ヨロズ株主優待

自動車用足回り部品サスペンションの大手『ヨロズ』の株主優待についての記事です。

人気QUOカード優待のまさかの後出し優待廃止で、怖いのは連鎖的な優待の廃止です。

そこで人気QUOカード優待を調べたところ、「ヨロズ 優待廃止」の噂があったので、真実の調査です。

逆日歩、各証券会社毎の手数料(貸株料)を理解して、ベストなつなぎ売り(クロス取引)をおこないたい方向けの記事です。

投資メモ(個人メモ)

ヨロズは、自動車足回りの部品メーカー
開発から生産まで一貫体制の独立系自動車部品メーカーだが、日産向けが半分以上
サスペンション部品や車体部品の製造において、高い技術力と市場シェアに特徴

  • 自動車部品事業: フロント・リアのサスペンション部品、リアビーム、リンク、ブレーキペダル、オイルパンなど、車両の重要な構造部品を製造
    主に乗用車、トラック、農業用機械などに採用されており、耐久性と安全性が評価
  • 技術開発と製造装置の提供: 自社製品の設計・製造に加え、生産機器やダイ設備の開発が強み
    製造プロセスの効率化とコスト削減を実現
  • グローバル展開: 日本国内だけでなく、北米、南米、アジア、ヨーロッパといった地域にも製造・販売拠点
    グローバル市場での競争力を高めており、各地の主要自動車メーカー(トヨタ、日産、ホンダなど)と長年の取引実績

ヨロズの魅力は、グローバルな事業展開と、自動車産業における安定した技術力です。特に、電動化や軽量化といった自動車産業のトレンドに対応するため、技術開発に積極的に取り組んでいます。また、EV(電気自動車)や次世代車両向けの部品製造にも力を入れており、今後の成長性が期待されます。

一方で、2024年第3四半期のEPS(1株当たり利益)はマイナスとなっており、前年同期比で大幅な赤字。しかし、売上自体は堅調に推移しているため、今後のコスト改善と利益回復が課題です。

総合的に見て、ヨロズは安定した技術力を持ちながらも、現在は利益面で苦戦している局面です。しかし、グローバルな事業基盤と次世代自動車部品への対応力が将来の成長を支えるポテンシャルを秘めており、長期的な視点では注目に値する銘柄と言えるでしょう。

ヨロズ(7294)の株主優待

株主優待は、QUOカードもしくは、カタログギフトです。

優待内容詳細

保有株式数 保有期間
1年未満 1年以上 3年以上
100株以上 1,000円分 2,000円分 3,000円分
500株以上 2,000円分 3,000円分 4,000円分
1,000株以上 3,000円分 4,000円分 5,000円分

優待権利日は年1回、3月末のみです。

保有株数、継続年数に応じた金額分のQUOカードか、商品の選択ができます。

多くの方がQUOカードを選択するかもしれませんが、2022年の優待の時は、5,000円分でマスクメロン2玉など、カタログギフトも充実しています。

業績が不安定な面もあり、QUOカード優待廃止のリスクもありますが、株主への還元姿勢が高い事もあり、QUOカード廃止の可能性は低そうです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

継続保有特典あり

継続保有が必須ではなく、1年以上でランクアップ特典です。

継続保有の条件

年に1回その年の3月末時点の株主様を対象に実施、株主様名簿に記録された日から継続して株式を保有している期間で確認。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに100株以上の取得が必要です。

ヨロズに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ヨロズの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り5ヵ月と5日(156日)
逆日歩日数:1日

ヨロズ(7294)の基本情報

情報更新日:2024年3月30日

code7294優待内容クオカード
業種輸送用機器上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月
本社神奈川上場年月日1991年11月20日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数25,055,000企業のHP優待詳細
優待の種類金券

株価更新日:2024年10月21日

21日の終値株価1,128円最低投資額112,800円
最低必要株数100継続保有継続保有特典

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ヨロズ(7294)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-03-271,022-24,400-173,300-148,900388,7001.058.8315.0
2023-03-298355,300-133,400-138,700356,3003.07.2318.0
2022-03-29924-7,400-109,400-102,000222,0001.18.017.0
2021-03-291,3480-38,100-38,100225,1002.211.2113.0
2020-03-271,168-8,800-70,500-61,700226,0002.09.6113.0
2019-03-261,605-24,500-40,900-16,400306,2002.413.6323.0
2018-03-271,722-2,100-23,000-20,900361,4001.814.4334.0
2017-03-281,782-3,500-20,600-17,100121,3000.1514.4340.0
2016-03-282,4472,400-15,500-17,90089,6006.220.0119.0
2015-03-262,48613,7003,100-10,60092,800140.0
2014-03-261,69933,00040,2007,200222,700111.0
2013-03-261,64083,00074,500-8,50067,7003
2012-03-271,80027,20022,400-4,80076,3003
2011-03-281,655-106,600-111,900-5,30090,4000.516.01

