ファーストコーポレーション株主優待

分譲マンション建設を中心としたゼネコン『ファーストコーポレーション』の株主優待情報をまとめました。

つなぎ売り(クロス取引)に必要な、過去の逆日歩、各証券会社毎の手数料(貸株料)が確認できます。

投資メモ
ファーストコーポレーションは、用地手当てから建築まで一貫の「造注」という事業モデルを推進している企業です。

事業エリアを東京近郊に限定することで、スピード成長、2015年にマザーズ市場に上場!

ファーストコーポレーション(1430)の株主優待

ファーストコーポレーションの株主優待は、ゼネコンの例に倣ってQUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容(QUOカード)
1年以上3年以上
500株以上2,000円分3,000円分
1,000株以上3,000円分5,000円分
5,000株以上5,000円分10,000円分

ファーストコーポレーションの優待権利日は年1回、11月末のみです。

保有株数、継続保有年数によって、貰えるQUOカードの金額が異なります。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須・特典あり

1年以上の継続保有が必須、3年以上の継続保有なら、優待価値が1.5倍以上です。

継続保有の条件

毎年2月末日、5月末日、8月末日及び11月末日現在の株主名簿に5回、もしくは13回以上連続して、同一株主番号に手記載又は記録されること。

また、継続保有期間中のいずれかの時点においても、同一株主番号で各区分の最小株式数(500株、1,000株又は5,000株)を下回る事なく保有していること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年11月30日」です。

権利日最終日の「11月28日」までに500.0株以上の取得が必要です。

ファーストコーポレーションの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年11月30日

権利日最終:11月28日(火)・・・残り8ヵ月と6日(251日)
逆日歩日数:1日

ファーストコーポレーション(1430)の基本情報

code1430優待内容クオカード
業種建設業上場市場東証プライム 
決算5月 優待月11月
本拠地東京上場年月日2015年3月24日 
単位100貸借区分貸借
継続保有必須・特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株500.0最低投資額401,000円
配当予想35.0配当落日2023年5月30日
発行済株数13,363千株データ調査日2022年11月26日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

ファーストコーポレーション過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-11-26743-53,400-114,800-61,400172,9000.056.41
2020-11-26701-21,600-108,900-87,300194,5000.056.41
2019-11-27706-188,000-361,700-173,700488,20019.26.43
2018-11-271,034-2,500-133,100-130,600356,3001.58.83
2017-11-271,2576,6006,500-100151,2001
2016-11-2592041,70045,6003,90074,4001
2015-11-254,6254,1004,20010010,1001

ファーストコーポレーション(1430)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待11月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年11月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引11月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄30のうち、クロス向けは19と少ない中でのQUOカード優待なので、注意です。

    ファーストコーポレーションと同じ11月のQUOカード優待一覧。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は13,363千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)3,400023,3000010023,200233.00
    03/16(木)3,00020019,9000010019,800199.00
    03/15(水)4,300017,100070010017,000171.00
    03/14(火)10,800012,80020040080012,00016.00
    03/13(月)7003002,0001007001,0001,0002.00
    03/10(金)5001,0001,60005001,60001.00
    03/09(木)1,2002002,1001,1001002,10001.00
    03/08(水)2001001,10010001,10001.00
    03/07(火)2005001,00050001,00001.00
    03/06(月)8001,1001,30001,1005008002.60
  5. ファーストコーポレーションの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩1回、高額逆日歩1回と逆日歩実績があるので、注意です。
    • 2021年11月:5円 (1日)
    • 2020年11月:5円 (1日)
    • 2019年11月:1,920円 (3日)
    • 2018年11月:150円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は500株なので、実際の逆日歩金額はさらに5倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 500株:約40万円
    • 1,000株:約80万円
    • 5,000株:約401万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有が必須と同時に優待額が豪華になる特典付き、警戒は必要です。

ファーストコーポレーション(1430)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

ファーストコーポレーションは、逆日歩の発生しない、一般信用取引も可能です。

3月17日の終値、株価802円の必要株数分(500.0株)で計算。

投資額40.1万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
111/282868533448631
211/273129127496612946
311/244171169668817162
411/2252142118211021477
511/218343338132176343123
611/2010428423165220428154
711/1711471465181242471169
811/1612514508198264185
911/1515643634247330231
1011/1416686677264352246
1111/1317728719280374261
1211/1018771761297396277
1311/919814804313417292
1411/822943931363483338
1511/723379505354
1611/624396527369
1711/225412549385
1811/126428571400
1910/3130494659461
2010/3031511681477

ファーストコーポレーションの権利付最終日(2023年11月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額40.1万円、ファーストコーポレーションのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年11月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ファーストコーポレーションを40.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:40.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(253日分)+プレミアム料4,169円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(253日分)+プレミアム料
4,596円=198×2円+31円+4,169円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(253日分)
6,659円=1,100円+5,559円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(253日分)
3,919円=27円+3,891円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ファーストコーポレーションを40.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:40.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ86円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
452円=198×2円+31円+25円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:40.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ85円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
420円=187×2円+22円+24円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:40.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料25円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
452円=198×2円+31円+25円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
1,125円=1,100円+25円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:40.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)24円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
451円=198×2円+31円+24円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
53円=27円+25円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
49円=25円+24円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の1日に返却日を加えた2日です。

※ファーストコーポレーションの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ファーストコーポレーション(1430)のクロス取引・株主優待まとめ

ファーストコーポレーション、2019年にむごい最大逆日歩が発生していますが、実は優待が変更になる前の逆日歩です。

2020年より1年以上の継続保有が必須となり、その後の逆日歩は少額です。
因みにファーストコーポレーション過去の優待は、100株以上で1,000円分のQUOカードと優待利回りも大きく、お得だったのです。

優待クロスが可能な貸借銘柄ですが、最低500株保有で長期保有のチェックも厳しいので、あまりクロス優待向けとは言えません。

それなら、現物保有ですが、投資金額も大きいので、リスクも高いと、投資家を迷わす銘柄です。

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