取れるかも知れません。
(IPO(新規公開株)カテゴリ以外に、株主優待、投資でFIREにも参加)
やる気につながりますので、応援よろしくお願いします。
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