埼玉地盤の西武鉄道で有名な『西武ホールディングス』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)を知りたい方向けの記事です。

投資メモ

西武ホールディングスは、鉄道事業を中核に西武鉄道沿線の地域開発とプリンスホテルの運営をおこなっている企業です。
かつての王国は崩壊し、新体制の元、不動産事業等を拡大!西武ライオンズ、横浜アリーナ、横浜八景島もグループ企業!

西武ホールディングス(9024)の株主優待

西武ホールディングス(9024)の株主優待は、株主優待乗車証とグループ企業で使える施設利用優待券です。

優待内容詳細

西武ホールディングス(9024)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

株主優待乗車証は、保有株数に応じて、半年ごとに貰えます。

株主優待乗車証

保有株式数優待の内容(株主優待乗車証)
3年未満継続保有3年以上
100株以上2枚(切符型)3月末のみ2枚(切符型)3月末のみ
300株以上2枚(切符型)2枚(切符型)
500株以上4枚(切符型)4枚(切符型)
1,000株以上10枚(切符型)10枚(切符型)
2,000株以上20枚(切符型)20枚(切符型)
3,000株以上30枚(切符型)35枚(切符型)
5,000株以上50枚(切符型)55枚(切符型)
10,000株以上1枚(定期型①)10枚(切符型)+ 1枚(定期券①)
20,000株以上1枚(定期型②)10枚(切符型)+ 1枚(定期券②)
40,000株以上2枚(定期型②)10枚(切符型)+ 2枚(定期券②)

切符型乗車証は、回数券と同じ片道きっぷで、西武線・西武バス全線に1枚で1乗車できます。

定期型の電車乗車証は2種類あり、①は西武線全線、②は鉄道に加えて西武バス全線の乗車も可能です。

定期型の乗車証のみ磁気データをPASMOに移し替えることが可能です。切符型(回数券方式)の乗車証は出来ません!

また、定期型①の「電車全線パス」、定期型②の「電車・バス全線パス」は「プリンスホテルズ&リゾーツ無料ペア宿泊券(1泊)」と引換えも可です。

定期型①1枚:無料ペア宿泊券1枚
定期型②1枚:無料ペア宿泊券2枚
定期型②2枚:無料ペア宿泊券4枚

プリンスホテルズ&リゾーツ無料ペア宿泊券(1泊)が利用できる施設一覧
宿泊券1枚で利用可

「プリンスホテル」ブランド、「ホテル シーパラダイス イン」、「中国割烹旅館 掬水亭」

宿泊券2枚で利用可

「ザ・プリンス」・「グランドプリンスホテル」ブランド、「プリンス バケーション クラブ 軽井沢浅間」

宿泊券3枚で利用可

「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」、「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」、「高輪 花香路」、「旅館(三養荘、龍宮殿)」、「ザ・プリンス」・「グランドプリンスホテル」ブランドの「スイートルーム」、「プリンス バケーション クラブ ヴィラ軽井沢浅間」、「プリンス バケーション クラブ 三養荘」

施設利用優待券

西武ホールディングスの株主優待、施設利用優待券には、野球場の内野指定席引換券など、多くの施設で利用できる優待券が魅力です。

①1,000円共通割引券

1会計2,000円(税込)ごとに1枚利用できる割引券です。
西武グループホテル、レストラン、ゴルフ場、プール、スキー場、遊園地、水族館、温泉で利用可能です。

②埼玉西武ライオンズ内野指定席引換券

埼玉西武ライオンズ主催の公式戦で利用できます。
内野席及び外野指定席と交換できる付加価値の高い引換券です。

③メットライフドームプレミアムシートA応募券

10,000株以上なら、メットライフドームプレミアムシートA応募券(抽選)も追加です。

保有株式数優待内容
100株以上①3枚(3月末のみ)
300株以上①3枚
500株以上①5枚 + ②2枚
1,000株以上①10枚 + ②5枚
10,000株以上①10枚 + ②2枚 + ③1枚

施設利用優待券も、年2回、3月末と9月末に実施です。

さらに、300株以上(3月末は100株以上)保有の株主は、次の優待券も貰えます。

レストラン割引券 10枚
ゴルフ割引券 2枚
ウエディング割引券 1枚

また、9月末のみ、300株以上の株主全員に、スキーリフト割引券も5枚追加です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、3年以上、規定株式数以上で、優待乗車証(片道きっぷ)の追加です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

西武ホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

西武ホールディングス(9024)の基本情報

code9024優待内容電車・バス乗車券等
業種陸運業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地東京上場年月日2014年4月23日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類旅行・宿泊 娯楽レジャー
最低必要株100.0最低投資額148,100円
配当予想10.0配当落日2023年3月30日
発行済株数323,462千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

