情報通信業のウィルズは、上場企業と個人投資家をつなぐプラットフォームを運営している企業です。

ズバリ言うと、株主優待ポイントサイトの運営です。

東証グロースに上場したばかりの企業なので、逆日歩データはまだ少ないですが、今後のために情報を整理しました!

ウィルズ株主優待引用元:ウィルズ公式サイト

ウィルズ(4482)の株主優待

最近QUOカード優待、カタログギフトの代わりにネット注文する形式の優待ギフト増えていませんか?
ウィルズは、そんな多くの企業のネット優待ギフトを運営しています。

複数の株主優待の権利を保有している方なら、似たようなデザインの優待WEBサイト(プレミアム優待俱楽部)が、最近多い事に気が付くでしょう。

でも、そんな似たようなサイトはウィルズが運営しているんです。
という事は、ポイント運営サイトの本家!
もうこの先は、お分かりですね。

ウィルズの優待内容詳細

保有株式数優待の内容
初年度2年目以降
700株以上6,000ポイント6,600ポイント
800株以上7,000ポイント7,700ポイント
900株以上10,000ポイント11,000ポイント
1,000株以上12,000ポイント13,200ポイント
2,000株以上25,000ポイント27,500ポイント
3,000株以上60,000ポイント66,000ポイント
4,000株以上60,000ポイント66,000ポイント
10,000株以上80,000ポイント88,000ポイント
100,000株以上100,000ポイント110,000ポイント

ウィルズの優待権利日は年2回ですが、ポイントは2回貰えるのではなく、6月末の1回です。

1ポイントは、1円相当の価値になります。
優待ポイントを集めて5,000種類の優待商品と交換できます。

優待必要株数は700株からと注意が必要ですが、保有株数が増ると優待ポイントアップ、継続保有数が増えてもポイントがアップします。

優待利回りの事だけ考えるなら、3,000株の保有が最も資産効率が良いです。
700株から3,000株なら、通常4倍ちょっとですが、ポイント数は10倍に増えています。

一瞬目を疑いましたが、ウィルズの公式WEBサイトに記載されているので、間違いないです。

 

12月末は、議決権を行使することで、保有株数に応じて、アクションポイントが貰えます。
なお、通常のポイントとアクションポイントは別物です。(非常にわかりにくい・・・)

12月末の議決権行使で貰えるアクションポイント

保有株式数優待内容
100株以上500ポイント
500株以上1,000ポイント
1,000株以上1,500ポイント
10,000株以上2,000ポイント

ウィルズの株主アクションポイントは、株主優待ポイントとは異なります。

株主総会における電子議決権行使や企業アンケートへの回答等の株主のアクションに対してポイントを付与する仕組みです。

アクションポイントは、他の「プレミアム優待倶楽部」を導入する企業の株主優待ポイントと合算が可能な共通株主優待コイン「WILLsCoin」と交換できます。

 

株主優待に長期保有制度はあるの?

継続保有特典あり

半年以上の継続保有が必須ですが、2年以上になると優待価値が1.1倍です。

継続保有の条件

毎年12月末日から翌年の6月末日まで当社株式を 7単元(700株)以上継続保有し、かつ同一株主番号であること。

ウィルズの株主優待制度を利用した感想

ウィルズの仕組みを利用しているであろう株主優待は他に、「ADワークスグループ」や「Lib Work」があります。

もちろん、最もお得なのは、ウィルズの株主優待ポイントサイトです。

尚「And Doホールディングス」、「ファイバーゲート」は、以前プレミアム優待倶楽部を導入していましたが、優待制度を廃止しています。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年6月30日」です。

権利日最終日の「6月28日」までに700.0株以上の取得が必要です。

ウィルズの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年6月30日

権利日最終:6月28日(水)・・・残り2ヵ月と26日(87日)
逆日歩日数:3日

ウィルズ(4482)の基本情報

code4482優待内容自社ポイント
業種情報・通信業上場市場東証グロース 
決算12月 優待月6月、12月
本拠地東京上場年月日2019年12月17日 
単位100貸借区分貸借
継続保有継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品 暮らし 娯楽レジャー
最低必要株700.0最低投資額396,200円
配当予想3.5配当落日2022年12月29日
発行済株数19,956千株データ調査日2022年7月15日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

