宇宙関連事業もある情報システムのプロ集団『アイネット』の株主優待情報をまとめました。

逆日歩優待クロス取引のやり方(比較)、貸株料についての記事です。

投資メモ

アイネットは、最新のテクノロジーを備えた次世代型データセンターを保有する企業です。
インターネットのインフラ環境構築、クラウド環境の構築、運用保守のサポート業も強い!

アイネット株主優待引用元:アイネット

システム開発分野では、1,200人以上の技術者が在籍しているのも強み!
金融、流通サービス、石油ガス、製造、宇宙など様々な業種業態向けに技術提供が可能!

アイネット(9600)の株主優待

アイネット(9600)の株主優待は、保有株数に応じたQUOカード優待です。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容(QUOカード)
3年未満継続保有3年以上
1,000株以上1,000円分2,000円分
3,000株以上2,000円分3,000円分
5,000株以上3,000円分4,000円分

アイネット(9600)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

オリジナルデザインのQUOカードです。

社会貢献活動も意識しており、贈呈額の10%を別途、アイネット側より、障がい者支援団体等に寄付します。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、3年以上の継続保有で1,000円分のQUOカードが追加で貰えます。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに1000.0株以上の取得が必要です。

アイネットの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

アイネット(9600)の基本情報

code9600優待内容クオカード
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本拠地神奈川上場年月日1995年4月12日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株1000.0最低投資額1,500,000円
配当予想48.0配当落日2023年3月30日
発行済株数16,242千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

優待開示情報

アイネット(9600)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-281,4252,300-11,400-13,70071,3000.0512.0123.5
2020-09-281,7494,000-5,200-9,20086,3000.014.4122.0
2019-09-261,41505,8005,80071,600121.5
2018-09-252,00504,3004,30054,000320.0
2017-09-261,497-9,700-9,800-10056,1003.012.0319.0
2016-09-271,1584,70026,30021,60024,900318.0停止
2015-09-251,250500-17,600-18,10054,1000.0510.4117.0
2014-09-25892-7,700-25,600-17,90081,7000.557.2115.0
2013-09-2571910,80024,00013,200157,100112.5
2012-09-255933,800-14,700-18,50036,7001.058.03
2011-09-27486300-1,900-2,2009,5000.156.03

アイネット(9600)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    クロス取引可能な銘柄は281(優待銘柄は390)です。

    アイネットと同じ人気のQUOカード優待がある銘柄一覧(一例)。

    QUOカード優待を実施している企業は多いですが、アイネットのQUOカードは、オリジナルデザイン、付加価値がつく可能性あり。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2016年9月 :0円 (3日)・・・停止
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は16,242千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)03002,00007001001,90020.00
    06/07(水)002,300008001,5002.880
    06/06(火)3003002,300008001,5002.880
    06/05(月)2001002,30010008001,5002.880
    06/02(金)2001,7002,200007001,5003.140
    06/01(木)50003,700007003,0005.290
    05/31(水)1,4001,0003,20004007002,5004.570
    05/30(火)20002,800001,1001,7002.550
    05/29(月)1001002,60010001,1001,5002.360
    05/26(金)01,0002,60010001,0001,6002.60
  5. アイネットの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去6回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2017年9月 :300円 (3日)
    • 2015年9月 :5円 (1日)
    • 2014年9月 :55円 (1日)
    • 2012年9月 :105円 (3日)
    • 2011年9月 :15円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は1000株なので、実際の逆日歩金額はさらに10倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    優待取得の最低投資金額だけでも100万越え、さらに3つのバリエーションもあり警戒が必要です。
    • 1,000株:約150万円
    • 3,000株:約450万円
    • 5,000株:約750万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    人気のQUOカード優待に加えて、継続保有で利回りアップ、逆日歩リスクが高まるので、ご注意です。

アイネット(9600)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

アイネットなら、逆日歩のないクロス取引も可能、それが一般信用クロス取引です。

6月9日の終値、株価1,500円の必要株数分(1000.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額150万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274641633247329641230
29/265801791308411801288
39/256962949370493962345
49/2271,1221,1084325751,122403
59/2181,2821,2664936581,282460
69/20111,7631,7406789041,763633
79/19121,9231,8997409861,923690
89/15132,0842,0578011,068748
99/14142,2442,2158631,151805
109/13182,8852,8481,1101,4791,036
119/12193,0453,0061,1711,5621,093
129/11203,2053,1641,2331,6441,151
139/8213,3663,3231,2951,7261,208
149/7223,5263,4811,3561,8081,266
159/6251,5412,0551,438
169/5261,6032,1371,496
179/4271,6642,2191,553
189/1281,7262,3011,611
198/31291,7882,3841,668
208/30321,9732,6301,841
218/29332,0342,7121,899

アイネットの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額150万円、アイネットのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、アイネットを150万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)(+プレミアム料)
11,242円=4,400円+6,842円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,584円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
7,727円=385×2円+115円+6,842円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
13,523円=4,400円+9,123円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
6,489円=103円+6,386円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、アイネットを150万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

投資額150万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(400万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
2,064円=1,760円+115円+189円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:1013円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が1013円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
1,074円=385×2円+115円+189円
GMOクリック証券
【1日定額】

150万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(400万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
2,054円=1,760円+113円+181円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:880円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が880円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
791円=264×2円+82円+181円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
4,589円=4,400円+189円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,584円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
1,074円=385×2円+115円+189円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
4,589円=4,400円+189円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
4,581円=4,400円+181円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
1,066円=385×2円+115円+181円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
292円=103円+189円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
275円=95円+181円

投資金額150万円の場合、権利日最終日の4日の貸株料も馬鹿にできません。証券会社を分散して、賢く手数料負担を抑えるのが重要です。

※アイネットの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

アイネット(9600)のクロス取引・株主優待まとめ

アイネット(9600)のクロス取引で、優待利益を得るのは、ハードルが高いです。

まず、優待に必要な最低保有株数が1,000株である事が最大の障壁です。

逆日歩リスクが増すばかりではなく、投資金額も100万円以上必要で、貸株料も大きな出費になります。

仮に、一般信用クロス取引が優待権利日当日にできたとしても、すぐに数百円の手数料(貸株料)で、証券会社によっては、利益の半分が吹き飛びます。

いつもは、低リスクのクロス取引をおすすめしていますが、アイネットに関しては、別です。

クロス取引で、微々たる利益を狙うより、キャピタルゲイン向きかも!

将来性抜群のクラウド関連やデータベースの企業です。株主優待目的とは関係なくなってしまいますが、現物保有の選択肢もありでしょう。

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