マニーは医療関連機器を開発・製造しているメーカーです。

世界120カ国以上の医療現場でマニーの医療機器が使われており、世界の医療に貢献している注目企業の1つです。

そんなマニーの株主優待制度、クロス取引コスト、過去の逆日歩一覧をご紹介です。

マニー株主優待引用元:マニー

マニー(7730)の株主優待

マニーの株主優待は、QUOカードです。

さらに医療関連事業者らしい優待という事で、日本赤十字社への寄付もできます。

優待内容詳細

保有株式数優待内容(1年以上の継続保有)
300株以上QUOカード(3,000円分)or 日本赤十字社への寄付

年に1回、8月末のみの優待制度です。

マニーの優待に必要な株数は300株、1年以上の継続保有者のみが対象です。

QUOカードは人気優待品の1つですが、マニーの優待クロス取得の壁は厚いので、初心者向きではありません。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須あり

マニーは継続保有が必須の優待制度です。

継続保有の条件

2月末日及び8月31日現在の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載または記録される事。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年8月31日」です。

権利日最終日の「8月29日」までに300.0株以上の取得が必要です。

マニーの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年8月31日

権利日最終:8月29日(火)・・・残り5ヵ月と7日(160日)
逆日歩日数:1日

マニー(7730)の基本情報

code7730優待内容クオカード
業種精密機器上場市場東証プライム 
決算8月 優待月8月
本拠地栃木上場年月日2001年6月29日 
単位100貸借区分貸借
継続保有必須企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株300.0最低投資額557,100円
配当予想30.0配当落日2023年8月30日
発行済株数106,911千株データ調査日2022年9月17日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

マニー(7730)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-08-291,74910,200-95,900-106,100522,1001.714.4118.0
2021-08-272,15313,6000-13,600434,7000.017.6112.0
2020-08-272,637-12,100-34,500-22,400215,2000.021.6111.0
2019-08-287,330-12,300-10,7001,600108,9000.059.2330.0
2018-08-284,8654,700-1,500-6,200113,1000.039.2324.0
2017-08-282,5640-15,900-15,900135,4000.020.8117.0
2016-08-261,944-41,600-79,800-38,200136,8002.516.0115.0
2015-08-268,12011,7005,000-6,70075,800141.0
2014-08-265,830-1,600-11,900-10,30045,3000.647.2339.0
2013-08-273,5004,1003,400-7005,2003
2012-08-282,82912,10014,7002,60023,8003
2011-08-2603,5004,40090001

マニー(7730)の最大逆日歩リスク【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待8月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年8月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引8月の銘柄数

    △:やや注意
    全部で102の企業で優待を実施、クロス向けは64、特にQUOカード優待は人気なので、注意が必要です。

    マニーと同じ人気のQUOカード優待がある銘柄一覧(一例)。

    QUOカード優待を実施している企業は多いですが、マニーのQUOカードは、オリジナルデザイン、付加価値がつく可能性あり。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は106,911千株と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)800032,100100020031,900160.50
    03/16(木)70010031,30010010010031,200313.00
    03/15(水)010030,7000010030,600307.00
    03/14(火)10050030,80001,90010030,700308.00
    03/13(月)200031,2001002002,00029,20015.60
    03/10(金)020031,00001,9002,10028,90014.760
    03/09(木)01,20031,20050004,00027,2007.80
    03/08(水)20040032,4001,80003,50028,9009.260
    03/07(火)3005,20032,6001,3001001,70030,90019.180
    03/06(月)10030037,500500050037,00075.00
  5. マニーの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、3回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2022年8月 :170円 (1日)
    • 2016年8月 :250円 (1日)
    • 2014年8月 :60円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は300株なので、実際の逆日歩金額はさらに3倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    必要株数によって、優待内容の差はありませんが、必要株数が最低単位ではなく、300.0なので、やや注意です。
    • 300株:約56万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ○:少しだけ安全圏かも
    1年以上の継続保有が必須なので、安心感はあります。ただしQUOカード優待、絶対に大丈夫ではありません。

マニー(7730)のクロス取引(制度信用・一般信用)比較!

マニーの逆日歩の次は、貸株料(手数料)です。

3月17日の終値、株価1,857円の必要株数分(300.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額56万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
18/292120118466112043
28/283180177699218064
38/2542392369212323986
48/245299295115153299107
58/238479473184245479172
68/229539532207276539193
78/2110598591230307598215
88/1811658650253338658236
98/1712718709276368258
108/1615898886345460322
118/1516957945368491344
128/14171,0171,004391522365
138/10181,0771,063414552387
148/9191,1371,122437583408
158/823529706494
168/724552736516
178/425575767537
188/326598798558
198/229667890623
208/130690921644
217/3131713951666

マニーの権利付最終日(2023年8月29日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額56万円、マニーのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年8月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、マニーを56万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(162日分)(+プレミアム料)
5,928円=2,200円+3,728円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(162日分)+プレミアム料
4,541円=385×2円+43円+3,728円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(162日分)
7,171円=2,200円+4,971円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(162日分)
3,518円=38円+3,480円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、マニーを56万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:56万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ120円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
848円=385×2円+43円+35円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:56万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ118円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
592円=264×2円+31円+34円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
2,235円=2,200円+35円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
848円=385×2円+43円+35円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,235円=2,200円+35円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,234円=2,200円+34円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
847円=385×2円+43円+34円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
74円=38円+35円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
69円=35円+34円

投資金額56万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※マニーの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

マニー(7730)のクロス取引・株主優待まとめ

発行済株式数が多く、株不足により逆日歩が発生しにくい銘柄に限って、継続保有が必須だったりします。

マニーの優待品はQUOカードで3,000円分です。

本来なら、優待クロスに投資家が殺到する銘柄ですが、長期保有制度と300株が必要という事で、逆日歩がほとんど発生していません。

マニーの場合、無理して優待クロスを狙うより、年2回の配当もあるので、現物保有も選択肢になるでしょう。