オエノンホールディングス株主優待

優待導入もうすぐ10年のオエノンホールディングスが、優待の拡充を発表しましたが、中身を確認すると・・・

これは改悪では?!

そんな、しそ焼酎「鍛高譚」が有名な『オエノンホールディングス』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引の理解を深めたい方向けの記事です。

投資メモ(個人メモ)

オエノンホールディングスは、焼酎や「工業用アルコール」など酒類事業を中心に展開している企業
乳糖分解酵素「ラクターゼ」、高収益事業である酵素医薬品事業に注目

  • 酒類事業: 主力製品にはは焼酎「博多の華」、レモンサワーの素などがあり、全国的に人気
    季節限定品やプレミアムラインも提供
  • 食品・医薬原料事業: 酒類以外に、食品加工業や医薬品向けの原料供給も行い、関連市場でのシェア拡大中
  • 環境対応: 環境負荷低減に向けた取り組みも強化、持続可能性を考慮した製造工程や資源管理を推進中

オエノンホールディングスの強みは、多様な酒類ブランドに加え、食品や医薬品分野の市場にも進出していることです。特に、伝統的な酒類製造のノウハウを生かした高品質な商品群は、飲食業界や家庭用市場での支持が厚く、安定した収益基盤となっています。

オエノンホールディングス(2533)の株主優待

オエノンホールディングス(2533)の株主優待は、自社商品の非売品のお酒です。
赤十字社への寄付にすることも可能です。

優待内容詳細

オエノンホールディングス(2533)から、優待拡充の発表がありましたが、注意事項は次の2点です。

  • 拡充になったのは3,000株以上で3年以上の保有者のみ
  • 実施されるのは2025年12月末から

2025年12月末からの株主優待(未来)

保有株式数 優待の内容
1年以上 3年以上
1,000株以上 特製非売品のお酒
寄付1,500円分
特製非売品のお酒
寄付1,500円分
3,000株以上 特製非売品のお酒+グループ商品
寄付1,500円分

優待拡充の内容を整理したのが、上の表です。

1,000株以上の場合、継続保有していても、優待内容が豪華になる事はありません。
また、3,000株保有でも3年以上継続保有していないと、優待価値はアップしません。

優待拡充の発表内容では、継続3年以上、かつ3,000株以上でない場合の優待内容は全て同じになっています。

寄付金額も同じことから、優待品が変わらないことが予想されます。

それよりも、注目なのは、1年以上の継続保有でないと、優待が貰えなくなってしまうという事です。

これは、優待拡充の名を借りた、実質改悪なのは、間違いないでしょう。

2024年12月末までの株主優待(現状)

唯一の救いは、優待変更(拡充ではなく改悪)の発表があった2024年は、現状通りという事です。

つまり、気軽にクロス取引できる最後のチャンスです。

保有株式数 優待内容
1,000株以上 特製非売品のお酒

毎年貰えるお酒は変わりますが、容量は720ml 1本です。

尚、2021年12月末の優待品は、オリジナルリキュール「レモンサワーの素 酒女神(オエノ) 2022」720ml 1本です。

「鍛高譚」が欲しいところですが、さすが、長年培った発酵技術を核とするバイオテクノロジー企業!

焼酎はどれも美味しいの一言です。

お酒の他に、社会貢献活動団体への寄付も可能です。

寄付の場合、1,500円が日本赤十字社に寄付されます。

お酒に関しては、金額が明記されていません。しかし、寄付金と同等価値の優待品になるはずです。

よって、企業としては1,500円程度のお酒を毎年用意している事になります。

しかし、株主にしか手に入らない、非売品という事で、転売サイトなどで価格をチェックすると、毎年2,000~3,500円ぐらいの値段で取引されています。

転売目的で購入する輩もおり、クロス取引におけるリスクが高まっているので、ご注意です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

2025年より、継続保有が必須に変更。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年12月31日」です。

権利付き最終日の「12月26日」までに1000株以上の取得が必要です。

オエノンホールディングスに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

オエノンホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年12月31日

権利付き最終日:12月26日(金)・・・残り11ヵ月と10日(344日)
逆日歩日数:6日

オエノンホールディングス(2533)の基本情報

情報更新日:2024年9月29日

code2533優待内容オリジナル商品
業種食料品上場市場東証プライム 
決算12月 優待月12月
本社東京上場年月日1949年5月16日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数65,586,000企業のHP優待詳細
優待の種類株主様限定オリジナル商品 ※特製非売品

株価更新日:2025年1月15日

15日の終値株価370円最低投資額370,000円
最低必要株数1,000継続保有-

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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オエノンホールディングス(2533)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2023-12-273680-97,100-97,100882,9001.24.068.0
2022-12-2826922,900-89,000-111,900707,2001.04.055.0
2021-12-28374-26,400-98,500-72,100544,6000.754.057.0
2020-12-28407-5,600-71,000-65,400867,0000.754.057.0
2019-12-2640117,000-34,000-51,000564,4000.354.077.0
2018-12-25330-44,400-102,400-58,000475,6000.354.077.0
2017-12-26367-579,300-615,400-36,100772,2001.24.067.0
2016-12-272701,000-202,000-203,000879,0001.254.057.0
2015-12-25235-36,000-330,000-294,000640,0001.254.057.0
2014-12-25220159,000-22,000-181,000457,0000.04.067.0
2013-12-2524973,00046,000-27,000451,00077.0
2012-12-25206137,00013,000-124,0001,007,0007
2011-12-27191207,000114,000-93,000437,0005

