宝飾品総合企業『ツツミ』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

ツツミは、自社で宝石を直接買付ける「世界のビッグバイヤー」であり、貴金属小売りの大手企業です。
高度な加工技術と豊富な商品ラインナップ、さらに企画、生産、販売の一貫体制が強み!
ツツミ株主優待
引用元:ツツミ

ツツミ(7937)の株主優待

ツツミ(7937)の株主優待は、QUOカードと割引券です。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
3月末(QUOカード)9月末
(割引券)
3年未満3年以上5年以上
100株以上1,000円分3,000円分5,000円分1枚
500株以上1,000円分3,000円分5,000円分2枚

ツツミ(7937)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

3月末は保有年数によって、QUOカードが貰えます。

9月末は、日本全国の「ツツミ」の店舗で商品を買う時、価格から15%OFFになる割引券です。

年2回、優待がありますが、貰える商品が違うので、ご注意です。

ツツミの15%割引券利用時の注意

  • インターネットショップ(ツツミオンラインショップ)では利用できません。
  • 他の割引券との併用は不可です。
  • 修理加工や補修では利用できません。

株主優待変更の歴史(改悪・拡充)

  1. 2016年9月末(拡充)
    自社商品10%割引券を新設
  2. 2019年3月末(改悪)
    100株(3年未満)1,000円分のQUO
  3. 2019年9月末(拡充)
    自社商品15%割引券に変更

ツツミの株主優待、以前は3月末の1回、100株保有で2,000円のQUOカードが貰えていました。

それが、2016年9月末から自社店舗で利用できる10%割引券という拡充を発表。

そのままで良かったのに、2019年には、QUOカード優待の額を2,000円から1,000円にする変更を発表です。

さすがに投資家からのブーイングの声が驚いたのか、同年9月には、すかさず自社商品の割引券を10%から15%に変更しています。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、3年以上の継続保有で3月末の優待が豪華になるランクアップ特典です。

継続保有の条件

いずれの時点においても株主名簿に記載または記録された日から基準日までに同一の株主番号で連続して保有したこと。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

ツツミの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と16日(108日)
逆日歩日数:3日

ツツミ(7937)の基本情報

code7937優待内容クオカード
業種その他製品上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地埼玉上場年月日1991年9月19日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株100.0最低投資額210,900円
配当予想30.0配当落日2023年3月30日
発行済株数20,080千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

ツツミ(7937)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-291,916-8,300-46,400-38,10059,2002.316.0115.0
2021-09-282,224300-4,900-5,20020,2000.0518.4115.0
2021-03-292,204-2,800-30,900-28,10091,9002.3518.4115.0
2020-09-282,380-5,200-11,500-6,30029,8001.219.2115.0
2020-03-271,836-7,800-41,700-33,90076,1002.3515.2115.0
2019-09-262,047-12,200-17,400-5,20022,3001.216.8115.0
2019-03-262,040-15,800-28,100-12,30071,2001.516.8315.0
2018-09-252,259-17,800-19,100-1,30039,5002.418.4315.0
2018-03-272,098-20,600-79,200-58,600124,1007.0516.8315.0
2017-09-261,974-31,800-41,700-9,90044,1002.416.0315.0
2017-03-282,117-32,400-66,800-34,400146,4003.7517.6315.0
2016-09-271,671-39,100-44,700-5,60034,4002.413.6315.0
2016-03-282,510-16,000-59,500-43,500137,6004.420.8115.0
2014-03-262,3361,8001,400-40059,200115.0
2013-09-252,7122,4002,40008,900115.0
2013-03-262,4692001,9001,70068,3003
2012-09-251,9322,5002,300-20014,9003
2012-03-272,144600400-20029,0003
2011-09-271,8244,6004,500-10017,4003
2011-03-281,9501,1001,10007,6001

ツツミ(7937)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    ツツミと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    東証スタンダード 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)00700001,900-1,2000.370
    06/07(水)007002001001,900-1,2000.370
    06/06(火)00700001,800-1,1000.390
    06/05(月)0070010001,800-1,1000.390
    06/02(金)010070001001,700-1,0000.410
    06/01(木)0080030001,800-1,0000.440
    05/31(水)10008003001001,500-7000.530
    05/30(火)00700001,300-6000.540
    05/29(月)100070010001,300-6000.540
    05/26(金)00600001,200-6000.50
  5. ツツミの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去13回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年3月 :230円 (1日)
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2021年3月 :235円 (1日)
    • 2020年9月 :120円 (1日)
    • 2020年3月 :235円 (1日)
    • 2019年9月 :120円 (1日)
    • 2019年3月 :150円 (3日)
    • 2018年9月 :240円 (3日)
    • 2018年3月 :705円 (3日)
    • 2017年9月 :240円 (3日)
    • 2017年3月 :375円 (3日)
    • 2016年9月 :240円 (3日)
    • 2016年3月 :440円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約21万円
    • 500株:約105万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    人気のQUOカード優待に加えて、継続保有で利回りアップ、逆日歩リスクが高まるので、ご注意です。

ツツミ(7937)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩の事は、わかりましたか?次はツツミのクロス取引手数料です。

6月9日の終値、株価2,109円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額21.1万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274908935469032
29/265113111435811340
39/256135134526913549
49/227158156618115857
59/218180178699218065
69/20112482459512724889
79/191227126710413927197
89/1513293289113150105
99/1414316312121162113
109/1318406401156208146
119/1219428423165220154
129/1120451445173231162
139/821473467182243170
149/722496490191254178
159/625217289202
169/526225301210
179/427234312219
189/128243324227
198/3129251335235
208/3032277370259
218/2933286382267

ツツミの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額21.1万円、ツツミのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月11日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ツツミを21.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料963円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
1,375円=198×2円+16円+963円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)1,283円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
913円=14円+898円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ツツミを21.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ90円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
439円=198×2円+16円+27円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ89円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
411円=187×2円+12円+25円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料27円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
439円=198×2円+16円+27円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)27円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:21.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)25円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
438円=198×2円+16円+25円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
41円=14円+27円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
39円=13円+25円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※ツツミの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ツツミ(7937)のクロス取引・株主優待まとめ

ツツミ(7937)の逆日歩は、毎回発生しています。優待価値が高いQUOカード優待のある3月の方が、少し金額が大きいです。

それでも、3月末は、より優待利回りのよいQUOカード銘柄がたくさんあるので、高額逆日歩は発生していません。注意喚起等の規制が入るほどの株不足にもなっていません。

9月末は、QUOカードではなく、ツツミの自社店舗で利用できる割引券です。ネットでは利用できないなど、制限がありますが、ネックレスなどの貴金属の購入予定のある方は、持っているとお得です。

ただし、15%割引券はネットオークションで売買されている時もあり、100円ぐらいが相場です。

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