航空事業を中心としたエアライングループ『ANAホールディングス』の株主優待情報をまとめました。
逆日歩と優待クロス取引のやり方(比較)、貸株料についての記事です。
ANAホールディングスは、国内外の航空ネットワークや顧客基盤を活かしながら様々な事業を展開している企業です。
航空事業を中心に、航空関連事業や旅行事業、商社事業を積極展開!
国内線で53都市、国際線で48都市に就航、政府の成長戦略や地域産業の発展に貢献している点も注目!
引用元:ANAホールディングス
ANAホールディングス(9202)の株主優待
ANAホールディングス(9202)の株主優待は、国内線片道1区間が割引運賃になる優待券とグループ施設優待券です。
優待内容詳細
ANAホールディングス(9202)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。
メインは、フライト運賃が割引になる優待券ですが、100株以上の保有で施設割引券やANA施設見学会(抽選)の特典もあります。
国内線片道1区間が割引運賃になる優待券
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 1枚 |
200株以上 | 2枚 |
300株以上 | 3枚 |
400株以上 | 4枚 |
600株以上 | 5枚 |
800株以上 | 6枚 |
1,000株以上 | 7枚 (以降400株毎に1枚追加) |
100,000株以上 | 254枚(以降800株毎に1枚追加) |
優待券1枚で、片道運賃が約50%割引です。
グループ施設優待券
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 1冊 |
ANA・ホテルズグループジャパン優待、国内・海外パッケージツアー商品優待、空港内売店買物優待などで利用可能です。
株主優待に長期保有制度はあるの?
継続保有が必須ではなく、半年以上で、9月末にカレンダーが貰えるランクアップ特典です。
継続保有の条件
毎年3月末および9月末の株主名簿に、同一株主番号で、基準日を含めて2回以上連続して記載のあること。
ANAホールディングスの株主優待制度を利用した感想
ANA優待、コストパフォーマンス重視のビジネスマンには、必須優待券でしょう。
料金だけを考えた場合、東京⇔石垣間が最も割引でお得ですが、実は東京⇔大阪利用も重宝します。
新幹線とANA優待はどちらがお得?
東京と大阪間は、新幹線でも、のぞみを利用すれば、約2時間半で料金は15,000円前後です。
10分単位で次々列車が来るので、新幹線も便利ですが、やっぱり飛行機の方が早い!
羽田空港から大阪伊丹空港までのフライト時間は約1時間です。
優待券を利用すれば、片道約14,000です。圧倒的に早いんです。
もちろん、羽田空港や大阪伊丹空港までのアクセス時間も考慮すると、万人向けではないかもしれませんが、1度利用してみるのも良いでしょう。
LCCとANA優待はどちらがお得?
また、東京⇔大阪間の移動手段として、LCCも比較対象になるかもしれませんが、実際に体験した感想としては、圧倒的にANAの株主優待です。
LCCの場合、東京と大阪間のフライトは、成田空港と関西国際空港です。東京、大阪の中心部からだいぶ離れています!
東京から成田までのアクセスが約1時間で、電車代も約1,000円、関西国際空港から天王寺までも約1時間で、運賃も約500円です。
成田エクスプレス、京成スカイライナーやラピートを使うともっと料金がかかります。また、成田空港は、第3ターミナルで駅から徒歩15分ぐらい歩きます。ピーチの場合は、関西国際空港第2ターミナルなので、ここも駅からバスで10分ほどと遠いんです。
管理人は、次のLCC(ジェットスター、ピーチ、春秋航空)で全て試しています。
フライト運賃は1ヵ月前に取得するなら、5,000円ぐらいになる時もありますが、変更や座席指定には、追加費用が発生します。また、1日の最終便の乗ると、大抵時刻通りの運航にならないので、下手したら、最終電車に乗り遅れます。(ピストン輸送のため)
個人旅行等で時間に余裕がある方ならLCCもおすすめですが、ビジネス利用の場合、よほど時間に余裕がない限りおすすめしません。
ANAの飛行機料金半額優待券の魅力
ANAの優待券の魅力をわかってもらうため、新幹線料金とLCCの場合とで比較してみました。
尚、ANAの料金プランには、早割などもありますが、キャンセルや変更が出来ないので、使い勝手が悪いです。
優待の魅力をまとめると次のようになります。
フライト運賃が約半額!
