「食の製販一体体制」を確立している『神戸物産』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方がわかります。

投資メモ

神戸物産グループの製販一体体制を基盤に誕生したのが、TVなどでも話題の「業務スーパー」です。
業務スーパーが安いのは、生産から加工、販売にいたるまでのすべてのプロセスに取り組んだ結果!
極上の焼肉食べ放題、プレミアムカルビに注目!

神戸物産株主優待引用元:業務スーパー

神戸物産(3038)の株主優待

業務スーパーを展開する神戸物産の株主優待は、意外かもしれませんが、JCBギフトカードです。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容(JCBギフトカード)
3年未満継続保有3年以上
100株以上1,000円分3,000円分
1,000株以上10,000円分15,000円分
2,000株以上15,000円分20,000円分

神戸物産の優待権利日は年1回、10月末のみです。

基本の優待はJCBギフトカードですが、自社商品を希望する場合、商品詰め合わせに変更する事も可能です。

最近話題の焼肉食べ放題の「プレミアムカルビ」も神戸物産グループです。肉だけじゃなく、ジェラートがとにかく美味しい!

もし今後、神戸物産で食事優待券がスタートしたら、これはかなりの人気になる予感です。

長期保有制度の導入で、100株保有が3,000円から1,000円に改悪されたばかりですが、悪評を好評に切り替える意味でもぜひ、優待制度の再度拡充を期待したいところです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、JCBギフトカードが多く貰えるランクアップ特典です。

継続保有の条件

期末日及び中間期末日の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載または記録されること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年10月31日」です。

権利日最終日の「10月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

神戸物産の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年10月31日

権利日最終:10月27日(金)・・・残り6ヵ月と25日(208日)
逆日歩日数:1日

神戸物産(3038)の基本情報

code3038優待内容JCBギフトカード
業種卸売業上場市場東証プライム 
決算10月 優待月10月
本拠地兵庫上場年月日2006年6月8日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株100.0最低投資額368,500円
配当予想21.0配当落日2022年10月28日
発行済株数273,600千株データ調査日2022年10月1日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

神戸物産(3038)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-10-273,765282,600-14,500-297,1002,571,6000.030.4320.0
2020-10-285,720603,200626,30023,1001,824,400330.0
2019-10-295,9800-440,100-440,1001,341,50010.3548.0140.0
2018-10-265,78048,700-104,400-153,100572,8000.192.8165.0注意
2017-10-265,04076,400209,700133,300342,600150.0
2016-10-263,58547,70066,80019,100274,400145.0
2015-10-279,73066,300138,50072,20079,600380.0
2014-10-284,78017,00019,2002,20035,200480.0
2013-10-282,36039,80037,500-2,30061,6001
2012-10-262,1381,3001,30001,4001
2011-10-262,1863,0003,00003001

神戸物産(3038)の最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待10月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年10月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引10月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で30ありますが、クロス向けの貸借銘柄は15とやや少ないので注意が必要です。

    神戸物産の優待と同じ分類の『JCBギフトカード』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2018年10月:10円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は273,600千株と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)90030083,7001,60011,400129,300-45,6000.650.05
    03/29(水)40,9006,10083,10012,0002,000139,100-56,0000.60.15
    03/28(火)30042,60048,30027,0003,000129,100-80,8000.370.10
    03/27(月)44,50040090,6008,4004,100105,100-14,5000.860
    03/24(金)9004,10046,50023,9004,400100,800-54,3000.460.05
    03/23(木)1,5003,20049,70011,50010081,300-31,6000.610
    03/22(水)4,30021,70051,40057,7004,50069,900-18,5000.740
    03/20(月)8,6001,00068,8003,80048,30016,70052,1004.120
    03/17(金)10011,80061,2001,9009,30061,20001.00
    03/16(木)2,1001,50072,9003,0007,90068,6004,3001.060
  5. 神戸物産の発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2019年10月:1,035円 (1日)
    • 2018年10月:10円 (1日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約37万円
    • 1,000株:約369万円
    • 2,000株:約737万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

神戸物産(3038)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

優待制度が変更になった事もあり、総合的判断でも逆日歩リスクはやや低いです。

ただ、1回でも1,000円を超える逆日歩が発生した事実もあるので、低リスクを望むなら、早めの一般信用クロス取引がおすすめ!

神戸物産の逆日歩が嫌なら、早めの一般信用クロス取引です。

3月31日の終値、株価3,685円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額36.9万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
110/272797830407928
210/263118117456111842
310/2562372349112123785
410/24727627210614227699
510/238315311121162315113
610/209355350136182355127
710/1910394389152202394142
810/1813513506197263513184
910/1714552545212283198
1010/1615591584227303212
1110/1316631623243324226
1210/1217670662258344241
1310/1120789778303404283
1410/1021828817318425297
1510/622334445311
1610/523349465326
1710/427409546382
1810/328425566396
1910/229440586410
209/2930455607425
219/2831470627439

神戸物産の権利付最終日(2023年10月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額36.9万円、神戸物産のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年10月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、神戸物産を36.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:36.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(211日分)+プレミアム料3,200円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(211日分)+プレミアム料
3,624円=198×2円+28円+3,200円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(211日分)
5,366円=1,100円+4,266円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(211日分)
3,012円=25円+2,986円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、神戸物産を36.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:36.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ79円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
448円=198×2円+28円+23円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:36.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ78円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
416円=187×2円+20円+22円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:36.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料23円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
447円=198×2円+28円+23円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
1,123円=1,100円+23円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:36.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)22円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
447円=198×2円+28円+22円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
49円=25円+23円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
45円=23円+22円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の1日に返却日を加えた2日です。

※神戸物産の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

神戸物産(3038)のクロス取引・株主優待まとめ

神戸物産の株主優待制度は、ここ数年の間に2回変更されています。

そもそも、100株での優待品は、業務スーパー商品券3,000円だったのです。それが、長期保有制度が導入されて、3年未満は1,000円に改悪です。

しかし、その後は、業務スーパー商品券から、多くのスーパー等で利用可能なJCBギフトカードに拡充変更です。

面白いのは、改悪発表した2018年は、注意喚起の規制こそ入りましたが、逆日歩金額は低額です。

逆に改悪後初の2019年には、1,000円以上の高額逆日歩が発生しています。

出来高も急激に増えているので、優待内容の変更と言うより、業績や知名度に影響されて、株不足になった可能性の方が高いでしょう。

尚、JCBギフトカードに変更になったのは、2021年からです。

優待内容が変更するタイミングで、逆日歩常連銘柄になる可能性もあるので、神戸物産の優待クロスはやや注意が必要です。

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