優待が導入されてからずーと、高額逆日歩の発生はありません。

ただし、優待取得には1,000株必要なので、少し逆日歩金額が上昇するだけで、あっという間に優待価値を超える逆日歩になる事に注意です。

2024年の逆日歩は、特に警戒が必要かもしれません。

オエノンホールディングス(2533)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(12月31日)の逆日歩日数

    ×:逆日歩日数では警戒範囲
    2025年12月31日は、逆日歩日数が6日と、通常の権利日よりリスクが高まっています。
  2. 12月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施数は180と多く、クロス取引可能な銘柄数も114ですが、ユニークな優待で注目の可能性もありです。
  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は65,586,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月22日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/21(木)007,20020040011,400-4,2000.630.05
    11/20(水)2,00007,2000011,600-4,4000.620.15
    11/19(火)50005,2000011,600-6,4000.450.05
    11/18(月)05004,700010011,600-6,9000.410.05
    11/15(金)10005,2001,900011,700-6,5000.440.05
    11/14(木)2,00005,10020009,800-4,7000.520.05
    11/13(水)20003,1008002,0009,600-6,5000.320.15
    11/12(火)03,2002,900100010,800-7,9000.270.05
    11/11(月)006,100060010,700-4,6000.570.05
    11/08(金)01,3006,100050011,300-5,2000.540.05
  5. オエノンホールディングスの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去9回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2023/12/27:120円 (6日)
    • 2022/12/28:100円 (5日)
    • 2021/12/28:75円 (5日)
    • 2020/12/28:75円 (5日)
    • 2019/12/26:35円 (7日)
    • 2018/12/25:35円 (7日)
    • 2017/12/26:120円 (6日)
    • 2016/12/27:125円 (5日)
    • 2015/12/25:125円 (5日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は1,000株なので、実際の逆日歩金額はさらに10倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    必要株数によって、優待内容の差はありませんが、必要株数が最低単位ではなく、1,000なので、やや注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    オエノンホールディングスと優待価値が2,000円でほぼ一緒、12月実施の優待一覧。


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オエノンホールディングス(2533)の優待クロス(制度・一般)比較

データベース更新中:後日アクセスしてください
Warning: foreach() argument must be of type array|object, null given in /home/blog-master/kabu-cross.com/public_html/wp-content/themes/keni8-child/stock_new/stock7_commission.php on line 112

逆日歩リスクを知ったら、次はオエノンホールディングスのクロス取引手数料です。

1月15日の終値、株価370円の必要株数分(1000株)で計算。

投資金額37.0万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
112/26727727310614227799
212/258316312122162316114
312/2411435429167223435156
412/2312474468182243474170
512/2213514507198264514184
612/1914553546213284553199
712/1815593585228304593213
812/1718712702274365255
912/1619751742289385270
1012/1520791781304405284
1112/1221830820319426298
1212/1122870859335446312
1312/1025988976380507355
1412/9261,0281,015395527369
1512/827411547383
1612/528426568397
1712/429441588412
1812/332487649454
1912/233502669468
2012/134517689483
2111/2835532710497
2211/2736547730511

オエノンホールディングスの権利付最終日(2025年12月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額37.0万円、オエノンホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2025年1月16日)から直近の優待権利日(2025年12月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、オエノンホールディングスを37.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:37万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(351日分)+プレミアム料5,337円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(351日分)+プレミアム料
5,761円=198×2円+28円+5,337円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(351日分)
8,216円=1,100円+7,116円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(351日分)
5,007円=25円+4,981円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、オエノンホールディングスを37.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ277円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
506円=198×2円+28円+82円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ273円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
472円=187×2円+20円+78円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)+プレミアム料82円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)+プレミアム料
506円=198×2円+28円+82円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(7日分)
1,182円=1,100円+82円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)78円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)
502円=198×2円+28円+78円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
107円=25円+82円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
101円=23円+78円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の6日に返却日を加えた7日です。

※オエノンホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、オエノンHDの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
12/27(金)00-0
12/26(木)04,100-0
12/25(水)63,6003,300-38,700
12/24(火)35,0005,400-51,700
12/23(月)2,2000-55,700
12/20(金)4,2008,80040,80044,400
12/19(木)03,000-45,800
12/18(水)19,6002,60015,60020,000

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

12月の株主優待情報をまとめて確認

オエノンホールディングス(2533)のクロス取引・株主優待まとめ

  • オエノンホールディングス(2533)は、少額でも逆日歩常連銘柄
  • 100株保有の場合、少額だった時は35円、最大でも125円
  • ただし、優待取得の最低保有株数は1,000なので、350円~1,250円が過去の逆日歩
  • 逆日歩が1,000円を超えると思う時は、一般信用クロスの方が安心
  • 優待は非売品、転売時には高値になる傾向が強い
  • しかし、自分で飲むのが最も価値がある
  • 優待拡充の発表があったが、実際は継続保有必須の改悪
  • 2024年は気軽のクロス取引できる最後のチャンスで、高額逆日歩に注意
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