キャンセルや変更も無料
期間内であれば、繁忙期も利用可能
マイルも75%加算
使い方が簡単!
株主優待:権利確定日はいつ?
次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。
権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。
ANAホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日
優待権利日:2023年9月30日
権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と25日(117日)
逆日歩日数:3日
ANAホールディングス(9202)の基本情報
code | 9202 | 優待内容 | 運賃・料金割引券等 |
---|---|---|---|
業種 | 空運業 | 上場市場 | 東証プライム |
決算 | 3月 | 優待月 | 3月、9月 |
本拠地 | 東京 | 上場年月日 | 1961年10月1日 |
単位 | 100 | 貸借区分 | 貸借 |
継続保有 | 特典 | 企業の優待HP | 優待詳細 |
優待の種類 | 旅行・宿泊 暮らし 買物券 自社商品 娯楽レジャー | ||
最低必要株 | 100.0 | 最低投資額 | 310,400円 |
配当予想 | 0.0 | 配当落日 | 2023年3月30日 |
発行済株数 | 484,293千株 | データ調査日 | 2022年9月27日 |
最低投資額のみ、6月1日の終値株価で計算。
ANAホールディングス(9202)過去の逆日歩
- 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
- 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。
確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。
優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表
権利日 | 株価 | 前日 貸借残 | 当日 貸借残 | 差分 | 出来高 | 確逆 | 最逆 | 品貸 日数 | 配当 | 規制 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022-03-29 | 2,531 | 0 | -4,800 | -4,800 | 4,469,800 | 0.0 | 20.8 | 1 | 0.0 | |
2021-09-28 | 2,840 | 226,900 | 178,800 | -48,100 | 7,388,700 | 1 | ||||
2021-03-29 | 2,505 | 330,300 | 273,800 | -56,500 | 6,314,100 | 1 | 0.0 | |||
2020-09-28 | 2,562 | -1,344,200 | -1,234,900 | 109,300 | 4,788,600 | 0.05 | 41.6 | 1 | 停止 | |
2020-03-27 | 2,999 | -826,100 | -877,600 | -51,500 | 2,952,400 | 3.1 | 48.0 | 1 | 0.0 | 停止 |
2019-09-26 | 3,787 | -278,200 | -2,174,300 | -1,896,100 | 4,149,300 | 12.0 | 30.4 | 1 | ||
2019-03-26 | 4,072 | -23,900 | -1,508,000 | -1,484,100 | 3,721,000 | 11.25 | 32.8 | 3 | 75.0 | |
2018-09-25 | 4,055 | 0 | -1,247,900 | -1,247,900 | 4,192,100 | 0.3 | 32.8 | 3 | ||
2018-03-27 | 4,102 | 18,100 | -254,700 | -272,800 | 4,470,600 | 0.75 | 33.6 | 3 | 60.0 | |
2017-09-26 | 423 | -6,646,000 | -13,433,000 | -6,787,000 | 30,524,000 | 0.15 | 8.0 | 3 | 注意 | |
2017-03-28 | 350 | -3,143,000 | -10,009,000 | -6,866,000 | 36,415,000 | 1.5 | 4.0 | 3 | 6.0 | |
2016-09-27 | 286 | 345,000 | -7,748,000 | -8,093,000 | 31,536,000 | 0.15 | 4.0 | 3 | ||
2016-03-28 | 330 | 14,000 | -8,465,000 | -8,479,000 | 36,977,000 | 0.4 | 4.0 | 1 | 5.0 | |
2015-09-25 | 345 | -222,000 | -15,478,000 | -15,256,000 | 44,889,000 | 4.0 | 4.0 | 1 | ||
2015-03-26 | 334 | -2,996,000 | -13,263,000 | -10,267,000 | 38,749,000 | 0.65 | 4.0 | 1 | 4.0 | |
2014-09-25 | 258 | -4,775,000 | -22,060,000 | -17,285,000 | 38,976,000 | 0.1 | 4.0 | 1 | ||
2014-03-26 | 223 | -3,409,000 | -17,508,000 | -14,099,000 | 38,028,000 | 0.5 | 12.0 | 1 | 3.0 | |
2013-09-25 | 217 | -12,646,000 | -32,819,000 | -20,173,000 | 46,188,000 | 1.15 | 12.0 | 1 | ||
