システムリサーチは、SI(システム・インテグレーション)サービス業務が強みの事業です。

企業のHPには難しく事業紹介されていますが、ユーザー企業に対して、情報システムを開発したり、システムを運用するサービスを提供する企業です。

そんなシステムリサーチ(3771)で優待クロス取引を行うために必要な情報をまとめています。

当記事を最後まで読むことで、株主優待制度、過去の逆日歩一覧、貸株料等の手数料を把握する事が可能です。

システムリサーチ(3771)の株主優待

システムリサーチ(3771)の株主優待は、利益率が高い企業の定番、QUOカードです。

システムリサーチの優待内容詳細

保有株式数優待内容
100株以上1,000円分のQUOカード
システムリサーチ(3771)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

システムリサーチの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り1日(毎日更新)
逆日歩日数:3日

システムリサーチ(3771)の基本情報

code3771優待内容クオカード
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本拠地愛知上場年月日2005年6月13日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株100.0最低投資額292,100円
配当予想60.0配当落日2023年3月30日
発行済株数8,360千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、9月25日の終値株価で計算。

システムリサーチ(3771)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-282,16326,800-15,800-42,60069,7000.0517.61
2020-09-281,9740-21,800-21,80090,1000.016.01
2019-09-263,9607,300-1,200-8,50079,4000.132.01
2018-09-254,5550-6,400-6,40056,8000.1573.63注意
2017-09-262,22629,200-84,000-113,20094,200110.436.83注意
2016-09-271,6801,100900-20016,4003
2014-09-251,89920,30020,000-3001,1001
2013-09-251,5718,9009,4005006001
2012-09-251,0452,7002,500-2001,7003
2011-09-278713,4003,40002003

システムリサーチの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    システムリサーチと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に2回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :11,040円 (3日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/22(金)30001,400003001,1004.670
    09/21(木)001,10001003008003.670
    09/20(水)001,10010004007002.750
    09/19(火)001,10010003008003.670
    09/15(金)10001,10020002009005.50
    09/14(木)01001,000010001,000-0
    09/13(水)001,10010001001,00011.00
    09/12(火)001,1000001,100-0
    09/11(月)001,1000001,100-0
    09/08(金)01001,1000001,100-0
  5. システムリサーチの発生逆日歩

    △:やや注意
    高額逆日歩がそのまま最大逆日歩であり、1回発生しているので、注意です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2019年9月 :10円 (1日)
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :11,040円 (3日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待に必要な株数は100株のみですが、株価が高いと逆日歩が発生した時の金額もあがるので、少しだけ注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

システムリサーチの優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩の次に大事なシステムリサーチのクロス取引手数料です。

9月25日の終値、株価2,921円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額29.2万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274125123486412545
29/265156154608015656
39/256187185729618767
49/2272182168411221878
59/2182502469612825090
69/2011343339132176343123
79/1912374370144192374134
89/1513406400156208146
99/1414437431168224157
109/1318562554216288202
119/1219593585228304213
129/1120624616240320224
139/821655647252336235
149/722686678264352246
159/625300400280
169/526312416291
179/427324432302
189/128336448314
198/3129348464325
208/3032384512358
218/2933396528370

システムリサーチの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額29.2万円、システムリサーチのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月26日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、システムリサーチを29.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)のみ156円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=一般信用手数料+金利(1日)+貸株料(5日分)
574円=198×2円+22円+156円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)のみ154円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(5日分)
544円=187×2円+16円+154円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)+プレミアム料60円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(5日分)+プレミアム料
478円=198×2円+22円+60円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(5日分)
1,180円=1,100円+80円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)156円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(5日分)
574円=198×2円+22円+156円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(5日分)
76円=20円+56円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、システムリサーチを29.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ125円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
455円=198×2円+22円+37円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ123円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
425円=187×2円+16円+35円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料37円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
455円=198×2円+22円+37円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,137円=1,100円+37円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)35円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
454円=198×2円+22円+35円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
57円=20円+37円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
54円=18円+35円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※システムリサーチの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

システムリサーチのクロス取引・株主優待まとめ

システムリサーチ(3771)は、発行済株式数の少ない企業ですが、株主も少ない企業です。

これでも2019年9月に1株を2株にする株式分割をしています。その際、優待内容は変更になり、100株で2,000円QUOカードが、100株で1,000円QUOカードになっています。

なお高額逆日歩は、システムリサーチの優待導入直後(株式2分割の前)に発生した100株、11,040円以降は、発生していません。この高額逆日歩がトラウマになっている方もいるんでしょうね。 

高額逆日歩になりやすい状況はそろっているので、またいつか最大逆日歩が発生するかもしれません。

優待クロス取引をする際は、その点だけご注意を!

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