優先出資の『信金中央金庫』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得な優待クロス取引のやり方がわかります。

信金中央金庫は、「協同組織金融機関の優先出資に関する法律」にもとづき発行された有価証券です。
優先出資なので、議決権はありませんが、株主優待は貰えます。

信金中央金庫(8421)の株主優待

信金中央金庫(8421)の株主優待は、優先出資者限定オリジナルグッズやグルメギフトです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
1口以上1,000円相当のオリジナルグッズ
3口以上3,000円相当のグルメカタログ
10口以上6,000円相当のグルメカタログ

信金中央金庫(8421)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

保有株(口)数に応じて、信金中央金庫オリジナルギフトカタログから商品を1つ選べます。

1口の場合のみ、指定された商品が贈られてきます。2022年度は、「ハニーセレクション」の予定です。

3口以上保有の場合、カタログ記載の全国特産品を寄付に変更することも可能です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに1.0株以上の取得が必要です。

信金中央金庫の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り5日(毎日更新)
逆日歩日数:3日

信金中央金庫(8421)の基本情報

code8421優待内容オリジナルグッズ等
業種---上場市場東証 
決算3月 優待月9月
本拠地東京上場年月日2000年12月22日 
単位1貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品 暮らし
最低必要株1.0最低投資額276,700円
配当予想0.0配当落日2023年3月30日
発行済株数708千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、9月21日の終値株価で計算。

優待開示情報

信金中央金庫(8421)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-28240,700-22-225-2032665.02000.01
2020-09-28233,500-48-226-1782685.01920.01
2019-09-26239,800-25-117-9220855.01920.01
2018-09-25240,400-25-113-8839130.02000.03
2017-09-26234,500-4-48-4419015.01920.03
2016-09-27230,900-11-81-701565760.01920.03
2015-09-25223,00012-95-1073511500.01840.01
2014-09-25208,200-41-393-3529461680.01680.01
2013-09-25170,100107-299-4066075.01600.01
2012-09-25164,70011-85-9615615.01600.03
2011-09-27150,60018-197-2152724800.01600.03

信金中央金庫(8421)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    信金中央金庫の優待分類と同じ『オリジナルグッズ等』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『食品 暮らし』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株数が少ないと、株不足になるという典型的な例かもしれません。因みに東証 市場です。ある程度の逆日歩は覚悟する必要がありそうです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/20(水)040406-60.015.00
    09/19(火)30400222.00
    09/15(金)011002-10.55.00
    09/14(木)00200201.00
    09/13(水)00200201.00
    09/12(火)00200201.00
    09/11(月)00200201.00
    09/08(金)00200201.00
    09/07(木)00200201.00
    09/06(水)10220201.00
  5. 信金中央金庫の発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    高額逆日歩の常連銘柄です。過去に3回も最大逆日歩になっているので、最大限の警戒が必要です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2020年9月 :5円 (1日)
    • 2019年9月 :55円 (1日)
    • 2018年9月 :30円 (3日)
    • 2017年9月 :15円 (3日)
    • 2016年9月 :5,760円 (3日)
    • 2015年9月 :1,500円 (1日)
    • 2014年9月 :1,680円 (1日)
    • 2013年9月 :5円 (1日)
    • 2012年9月 :15円 (3日)
    • 2011年9月 :4,800円 (3日)

    過去の逆日歩は、1株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    必要株数によって、優待内容の差はありませんが、必要株数が最低単位ではなく、1.0なので、やや注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

信金中央金庫(8421)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

信金中央金庫の逆日歩にリスクを感じるなら、一般信用クロス取引です。

9月21日の終値、株価276,700円の必要株数分(1.0株)で計算。

投資額27.7万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274118117466111842
29/265148146577614853
39/256178175689117864
49/2272072058010620774
59/2182372349112123785
69/2011326321125167326117
79/1912355351137182355127
89/1513385380148197138
99/1414414409159212149
109/1318533526205273191
119/1219562555216288202
129/1120592584228304212
139/821622614239319223
149/722651643250334234
159/625285379266
169/526296395276
179/427307410287
189/128319425297
198/3129330440308
208/3032364486340
218/2933376501351

信金中央金庫の権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額27.7万円、信金中央金庫のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月22日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、信金中央金庫を27.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ207円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=一般信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
624円=198×2円+21円+207円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ205円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
594円=187×2円+15円+205円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)+プレミアム料80円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)+プレミアム料
497円=198×2円+21円+80円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(7日分)
1,206円=1,100円+106円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)207円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)
624円=198×2円+21円+207円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
93円=19円+74円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、信金中央金庫を27.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ118円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
452円=198×2円+21円+35円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ117円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
423円=187×2円+15円+33円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料35円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
452円=198×2円+21円+35円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,135円=1,100円+35円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)33円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
451円=198×2円+21円+33円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
54円=19円+35円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
51円=17円+33円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※信金中央金庫の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

信金中央金庫(8421)のクロス取引・株主優待まとめ

信金中央金庫(8421)、出資(投資)しやすい金額だけに逆日歩警戒が必要です。

通常の株式と違って、品不足の傾向を読むのは、よほどの株熟練者でないと難しいかも・・・

逆日歩が怖い方は、素直に一般信用売り在庫がある証券会社でクロス取引するのが無難です。

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