大手企業で発行済み株式数も多く、逆日歩は毎回少額です。

逆日歩結果と一緒に注目していただきたいのが、配当です。
投資金額の割に配当金額が多いのです。つまり配当性が非常に高い銘柄です。

ヨロズ(7294)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    株主優待数は793、そのうち553銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    ヨロズと同じQUOカード優待がある銘柄。

    • 立花エレテック
    • ジオリーブグループ
    • 高見沢サイバネティックス
    • 東洋電機
    • 西部電機
    • 朝日放送グループHD
    • 南陽

    尚、3月実施のQUOカード優待は、他にもあります。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は25,055,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年10月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    10/18(金)03,8005,00010030011,800-6,8000.420.05
    10/17(木)03008,8000012,000-3,2000.730
    10/16(水)30009,1003001,40012,000-2,9000.760
    10/15(火)02008,8001,100013,100-4,3000.670.05
    10/11(金)009,00010090012,000-3,0000.750
    10/10(木)009,00020010012,800-3,8000.70
    10/09(水)01,2009,000900012,700-3,7000.710
    10/08(火)1,700010,2000011,800-1,6000.860
    10/07(月)01,4008,500040011,800-3,3000.720
    10/04(金)2,6001009,900300012,200-2,3000.810
  5. ヨロズの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去10回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2024/03/27:105円 (3日)
    • 2023/03/29:300円 (3日)
    • 2022/03/29:110円 (1日)
    • 2021/03/29:220円 (1日)
    • 2020/03/27:200円 (1日)
    • 2019/03/26:240円 (3日)
    • 2018/03/27:180円 (3日)
    • 2017/03/28:15円 (3日)
    • 2016/03/28:620円 (1日)
    • 2011/03/28:50円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約11万円
    • 1000株:約113万円
    • 10000株:約1,128万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    優待がお得になる継続保有特典あり、条件次第で、リスクの増減有!

    ヨロズと同じ1,000円相当の銘柄です。


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ヨロズ(7294)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩と同じく経費が掛かるヨロズのクロス取引手数料についてです。

10月21日の終値、株価1,128円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額11.3万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/2722424912249
23/265606023316022
33/256727228377226
43/247858333438530
53/218979537509735
63/209109107425610939
73/1912145143567414552
83/1813157155608015756
93/1714169167658761
103/1415181179709365
113/1316193191749969
123/12192292268811882
133/11202412389312487
143/10212542509813091
153/72210213695
163/623107142100
173/526121161113
183/427125167117
193/328130173121
202/2829135180126
212/2730139186130
222/2633153204143

ヨロズの権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額11.3万円、ヨロズのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年10月22日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ヨロズを11.3万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(160日分)+プレミアム料743円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(160日分)+プレミアム料
1,006円=115円+148円+743円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(160日分)991円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(160日分)
701円=8円+693円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ヨロズを11.3万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ24円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
270円=115円+148円+7円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ24円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
250円=100円+143円+7円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料7円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
270円=115円+148円+7円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)7円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:11.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)7円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
270円=115円+148円+7円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
15円=8円+7円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
14円=7円+7円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので2日です。

※ヨロズの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

投資資金も少ないので、クロス取引で人気の銘柄です。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、ヨロズの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
10/21(月)2,8002,8002,8002,800
10/18(金)2,8002,8002,8002,800
10/17(木)2,8002,8002,8002,800
10/16(水)2,8002,7002,8002,800
10/15(火)2,8002,8002,8002,800
10/14(月)2,8002,8002,8002,800
10/11(金)2,8002,8002,8002,800
10/10(木)2,800-2,8002,800
10/09(水)2,8002,8002,8002,700

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

3月の株主優待情報をまとめて確認

一般信用売り在庫がある証券会社も多く、逆日歩のリスクなく、クロス取引可能です。

ヨロズ(7294)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ヨロズの株主優待は、人気のQUOカード、もしくはカタログギフト
  • 優待利回りも高く、3月の人気優待の1つだが、逆日歩は毎回少額
  • 優待価値を超える逆日歩が発生したことはない
  • 一般信用売り在庫もあり、貸株料も安いので、制度と一般、どちらのクロス取引でも利益が出る可能性が高い
  • 近年、優待人気で一般信用売り在庫は早くからなくなっている、高額逆日歩に警戒は必要
  • 人気QUOカード優待だけに廃止の噂もあるが、配当含めて長期的な投資先として安定感はある
  • 当面の課題は赤字解消(業績回復)だが、売上は安定、利益率も改善しつつあるので、今後に期待
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