GVA TECH(298A)が新規上場承認されました。
12月のIPO第12弾です。
非常にめんどくさい法務業務の効率化を目指す企業の上場です。
フィンテックではなく、法務とIT技術を融合した「リーガルテック」に特徴がある事業です。
事業内容は魅力的ですが、業績は赤字、IPO的には、やや迷う案件になりそうですが、そういう時は、過去データが参考になります。
そんなGVA TECH(298A)の初値予想に必要な各データを集計し、まとめて分析比較しているのが、当記事の内容です。
当サイトでは、GVA TECH(298A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
[html_table_cache file=’csv/html/ipo/298A/type1.html’ table_id=’ipo_table1′]事業内容の解説【投資家向けポイント】
GVA TECHは、法務とIT技術を融合した「リーガルテック」事業を展開する企業です。
「法とすべての活動の垣根をなくす」というビジョンのもと、企業の法務業務の効率化や法務サービスのデジタル化を進めています。
以下に主要事業をわかりやすく整理しました。
LegalTech SaaS事業
クラウド型法務OS「OLGA」を提供。
主なモジュール:
- AI法務アシスタントモジュール: 契約書レビューやリスク分析を自動化し、法務部門の作業効率を向上。
- 法務データ基盤モジュール: 法務情報を一元管理し、進捗・タスク管理、工数分析が可能。
- AI契約レビューモジュール: 契約書の論点やリスクをAIが自動検知し、ナレッジ活用を容易に。
- 契約管理モジュール: 契約書の期限管理や更新通知を自動化し、業務効率を改善。
SaaS型の収益モデル(サブスクリプション型料金)。
登記事業
中小企業やスタートアップを対象に、商業登記や法人登記手続きを簡略化するサービスを提供。
主なサービス:
- GVA法人登記: 必要事項を入力するだけで登記書類が自動生成され、簡単・確実に手続きが可能。
- GVA登記簿取得: 登記簿をオンラインで迅速に取得できる便利なサービス。
トランザクション型収益モデル(利用回数ごとに課金)。
GVA TECHの事業の強み
- 法務業務の効率化: AIを活用し、複雑な契約レビューや進捗管理を大幅に簡素化
- 企業支援: 法律の専門知識がなくても、簡単に登記手続きが可能なサービスを提供
- 収益モデルの多様性: サブスクリプション型とトランザクション型を併用し安定的な収益を確保
- 高い顧客満足度: 登記事業の顧客満足度調査で9割以上が「また利用したい」と回答
配当・優待の期待と投資のポイント
配当や優待の実施についても調べました。
配当に関して
- 配当政策: 会社は株主への利益還元を重視しているが、現時点では事業拡大や財務基盤の強化を最優先課題
- 配当の実施状況: 会社の業績が計画通りでない場合、配当が実施されない
- 内部留保の利用: 内部留保資金は、財務基盤の強化と事業拡大に活用
- 将来的な配当: 経営環境や業績に応じて、株主への利益還元を検討する方針
- 配当の頻度: 期末に年1回の配当を基本としているが、中間配当を行うことも可能
現時点では、事業拡大や財務基盤の強化が優先されているため、安定した配当を行うための体制が整うまでは配当は未定です。
株主優待に関しての記述はありません。
IPO資金の使い道と今後の計画
IPOで調達した資金は、主に運転資金と広告宣伝費に使われる予定です。
- 運転資金: 企業成長を支えるために人件費や採用教育費に投資
- 運転資金の内訳:
- 2025年12月期: 約13.4億円
- 2026年12月期: 約8.6億円
- 2027年12月期以降: 約5.4億円
- 広告宣伝費: 顧客獲得と認知度向上のため、リスティング広告や展示会出展などを行う
- 広告宣伝費の内訳:
- 2025年12月期: 約23.3億円
- 2026年12月期: 約18.6億円
過去のIPO【吸収金額10億円前後】
市場吸収金額10億円前後、情報・通信業、グロース市場での過去のIPO結果です。
| 上場日 IPO名 |
主幹事 | 吸収金額 [億円] |
公募価格 [円] |
初値 [円] |
騰落率 [%] |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年10月28日(月) |
SMBC日興証券 | 8.9 | 850 | 1,128 | 32.7 |
| 2024年8月21日(水) |
SMBC日興証券 | 8.5 | 1,300 | 1,673 | 28.7 |
| 2024年7月29日(月) |
SMBC日興証券 | 11.2 | 310 | 454 | 46.5 |
| 2024年5月28日(火) |
SBI証券 | 8.2 | 970 | 1,282 | 32.2 |
| 2024年3月28日(木) |
みずほ証券 | 11.0 | 460 | 1,021 | 122.0 |