ウィルズ(4482)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-06-28611-36,400-167,900-131,500296,80011.211.21停止
2021-06-2898735,70033,400-2,30092,1001
2020-06-263,87010,80012,9002,10015,8001

ウィルズの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待6月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引6月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で109ありますが、クロス向けの貸借銘柄は64とやや少ないので注意が必要です。
  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    • 2022年6月 :1,120円 (1日)・・・停止
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ○:少しだけ安全圏かも
    発行済株数は19,956千株ですが、浮動株比率、貸借残比率などのバランスが良く、株不足に関しては、低リスクとデータが教えてくれています。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)5002,1008,000003007,70026.670
    03/29(水)2,10009,600003009,30032.00
    03/28(火)02,4007,500003007,20025.00
    03/27(月)5,5002,2009,900003009,60033.00
    03/24(金)2,2003006,600003006,30022.00
    03/23(木)20004,700003004,40015.670
    03/22(水)02,2004,500003004,20015.00
    03/20(月)2,20006,70030003006,40022.330
    03/17(金)04,0004,500030004,500-0
    03/16(木)1,8004008,500003008,20028.330
  5. ウィルズの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    今まで1度も逆日歩が発生したことがない、かなり貴重な銘柄です。
    • 2022年6月 :1,120円 (1日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は700株なので、実際の逆日歩金額はさらに7倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも8つ、大量取得者がいると危険です。
    • 700株:約40万円
    • 800株:約45万円
    • 900株:約51万円
    • 1,000株:約57万円
    • 2,000株:約113万円
    • 3,000株:約170万円
    • 10,000株:約566万円
    • 100,000株:約5,660万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    優待がお得になる継続保有特典ですが、これが半年以上保有が必須などになると、クロス取引参加者が少なくなる傾向があります。ただし、必須条件でない場合は、逆にリスクも高くなります。

※ウィルズの優待ギフトに必要な株数は700株からです。
※12月末に100株や500株で貰えるのは、アクションポイントのみです。

ウィルズのクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

ウィルズの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

3月31日の終値、株価566円の必要株数分(700.0株)で計算。

投資額39.6万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
16/284169167658716961
26/2752122098110821276
36/2662542519813025491
46/237296292114152296106
56/228338334130174338122
66/2111465459179239465167
76/2012508501195260508182
86/1913550543212282550197
96/1614592585228304213
106/1515635627244325228
116/1418762752293391273
126/1319804794309412289
136/1220846835325434304
146/921889877342456319
156/822358477334
166/725407542380
176/626423564395
186/527439586410
196/228456608425
206/129472629440
215/3132521694486
225/3033537716501

ウィルズの権利付最終日(2023年6月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額39.6万円、ウィルズのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年6月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ウィルズを39.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:39.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(90日分)+プレミアム料1,465円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(90日分)+プレミアム料
1,891円=198×2円+30円+1,465円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(90日分)
3,053円=1,100円+1,953円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(90日分)
1,394円=27円+1,367円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ウィルズを39.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ169円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
476円=198×2円+30円+50円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ167円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
443円=187×2円+22円+48円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料50円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
476円=198×2円+30円+50円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,150円=1,100円+50円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)48円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
474円=198×2円+30円+48円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
77円=27円+50円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
73円=25円+48円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の3日に返却日を加えた4日です。

※ウィルズの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ウィルズのクロス取引・株主優待まとめ

正直にお話ししますと、株主優待実績が少ないので、他銘柄ほど逆日歩データがたまっていません。

つまり、よくわからない要素が多いのです。

 

さらに本当は嬉しいニュースのはずですが、株主優待制度を導入してからすぐに拡充しているんです。

株主管理のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化を目的としていますが、過度なサービスは、株価下落の危険なサインです。

優待クロスならリスクも最小限で済みますが、逆に逆日歩が怖いです。

 

欲に目がくらんで、10,000株などでクロスをすると痛い目をみそうなので、1,000株あたりが目安と考えています。

最低必要株数の700株より投資効率も良いです。