神奈川県発祥の学習塾『ステップ』の株主優待についてまとめています。

逆日歩優待クロス取引貸株料(手数料)について詳しくなりたい方向けの記事です。

1日平均4回チェックの一般信用売り在庫リスト付き。

投資メモ

ステップは、小学生、中学生、高校生を対象にした学習塾を運営する企業です。
進学率の高さが強みで、店舗数拡大中!

ステップ(9795)の株主優待

ステップ(9795)の株主優待は、保有株数に応じたオリジナルデザインのQUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数 保有期間
6ヶ月未満 6ヶ月以上 1年以上 2年以上
100株以上 500円分 1,000円分 1,500円分 2,000円分
500株以上 1,000円分 2,000円分 2,500円分 3,000円分
1,000株以上 1,500円分 3,000円分 3,500円分 4,000円分

ステップ(9795)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

優待導入時は、シンプルでわかりやすかったのですが、優待変更でわかりにくい優待制度になっています。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

継続保有が必須ではなく、半年以上の継続保有でQUOカード額がアップするランクアップ特典です。

継続保有の条件

基準日時点で毎年9月30日、3月31日現在の株主名簿に同一株主番号で継続して2回、3回、5回以上記載または記録されていること。

ステップの株主優待制度を利用した感想

ステップの株主優待制度がスタートしたのは、2015年の9月からです。

この時は、株価も10万円前後、100株で1,000円QUOカードなので、なかなかの優待利回りでした。

それが、優待改悪、株価上昇で、クロス取引するには、あまりメリットのある優待品ではなくなってしまいました。

ステップの優待制度の変更(改悪)をまとめると次のようになります。

  1. 2015年9月末(新設)
    100株:1,000円分
    500株:2,000円分
    1,000株:3,000円分
  2. 2019年9月末(改悪・拡充)
    100株:500円分
    500株:1,000円分
    1,000株:1,500円分

半年以上継続保有していないと、従来の半分の優待価値です。

ただ継続保有が追加になったので、拡充という判断をされる方もいるでしょう。

しかし、単純にクロス取引だけを目的とした場合、これは明らかに改悪です。

あとは、オリジナルデザインのQUOカードに期待したいところですが、いかにも学習塾っていう感じのデザインです。

付加価値が付けば嬉しいのですが、まあきっと無理でしょう。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

ステップに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ステップの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年9月30日

権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り10ヵ月と5日(309日)
逆日歩日数:1日

ステップ(9795)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code9795優待内容クオカード
業種サービス業上場市場東証プライム 
決算9月 優待月9月
本社神奈川上場年月日1995年6月12日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数16,670,000企業のHP優待詳細
優待の種類オリジナルQUOカード

株価更新日:2024年11月21日

21日の終値株価1,999円最低投資額199,900円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ステップ(9795)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-261,958-3,700-20,500-16,800173,0005.332.0137.0注意
2023-09-271,7660.0-1,000-1,000317,2000.014.4348.0
2022-09-281,7810.0-5,800-5,80069,1002.2514.4323.0
2021-09-281,9202,000-7,500-9,50071,7000.516.0125.0
2020-09-281,600-2,700-26,100-23,40075,0004.012.8120.0
2019-09-261,430-2,200-18,300-16,10068,2002.8512.0119.0
2018-09-251,5430.0-27,300-27,300174,7002.712.8317.0
2017-09-261,501800-43,000-43,80089,3002.5512.8318.0
2016-09-271,127-7,100-41,800-34,70073,9002.259.6316.0
2015-09-251,040-5,000-107,700-102,700142,5008.08.8114.0
2014-09-258400.00.00.035,9000.07.2112.0
2013-09-258972,4004,0001,60016,1001
2012-09-2560316,60014,400-2,2007,6003
2011-09-274940.00.00.01,0003

ステップ(9795)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    株主優待数は386、そのうち270銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    ステップと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2024/09/26:530円 (1日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は16,670,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)0100000000
    11/19(火)1000100000100-0
    11/18(月)00000000
    11/15(金)00000000
    11/14(木)01,000000000
    11/13(水)1,00001,0000001,000-0
    11/12(火)040000300000
    11/11(月)400300400003001001.330
    11/08(金)3000300300030001.00
    11/07(木)0500000000
  5. ステップの発生逆日歩

    ×:過去逆日歩では警戒範囲
    最大逆日歩にはなっていませんが、高額な逆日歩が過去1回、逆日歩も今まで9回発生、日数が多い時は危険です。
    • 2024/09/26:530円 (1日)・・・注意
    • 2022/09/28:225円 (3日)
    • 2021/09/28:50円 (1日)
    • 2020/09/28:400円 (1日)
    • 2019/09/26:285円 (1日)
    • 2018/09/25:270円 (3日)
    • 2017/09/26:255円 (3日)
    • 2016/09/27:225円 (3日)
    • 2015/09/25:800円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約20万円
    • 500株:約100万円
    • 1000株:約200万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

    優待価値は低いですが、『ステップ』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。


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ステップ(9795)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩と同じく経費が掛かるステップのクロス取引手数料についてです。

11月21日の終値、株価1,999円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額20.0万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262434216224315
29/253646325336423
39/246128127496612846
49/237150148587715054
59/228171169668817161
69/199192190749919269
79/18102142118211021477
89/1713278274107142278100
99/1614299295115153107
109/1515321316123164115
119/1216342338132175123
129/1117363359140186130
139/1020427422164219153
149/921449443173230161
159/822181241169
169/523189252176
179/424197263184
189/327222296207
199/228230307215
209/129238318222
218/2930247329230
228/2831255340238

ステップの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額20.0万円、ステップのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ステップを20.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(311日分)+プレミアム料2,556円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(311日分)+プレミアム料
2,967円=198×2円+15円+2,556円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(311日分)3,408円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(311日分)
2,399円=14円+2,386円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ステップを20.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ43円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
424円=198×2円+15円+13円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ42円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
397円=187×2円+11円+12円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料13円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
424円=198×2円+15円+13円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)13円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:20万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)12円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
423円=198×2円+15円+12円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
26円=14円+13円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
25円=13円+12円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※ステップの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、ステップの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/21(木)1,0001,0001,0001,000
11/20(水)1,0001,000-1,000
11/19(火)1,0001,0001,0001,000
11/18(月)1,0001,0001,0001,000
11/15(金)1,0001,0001,0001,000
11/14(木)1,0001,0001,0001,000
11/13(水)1,0001,0001,0001,000
11/12(火)1,0001,0001,0001,000
11/11(月)1,0001,0001,0001,000

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

ステップ(9795)のクロス取引・株主優待まとめ

ステップ(9795)の逆日歩は要注意です。

500円QUOカード優待の逆日歩なんて大したことがないと思っている方もいるようですが、それは投資金額が低いから安心なのです。

ステップの場合、投資金額約20万円なので、最大逆日歩の想定額は大きいです。

優待改悪後も400円の逆日歩が発生しており、手間暇だけ無駄になっています。

継続保有になっていないとホントリスクばかりで、最悪です。

企業の戦略に乗ってしまう形になりますが、今後の株価上昇(キャピタルゲイン)を期待するなら、現物保有の選択肢もアリでしょう。

優待に関しても、2年以上継続で2,000円のQUOカードなら、悪くはありません。

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