大成温調の株主優待クロス取引

老舗の総合設備企業『大成温調』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

投資メモ

大成温調は、空調・衛生・電気設備工事の設計施工をおこなっている企業です。
中国、米国ハワイ、ベトナム、シンガポールなど海外に積極展開!
新ブランド名「LIVZON」総合たてものサービスに期待!

大成温調(1904)の株主優待

大成温調(1904)の株主優待は、オリジナルデザインのクオカードです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
300株以上3,000円
500株以上5,000円
900株以上10,000円

優待権利日は年1回、3月末のみです。

保有株数に応じて、オリジナルデザインのクオカードが貰えます。

注意点は、2022年5月に優待制度の変更が発表されている事です。

100株で3,000円ものクオカードが貰えていましたが、今後は300株で3,000円と優待利回りは1/3にダウン!

最大逆日歩が発生しても、優待価値の方が上だという人気優待の1つ(規制が入らなければ)

今後は最大逆日歩が発生したら、大損の可能性もあります。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年3月31日」です。

権利日最終日の「3月29日」までに300株以上の取得が必要です。

大成温調の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年3月31日

権利日最終:3月29日(水)・・・残り7日(毎日更新)
逆日歩日数:3日

大成温調(1904)の基本情報

情報更新日:2023年3月2日

code1904優待内容オリジナルクオカード
業種建設業上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月3月
本社東京上場年月日1991年12月6日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数6,882,000企業のHP優待詳細
優待の種類金券

株価更新日:2023年3月17日

17日の終値株価2,060円最低投資額618,000円
最低必要株数300継続保有-

大成温調(1904)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-292,011-25,900-94,100-68,20083,60033.633.6176.0注意
2021-03-292,227-16,600-108,200-91,600108,60018.418.4172.0
2020-03-271,9521,7001,700023,000170.0
2019-03-261,5774,1004,3002003,200370.0
2018-03-272,06660060002,300346.0
2017-03-281,2397,3007,40010016,500346.0
2016-03-2849924,00021,000-3,00012,000118.0
2015-03-265322,0004,0002,0005,000115.0
2014-03-2642722,00022,000015,000113.0
2013-03-2637519,00020,0001,00016,0003
2012-03-2733826,00026,000014,0003
2011-03-283423,0003,00004,0001

最大逆日歩が続きますが、2022年3月末までは、100株で3,000円のクオカードが貰えていたから!

大成温調(1904)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    クロス取引可能な銘柄は551(優待銘柄は769)です。

    大成温調と同じ人気のQUOカード優待がある銘柄一覧(一例)。

    • 丸八証券
    • ビー・エム・エル
    • 城南進学研究社
    • トランスコスモス
    • 天馬
    • レノバ
    • エックスネット

    QUOカード優待を実施している企業は多いですが、大成温調のQUOカードは、オリジナルデザイン、付加価値がつく可能性あり。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    2023年3月1日より注意喚起の規制が発生中、逆日歩が更に2倍、リスクが高まります。
    • 2022/03/29:3,360円 (1日)・・・注意
  4. 近況株不足(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    逆日歩更新日:2023年3月20日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)040080003002,800-2,0000.290.05
    03/16(木)1,00001,2003001,5003,100-1,9000.390.10
    03/15(水)2005002002003004,300-4,1000.050.15
    03/14(火)04005003007004,400-3,9000.110.05
    03/13(月)0090002004,800-3,9000.190.05
    03/10(金)0090050005,000-4,1000.180.05
    03/09(木)009001,7004004,500-3,6000.20.05
    03/08(水)4001,6009004001003,200-2,3000.280.15
    03/07(火)08002,1002002002,900-8000.720.05
    03/06(月)01,1002,9003001,4002,90001.00
  5. 大成温調の発生逆日歩

    △:やや注意
    高額逆日歩がそのまま最大逆日歩であり、2回発生しているので、注意です。
    • 2022/03/29:3,360円 (1日)・・・注意
    • 2021/03/29:1,840円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は300株なので、実際の逆日歩金額はさらに3倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 300株:約62万円
    • 500株:約103万円
    • 900株:約185万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、人気優待のQUOカードが貰えるので、注意警戒は必要です。

    大成温調と同じ3,000円相当の優待価値、3月実施の優待一覧。

    • エンシュウ
    • 北日本銀行
    • ヨンキュウ
    • オカダアイヨン
    • ゆうちょ銀行

大成温調(1904)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

大成温調の手数料を理解するのも大事です。

3月17日の終値、株価2,060円の必要株数分(300株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額62万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/29426526210213626595
23/285331327127170331119
33/276397392153204397143
43/247464458178238464166
53/238530523204272530190
63/2211729719280374729262
73/2012795785306408795285
83/1713861850331442309
93/1615994981382510357
103/15181,1921,177459612428
113/14191,2591,243484645452
123/13201,3251,308510679476
133/10211,3911,373535713499
143/9221,4571,439561747523
153/825637849595
163/726662883618
173/627688917642
183/328713951666
193/229739985690
203/1328151,087761
212/28338411,121785

大成温調の権利付最終日(2023年3月29日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額62万円、大成温調のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、大成温調を62万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:62万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)のみ729円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=一般信用手数料+金利(1日)+貸株料(11日分)
1,546円=385×2円+48円+729円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:62万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)のみ719円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(11日分)
1,281円=264×2円+34円+719円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(11日分)(+プレミアム料)
2,480円=2,200円+280円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(11日分)+プレミアム料
1,098円=385×2円+47円+280円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(11日分)
2,574円=2,200円+374円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(11日分)
2,929円=2,200円+729円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(11日分)
1,546円=385×2円+48円+729円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(11日分)
304円=42円+262円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、大成温調を62万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:62万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ265円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
896円=385×2円+48円+78円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:62万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ262円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
637円=264×2円+34円+75円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
2,278円=2,200円+78円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
896円=385×2円+47円+78円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,278円=2,200円+78円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,275円=2,200円+75円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
892円=385×2円+48円+75円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
121円=42円+78円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
114円=39円+75円

投資金額62万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※大成温調の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

大成温調(1904)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 大成温調の株主優待取得に必要な最低保有株数は300株に変更!
  • クオカード3,000円は魅力だが、高額逆日歩に注意
  • 2023年3月末から優待制度変更なので、今までの逆日歩結果はあまり参考にならないかも
  • 逆日歩リスクが少なくなったと言いたいが、変更を知らないクロス取引参加者も一定数いそうなので注意
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