| 2024年3月27日(水) |
SMBC日興証券 | 9.4 | 1,320 | 1,671 | 26.6 |
| 2023年10月23日(月) |
東海東京証券 | 9.4 | 910 | 837 | -8.0 |
| 2023年9月22日(金) |
大和証券 | 8.8 | 1,320 | 2,354 | 78.3 |
| 2023年6月23日(金) |
みずほ証券 | 10.6 | 1,260 | 3,950 | 213.5 |
| 2023年6月14日(水) |
大和証券 | 11.0 | 1,150 | 2,666 | 131.8 |
| 2023年4月26日(水) |
SMBC日興証券 | 11.9 | 1,750 | 4,445 | 154.0 |
| 2023年1月26日(木) |
東洋証券 | 8.1 | 1,000 | 3,650 | 265.0 |
| 2022年12月27日(火) |
みずほ証券 | 8.4 | 160 | 312 | 95.0 |
| 2022年12月20日(火) |
SMBC日興証券 | 11.1 | 660 | 1,280 | 93.9 |
| 2022年12月16日(金) |
SBI証券・他 | 9.1 | 920 | 2,120 | 130.4 |
| 2022年11月25日(金) |
大和証券 | 9.5 | 800 | 1,620 | 102.5 |
| 2022年10月28日(金) |
SMBC日興証券 | 8.9 | 1,650 | 3,805 | 130.6 |
| 2022年10月26日(水) |
SBI証券・他 | 8.4 | 300 | 503 | 67.7 |
| 2022年7月28日(木) |
みずほ証券 | 8.3 | 400 | 580 | 45.0 |
| 2022年4月4日(月) |
SMBC日興証券 | 8.7 | 1,390 | 3,190 | 129.5 |
さすがに、人気業種だけあって、公募割れより、初値高騰する可能性の方が高いです。
初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】
初値予想に必要な各種データを集め、マイナス要因、プラス要因に分けて分析しています。
IPO初値予想:マイナス要因
- :直近の業績では、GVA TECHは過去数年間で利益が赤字を計上しており、2023年も経常利益・純利益ともに減少
このような利益の不安定さは、投資家にとって懸念材料 - :自己資本比率が低く、自己資本利益率(ROE)も低迷、財務健全性に不安を抱える状況
- :純利益が安定せず、例年赤字、収益性について不安が残る
IPO初値予想:プラス要因
- :GVA TECHは2019年から2023年にかけて売上高を急激に増加、特に2023年には728百万円
急成長は、企業の将来性に対する期待を呼び起こす - :市場吸収金額は約9億円(オーバーアロットメントを含むと約10億円)と比較的小規模で、流動性が高く、需給バランスが安定しやすい
- :主要株主には180日のロックアップが設定、上場後の株価の暴落を避けるために一定の保護がある
GVA TECHのIPOは、売上成長や小型IPOというプラス要因がある一方で、利益の減少や財務不安、過去の赤字などのマイナス要因も目立ちます。
特に利益の不安定さと財務指標の弱さが、初値の上昇を抑える可能性があります。
初値予想としては、公開価格に対してやや上昇するものの、大きなリターンは見込みにくいと予想されます。
[include_html file=’csv/html/ipo/298A/type2.html’] [include_html file=’csv/html/ipo/298A/type3.html’]ロックアップ対象
ロックアップ期間の対象者: 以下の株主や関係者がロックアップ対象となります。
山本 俊(売出人)
合同会社マイアセット
鄭 炳吾
株式会社kubell
DBJキャピタル投資事業有限責任組合
SALESFORCE VENTURES LLC
その他の投資家や企業(合計で約13者)
ロックアップ解除日
解除日: ロックアップ期間は、2025年6月23日までの180日間です。
つまり、2025年6月23日までは株主が株式を売却できない状態が続きます。
解除倍率の記載はありません。
[include_html file=’csv/html/ipo/298A/type4.html’]IPO参加スタンスと当選・落選結果
初値予想やIPO考察記事も、上場日まで随時更新していきます。
さて、今回のIPO初値予想記事はいかがでしたでしょうか?
現在、IPOのブログランキングに登録したばかりですが、もうすぐ1位を取れるかも知れません。
(IPO(新規公開株)カテゴリ以外に、株主優待、投資でFIREにも参加)
やる気につながりますので、応援よろしくお願いします。
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