2013-03-26 | 203 | -11,006,000 | -28,383,000 | -17,377,000 | 67,149,000 | 0.45 | 6.0 | 3 | ||
2012-09-25 | 174 | -18,830,000 | -34,695,000 | -15,865,000 | 36,247,000 | 0.45 | 12.0 | 3 | ||
2012-03-27 | 255 | -11,476,000 | -22,873,000 | -11,397,000 | 32,991,000 | 1.65 | 12.0 | 3 | ||
2011-09-27 | 244 | -2,880,000 | -18,209,000 | -15,329,000 | 30,558,000 | 1.65 | 12.0 | 3 | ||
2011-03-28 | 255 | -783,000 | -17,074,000 | -16,291,000 | 47,607,000 | 0.75 | 12.0 | 1 |
ANAホールディングス(9202)のクロス取引・逆日歩リスク
逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。
逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。
株主優待9月の逆日歩日数
△:やや注意優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。株主優待クロス取引9月の銘柄数
○:少しだけ安全圏かも優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。ANAホールディングスの優待分類と同じ『運賃・料金割引券等』関連銘柄です。
尚、9月実施の『旅行・宿泊 暮らし 買物券 自社商品 娯楽レジャー』優待は、他にもあります。ほんの一部です。
規制速報(注意喚起・申込停止)
△:やや注意現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に3回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。- 2020年9月 :5円 (1日)・・・停止
- 2020年3月 :310円 (1日)・・・停止
- 2017年9月 :15円 (3日)・・・注意
貸借倍率と発行済株式数
△:やや注意発行済株数は もありますが、優待が人気のため、常に株不足になっており、警戒が必要です。最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)
市場区分:東証
月/日 融資新規 融資返済 融資残高 貸株新規 貸株返済 貸株残高 差引残高 貸借倍率 逆日歩 06/01(木) 9,800 14,100 194,900 7,100 200 109,000 85,900 1.79 0 05/31(水) 17,100 9,600 199,200 100 2,200 102,100 97,100 1.95 0 05/30(火) 1,100 6,200 191,700 200 2,100 104,200 87,500 1.84 0 05/29(月) 2,700 2,000 196,800 4,900 200 106,100 90,700 1.85 0 05/26(金) 7,700 13,800 196,100 5,300 100 101,400 94,700 1.93 0 05/25(木) 8,900 76,400 202,200 0 9,300 96,200 106,000 2.1 0 05/24(水) 57,500 200 269,700 0 17,600 105,500 164,200 2.56 0 05/23(火) 48,200 2,700 212,400 300 3,400 123,100 89,300 1.73 0 05/22(月) 16,900 39,300 166,900 3,700 0 126,200 40,700 1.32 0 05/19(金) 23,800 12,200 189,300 0 1,200 122,500 66,800 1.55 0 ANAホールディングスの発生逆日歩
×:投資は自己判断で!最大逆日歩が、いままで1回も発生、逆日歩が脅威です。- 2020年9月 :5円 (1日)・・・停止
- 2020年3月 :310円 (1日)・・・停止
- 2019年9月 :1,200円 (1日)
- 2019年3月 :1,125円 (3日)
- 2018年9月 :30円 (3日)
- 2018年3月 :75円 (3日)
- 2017年9月 :15円 (3日)・・・注意
- 2017年3月 :150円 (3日)
- 2016年9月 :15円 (3日)
- 2016年3月 :40円 (1日)
- 2015年9月 :400円 (1日)
- 2015年3月 :65円 (1日)
- 2014年9月 :10円 (1日)
- 2014年3月 :50円 (1日)
- 2013年9月 :115円 (1日)
- 2013年3月 :45円 (3日)
- 2012年9月 :45円 (3日)
- 2012年3月 :165円 (3日)
- 2011年9月 :165円 (3日)
- 2011年3月 :75円 (1日)
過去の逆日歩は、100株単位での金額です。
優待に必要な株数と投資額
×:投資は自己判断で!株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも6つ、大量取得者がいると危険です。- 100株:約31万円
- 200株:約62万円
- 300株:約93万円
- 400株:約124万円
- 1,000株:約310万円
- 100,000株:約31,040万円
継続保有(必須・特典)の有無
×:投資は自己判断で!継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。
ANAホールディングス(9202)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!