西武ホールディングス(9024)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-291,27939,900-650,700-690,6003,362,5000.810.415.0
2021-09-281,4130-342,700-342,7004,629,1000.0512.01
2021-03-291,258-35,900-223,200-187,3004,089,2000.0510.410.0
2020-09-281,17647,900-251,800-299,7005,666,3000.059.61
2020-03-271,319100,100-543,100-643,2004,164,9002.3511.2115.0
2019-09-261,9300-392,000-392,0003,239,0001.316.0115.0
2019-03-261,9048,100-239,100-247,2002,609,7000.916.0318.5
2018-09-252,103-20,000-457,400-437,4003,444,4001.817.6311.5
2018-03-271,88846,600-269,300-315,9002,865,8001.215.2311.5
2017-09-261,85056,600-195,600-252,2003,170,8000.015.2311.5
2017-03-281,90622,600-291,000-313,6002,140,0000.616.0315.5
2016-09-271,73736,000-136,700-172,7002,445,5000.014.437.5
2016-03-282,38230,600-64,400-95,0002,286,0000.019.2112.5
2015-03-263,145-61,600-154,600-93,000683,8000.025.614.0
2014-09-252,218-46,000-246,800-200,800986,1000.0536.814.0注意

西武ホールディングス(9024)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は281(優待実施銘柄の全体は390)です。

    西武ホールディングスの優待と同じ分類の『電車・バス乗車券等』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2014年9月 :5円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株数は323,462千株もありますが、優待が人気のため、常に株不足になっており、警戒が必要です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)05,60070,80000070,800-0
    06/07(水)4,3002,60076,40000076,400-0
    06/06(火)1,400074,70000074,700-0
    06/05(月)50080073,30000073,300-0
    06/02(金)1,900073,60002,600073,600-0
    06/01(木)50020071,70009002,60069,10027.580
    05/31(水)3,300071,40002,0003,50067,90020.40
    05/30(火)7,2007,20068,10001,9005,50062,60012.380
    05/29(月)2,80050068,1001,00007,40060,7009.20
    05/26(金)5,600065,80001006,40059,40010.280
  5. 西武ホールディングスの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去11回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年3月 :80円 (1日)
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2021年3月 :5円 (1日)
    • 2020年9月 :5円 (1日)
    • 2020年3月 :235円 (1日)
    • 2019年9月 :130円 (1日)
    • 2019年3月 :90円 (3日)
    • 2018年9月 :180円 (3日)
    • 2018年3月 :120円 (3日)
    • 2017年3月 :60円 (3日)
    • 2014年9月 :5円 (1日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも9つ、大量取得者がいると危険です。
    • 100株:約15万円
    • 300株:約44万円
    • 500株:約74万円
    • 1,000株:約148万円
    • 2,000株:約296万円
    • 3,000株:約444万円
    • 5,000株:約741万円
    • 10,000株:約1,481万円
    • 20,000株:約2,962万円
    • 40,000株:約5,924万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

西武ホールディングス(9024)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

西武ホールディングスのクロス取引手数料まとめです。

6月9日の終値、株価1,481円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額14.8万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274636224326323
29/265797830417928
39/256959436499534
49/227111109435711140
59/218127125496512745
69/2011174172678917462
79/1912190187739719068
89/15132062037910574
99/14142212198511479
109/1318285281109146102
119/1219300297116154108
129/1120316312122162114
139/821332328128170119
149/722348343134178125
159/625152203142
169/526158211148
179/427164219153
189/128170227159
198/3129176235165
208/3032195260182
218/2933201268187

西武ホールディングスの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額14.8万円、西武ホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、西武ホールディングスを14.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料675円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(111日分)+プレミアム料
938円=115円+148円+675円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)900円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
640円=10円+630円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、西武ホールディングスを14.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ63円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
282円=115円+148円+19円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ62円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
261円=100円+143円+18円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料19円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
282円=115円+148円+19円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)19円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)18円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
281円=115円+148円+18円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
29円=10円+19円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
27円=9円+18円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので4日です。

※西武ホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

西武ホールディングス(9024)のクロス取引・株主優待まとめ

西武ホールディングス(9024)は、大型株ですが、野球観戦チケットという付加価値の高さもあり、逆日歩常連銘柄です。

過去には、注記喚起が発生したこともありますが、そこまで大きな高額逆日歩にはなっていません。わずかばかりの逆日歩です。

ただし、優待で野球観戦するには、3月末9月末共に500株以上必要なので、その点だけ注意です。

とにかく、西武ホールディングスの施設優待券が利用できる西武グループは巨大です。

知名度抜群のプリンスホテルは、国内に60店舗以上ありますし、1,000円共通割引券が使えるレストランだけでも、200店舗以上あります。

ゴルフ場やスキー場、水族館などの施設だけでも、30施設以上あり、施設優待券の利便性はかなり高いです。

なお、東京近郊にお住いの方、「マクセル アクアパーク品川 」でも1,000円共通割引券が利用できます!

優待利回りが良いのは、3月末ですが、9月末でもスキーリフト割引の優待があるので、ウインタースポーツ好きならおすすめです。

なお、スキーリフト割引券は、1会計につき30%OFFになる優れものです。
「1,000円共通割引券」と併用利用も可能、冬のアクティビティに欠かせない優待品の1つです。

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