事務用椅子やオフィス家具メーカー『タカノ』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

タカノ(7885)は、製造業から「創造業」を目指している企業です。
オフィスチェア、エクステリア製品、エレクトロニクス関連事業を柱に展開してきましたが、近年、福祉・医療機器関連事業への参入も実現するなど、新事業に意欲的!
タカノ株主優待
引用元:タカノ

タカノ(7885)の株主優待

タカノ(7885)の株主優待は、長野県の地元特産品や自社商品です。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
100株以上1,000円相当の自社商品
1,000株以上3,000円~5,000相当の特産品

タカノ(7885)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

100株保有の優待品は、自分で選ぶ事はできませんが、1,000株保有の優待品は長野セレクション!

地元長野の特産品、平均6つのアイテムの中から好きな商品を選べます。

1,000株保有で選ぶ優待商品一覧

「信州ワイン・ウイスキーのセット」、「信州りんご」、「高嶺ルビーはちみつ」、「山芋」、「ハム・ソーセージ詰め合わせ」、「信州そば」

100株保有は届くまでのお楽しみ

100株保有の優待品は、2021年度の実績は、「高嶺ルビー(赤そば)はちみつラスクセット」です。オリジナル優待品なので、何が貰えるのかわからないという楽しみ方もあります。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

タカノの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り5ヵ月と25日(178日)
逆日歩日数:3日

タカノ(7885)の基本情報

code7885優待内容自社オリジナル商品
業種その他製品上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月9月
本拠地長野上場年月日1995年7月25日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品
最低必要株100.0最低投資額71,000円
配当予想18.0配当落日2023年3月30日
発行済株数15,721千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

タカノ(7885)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-28810-49,900-136,300-86,400129,7000.0514.41注意
2020-09-28615-23,700-153,000-129,300223,5004.85.61
2019-09-26780-12,700-54,900-42,200150,6000.0512.81注意
2018-09-251,030-1,100-500600195,6000.1517.63停止
2017-09-261,176-14,700-47,500-32,80073,0002.119.23注意
2016-09-277120-48,900-48,90086,5000.1512.83注意
2015-09-25692-3,200-109,000-105,800141,4000.055.61
2014-09-2566016,900-106,400-123,300149,7000.055.61
2013-09-25474-16,400-118,900-102,500131,6000.056.01
2012-09-25408-4,900-99,000-94,100107,90012.06.03
2011-09-27510-7,800-52,500-44,70062,7000.158.03

タカノ(7885)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    タカノの優待分類と同じ『自社オリジナル商品』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『食品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:投資は自己判断で!
    今までの優待権利日では、過去に5回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2019年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・停止
    • 2017年9月 :210円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :15円 (3日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    東証スタンダード 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)1001,5003,10010005,000-1,9000.620.05
    03/29(水)2001004,50010004,900-4000.920
    03/28(火)2,9002004,4004,70004,800-4000.920
    03/27(月)01001,700001001,60017.00
    03/24(金)10001,800001001,70018.00
    03/23(木)01001,700001001,60017.00
    03/22(水)001,800001001,70018.00
    03/20(月)30001,80010001001,70018.00
    03/17(金)001,5000001,500-0
    03/16(木)01001,5000001,500-0
  5. タカノの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    最大逆日歩にはなっていませんが、高額な逆日歩が過去2回、逆日歩も今まで11回発生、日数が多い時は危険です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2020年9月 :480円 (1日)
    • 2019年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・停止
    • 2017年9月 :210円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2015年9月 :5円 (1日)
    • 2014年9月 :5円 (1日)
    • 2013年9月 :5円 (1日)
    • 2012年9月 :1,200円 (3日)
    • 2011年9月 :15円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約7万円
    • 1,000株:約71万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

タカノ(7885)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

タカノの手数料を理解するのも大事です。

3月31日の終値、株価710円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額7.1万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274303012163011
29/265383715193814
39/256464518234616
49/227535220275319
59/218616023316122
69/2011838232438330
79/1912919035479133
89/15139997385135
99/1414106105415438
109/1318137135537049
119/1219144142557452
129/1120152150587854
139/821159157618257
149/722167165648660
159/625739768
169/5267610171
179/4277910574
189/1288210976
198/31298511379
208/30329312487
218/29339612890

タカノの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額7.1万円、タカノのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、タカノを7.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(181日分)+プレミアム料528円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(181日分)+プレミアム料
726円=99円+99円+528円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(181日分)704円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(181日分)
498円=5円+493円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、タカノを7.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ30円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
207円=99円+99円+9円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ30円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:90円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
196円=90円+97円+9円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料9円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
207円=99円+99円+9円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)9円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:7.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)9円
【超割】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
207円=99円+99円+9円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
14円=5円+9円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
13円=4円+9円

投資金額7.1万円の場合、貸株料、売買手数料ともに証券会社の差は少ないです。

※タカノの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

タカノ(7885)のクロス取引・株主優待まとめ

タカノ(7885)は、逆日歩常連銘柄です。

100株保有でも、付加価値の高い優待品が貰えますが、優待マニアならやっぱり欲しい1,000株保有での長野県の特産品です。

選ぶ商品によって、3,000円から5,000円になるのも、採算度外視している感じがして嬉しいです。

ワインやリンゴも良いですが、「信州の長いも」など、優待品にしている企業は、ほとんどないかもしれません。

また意外かもしれませんが、注意喚起や申込停止(売禁)が多発している銘柄にしては、逆日歩金額は小さいです。

優待額を5,000円とするなら、優待価値を上回る逆日歩が発生したのは、1,000株保有でも1回だけです。

ただし、あくまで過去のはなし、制度信用でクロス取引する際は、逆日歩リスクの警戒を常におこたらないようにしましょう。

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