ANAホールディングスのクロス取引手数料の比較です。
株主になると、株主優待でいろんな商品が貰えますが、そもそも株を買うをお金がないので、自分には無関係だと思っている方! ここで情報をシャットダウンしてしまうと、もったいない! 株主優待クロス取引という、裏技があります! 裏 …
6月1日の終値、株価3,104円の必要株数分(100.0株)で計算。
投資額31.0万円の貸株料【各証券会社の比較】
営業 日数 | 月/日 | 貸株 日数 | SBI 証券 | GMO クリック 証券 | au カブコム 証券 | 松井 証券 | 楽天 証券 | SMBC 日興 証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9/27 | 4 | 132 | 131 | 51 | 68 | 132 | 48 |
2 | 9/26 | 5 | 166 | 163 | 64 | 85 | 166 | 59 |
3 | 9/25 | 6 | 199 | 196 | 76 | 102 | 199 | 71 |
4 | 9/22 | 7 | 232 | 229 | 89 | 119 | 232 | 83 |
5 | 9/21 | 8 | 265 | 262 | 102 | 136 | 265 | 95 |
6 | 9/20 | 11 | 364 | 360 | 140 | 187 | 364 | 131 |
7 | 9/19 | 12 | 397 | 392 | 153 | 204 | 397 | 143 |
8 | 9/15 | 13 | 431 | 425 | 166 | 221 | 155 | |
9 | 9/14 | 14 | 464 | 458 | 178 | 238 | 166 | |
10 | 9/13 | 18 | 596 | 589 | 229 | 306 | 214 | |
11 | 9/12 | 19 | 629 | 621 | 242 | 323 | 226 | |
12 | 9/11 | 20 | 662 | 654 | 255 | 340 | 238 | |
13 | 9/8 | 21 | 696 | 687 | 268 | 357 | 250 | |
14 | 9/7 | 22 | 729 | 719 | 280 | 374 | 262 | |
15 | 9/6 | 25 | 318 | 425 | 297 | |||
16 | 9/5 | 26 | 331 | 442 | 309 | |||
17 | 9/4 | 27 | 344 | 459 | 321 | |||
18 | 9/1 | 28 | 357 | 476 | 333 | |||
19 | 8/31 | 29 | 369 | 493 | 345 | |||
20 | 8/30 | 32 | 408 | 544 | 380 | |||
21 | 8/29 | 33 | 420 | 561 | 392 |
ANAホールディングスの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。
一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。
「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。
一般信用クロス取引手数料とやり方
制度信用クロス取引手数料とやり方
ANAホールディングス(9202)のクロス取引・株主優待まとめ
ANAホールディングス(9202)は、逆日歩常連銘柄です。
100株保有なら、逆日歩が発生しても、それほど痛みを伴う事はありませんが、1,000株での優待クロス取引の場合は注意が必要です。
また、コロナ禍により、優待価値もだいぶ値を下げ、転売目的の場合は、手間暇を考えると、取得するメリットが薄くなってきています。
金券ショップに持ち込んでも、数年前なら1枚4,000円ぐらいの値が付いていましたが、今では1枚2,000円になれば、良い方です。
自分で利用する場合も、実は金券ショップで買った方が安かったという事がないよう、クロス取引するタイミングが重要です。
なお、優待価値は下がってきているのに、年々、一般信用売りの在庫の減り具合が早いです。数年前なら、権利日当日でも余裕で取得できたのに、ここ数年は、2,3日前でもすぐに完売!
こういう時こそ、過去データをチェックしながら、制度信用クロスです!