アルミニウム、伸銅などを扱う金属商社『白銅』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

白銅(7637)は、非鉄金属および鋼、プラスチック材料の専門商社です。
アルミ・伸銅・ステンレス・特殊鋼・プラスチック等の商品在庫が豊富、小口、短納期が強み!

白銅(7637)の株主優待

白銅(7637)の株主優待は、株主管理のデジタル化促進で話題の白銅プレミアム優待俱楽部です。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
300株以上3,000ポイント
400株以上5,000ポイント
500株以上10,000ポイント
600株以上20,000ポイント
1,000株以上30,000ポイント
2,000株以上40,000ポイント
3,000株以上50,000ポイント

白銅(7637)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

優待制度は、2021年9月末(2022年3月期)より開始です。

株主様限定の特設ウェブサイト「白銅プレミアム優待倶楽部」において、4,000点以上の厳選された商品から
好きな商品を選ぶ事が可能です。

従来のカタログギフトのWEB版です。選べる商品には、高級和牛やふぐ鍋セット等の食品、高級ワイン・シャンパン・日本酒等の酒類、国内外家電商品、旅行チケットまであります。

※ただし、インターネットの通信環境が整っていないと申し込むことが出来ません。

他のプレミアム優待倶楽部導入企業の優待ポイントと合算する事も可能です。

ポイントを合算する時は、『WILLs Coin』に変更する必要があり、1年以上継続保有していない株主は、交換手数料として、ポイントの10%がとられます。2年以上で無料です。

プレミアム優待倶楽部の更なる詳細は、優待倶楽部を運営している「ウィルズ」の記事を参考に!

他の○○プレミアム優待俱楽部と違い、導入当初だけポイントを大判振る舞いしておいて、後から改悪等がないのが良いです。といっても、まだスタートしたばかりです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに300.0株以上の取得が必要です。

白銅の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り6ヵ月と5日(189日)
逆日歩日数:3日

白銅(7637)の基本情報

code7637優待内容自社ポイント
業種卸売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本拠地東京上場年月日2000年3月9日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品 暮らし
最低必要株300.0最低投資額763,800円
配当予想101.0配当落日2023年3月30日
発行済株数11,343千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

白銅(7637)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-283,30011,000-20,300-31,300157,4002.4552.8148.0注意
2020-09-281,303020020019,8001
2019-09-261,41500018,9000.012.01
2018-09-251,99600037,1000.016.03
2017-09-262,09811,80011,300-50022,6003
2016-09-271,2301,0001,50050013,7003
2014-09-251,020-3,300-2,1001,20012,5000.08.81
2013-09-2580128,00027,900-1009,4001
2012-09-257447,6007,400-2005,4003
2011-09-277413,3002,500-8005,8003

白銅(7637)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    白銅の優待分類と同じ『自社ポイント』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『食品 暮らし』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2021年9月 :245円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は11,343千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)10004,100020004,100-0
    03/16(木)30004,0002001002003,80020.00
    03/15(水)10003,700001003,60037.00
    03/14(火)40003,60003001003,50036.00
    03/13(月)10003,2001001004002,8008.00
    03/10(金)003,10010004002,7007.750
    03/09(木)06003,1001001003002,80010.330
    03/08(水)3001003,70030003003,40012.330
    03/07(火)4002003,5000003,500-0
    03/06(月)10003,3000003,300-0
  5. 白銅の発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、1回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2021年9月 :245円 (1日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は300株なので、実際の逆日歩金額はさらに3倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも7つ、大量取得者がいると危険です。
    • 300株:約76万円
    • 400株:約102万円
    • 500株:約127万円
    • 600株:約153万円
    • 1,000株:約255万円
    • 2,000株:約509万円
    • 3,000株:約764万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

白銅(7637)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

次は白銅のクロス取引手数料です。

3月17日の終値、株価2,546円の必要株数分(300.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額76万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274325321125167325117
29/265406401156208406146
39/256487481187250487175
49/227568561219292568204
59/218650641250333650233
69/2011893882344458893321
79/1912974962375500974350
89/15131,0561,042406541379
99/14141,1371,122437583408
109/13181,4621,443562750525
119/12191,5431,523593791554
129/11201,6241,603625833583
139/8211,7051,683656875612
149/7221,7871,764687916641
159/6257811,041729
169/5268121,083758
179/4278431,124787
189/1288751,166816
198/31299061,208845
208/30329991,333933
218/29331,0311,374962

白銅の権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額76万円、白銅のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、白銅を76万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(193日分)(+プレミアム料)
8,228円=2,200円+6,028円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(193日分)+プレミアム料
6,856円=385×2円+58円+6,028円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(193日分)
10,237円=2,200円+8,037円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(193日分)
5,678円=52円+5,626円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、白銅を76万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:76万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ325円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
924円=385×2円+58円+96円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:76万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ321円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
661円=264×2円+42円+92円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
2,296円=2,200円+96円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
924円=385×2円+58円+96円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,296円=2,200円+96円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,292円=2,200円+92円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
920円=385×2円+58円+92円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
148円=52円+96円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
140円=48円+92円

投資金額76万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※白銅の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

白銅(7637)のクロス取引・株主優待まとめ

白銅(7637)の株主優待、記念すべき第1回目で早くも注意喚起発生です。最大逆日歩にはなりませんでしたが、最低保有株数の300株で735円の逆日歩です。

発行済株式数の少なさが、逆日歩リスクを高めると同時に、プレミアム優待倶楽部の人気の高さがうかがえます。

優待制度も、逆日歩を煽るような設定なんですよね。500株から600株に100株増えるだけで、ポイントが2倍、一気に10,000ポイントも増えるんです。

企業に対する期待度も高かったようで、初回の優待権利日の株価は、上場以来の高値圏3,300円です。つまりクロス取引していた方は正解!

その後株価は急降下、2022年の調査時点では、2,600円台をキープ中です。

それでもまだまだ株価が高いので、優待利回り決して良いとは言えませんが、好きな方はいるんでしょうね。

プレミアム優待俱楽部の改悪、廃止の企業をいろいろ見てきているので、個人的には、あまりおすすめだとは言えません。

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