インソース(6200)は、企業向けの講師派遣業やeラーニング研修システムをおこなっています。

そんなインソースの株主優待、クロス取引に必要な情報をまとめました。

当記事を最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

インソース株主優待クロス取引
引用元:インソース

インソース(6200)の株主優待

インソース(6200)の株主優待は、QUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容(QUOカード)
200株以上500円分
1,000株以上700円分
2,000株以上1,500円分
4,000株以上2,000円分
20,000株以上5,000円分
インソース(6200)の優待権利日は年1回、9月末です。

優待に必要な最低保有株数は、200株以上になるので、ご注意です。

QUOカード優待は魅力がありますが、自社サービスとあまりにもかけ離れている優待だと、廃止になるリスクありです。

なおインソースは、派遣業ビジネスのノウハウがあり、この自社サービスを活かした優待があったのですが、受講者が少なかったので、廃止になっています。

インソースの優待導入・変更

  • 2017年9月末より優待導入(公開講座の受講とQUOカードの2本立て)
  • 2020年9月末より、受講料無料優待の廃止、QUOカード優待は継続
  • 2020年12月末に1株から2株に株式分割、それに合わせて、最低保有株数も2倍に変更

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに200.0株以上の取得が必要です。

インソースの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り6ヵ月と5日(189日)
逆日歩日数:3日

インソース(6200)の基本情報

code6200優待内容クオカード
業種サービス業上場市場東証プライム 
決算9月 優待月9月
本拠地東京上場年月日2016年7月21日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株200.0最低投資額277,200円
配当予想21.5配当落日2022年9月29日
発行済株数42,621千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

インソース(6200)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-282,14012,4000-12,400230,2000.017.6115.5
2020-09-282,930-69,700-69,600100117,4001.4524.0118.5
2019-09-262,766-65,900-100,500-34,600284,9001.0522.4116.0
2018-09-252,51700081,9000.020.8312.0
2017-09-261,879-9,500-16,700-7,20063,0000.015.2318.0
2016-09-2768031,80037,8006,00048,000311.0

インソース(6200)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    インソースと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は42,621千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)01,70054,800010014,60040,2003.750
    03/16(木)02,10056,50001,00014,70041,8003.840
    03/15(水)1,700058,6000015,70042,9003.730
    03/14(火)4,3002,30056,900800015,70041,2003.620
    03/13(月)5002,70054,90002,30014,90040,0003.680
    03/10(金)3,50030057,1000017,20039,9003.320
    03/09(木)30020053,9000017,20036,7003.130
    03/08(水)03,10053,8001,500017,20036,6003.130
    03/07(火)05,50056,900010015,70041,2003.620
    03/06(月)6006,20062,4001,800015,80046,6003.950
  5. インソースの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2020年9月 :145円 (1日)
    • 2019年9月 :105円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は200株なので、実際の逆日歩金額はさらに2倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも5つ、大量取得者がいると危険です。
    • 200株:約28万円
    • 1,000株:約139万円
    • 2,000株:約277万円
    • 4,000株:約554万円
    • 20,000株:約2,772万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

インソース(6200)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

インソースの逆日歩の次は、貸株料(手数料)です。

3月17日の終値、株価1,386円の必要株数分(200.0株)で計算。

投資額27.7万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274118117466111842
29/265148146577614853
39/256178175689117864
49/2272072058010620774
59/2182372349112123785
69/2011326321125167326117
79/1912355351137182355127
89/1513385380148197138
99/1414414409159212149
109/1318533526205273191
119/1219562555216288202
129/1120592584228304212
139/821622614239319223
149/722651643250334234
159/625285379266
169/526296395276
179/427307410287
189/128319425297
198/3129330440308
208/3032364486340
218/2933376501351

インソースの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額27.7万円、インソースのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、インソースを27.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(193日分)+プレミアム料2,197円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(193日分)+プレミアム料
2,614円=198×2円+21円+2,197円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(193日分)
4,029円=1,100円+2,929円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(193日分)
2,070円=19円+2,051円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、インソースを27.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ118円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
452円=198×2円+21円+35円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ117円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
423円=187×2円+15円+33円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料35円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
452円=198×2円+21円+35円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,135円=1,100円+35円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)33円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
451円=198×2円+21円+33円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
54円=19円+35円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
51円=17円+33円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※インソースの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

インソース(6200)のクロス取引・株主優待まとめ

インソースの優待利回りはあまりよくありません。株価が上昇しすぎている為です。

優待の導入を発表した時、株価は500円前後です。それが今や3,000円に迫る勢いです。

もうそろそろ優待拡充のアナウンスが欲しいところです。

よって、結果論ですが、クロス取引より、現物保有が大正解の銘柄でした。

200株のクロス取引で500円の利益を狙う戦略は、手間暇を考えると効率的とは言えません。

今後も株価が上昇するとは限りませんが、現物保有も選択肢の1つと考えるのが良いでしょう。

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