日本人で知らない方は、ほとんどいないと言っても良い超有名企業の「カゴメ」も株主優待制度を実施しています。

気になる優待の中身ですが、もちろん毎回トマトケチャップは入っています!

そんなカゴメの優待をお得にクロス取引できるの?

カゴメ優待引用元:カゴメの優待案内

カゴメ(2811)の株主優待

カゴメの株主優待は、株主イコール、大事なファンになってもらおうという意欲満載の内容です。

毎回カゴメの新商品がどっさり、さらに株主通信?なのか、優待内容の冊子も面白くて素敵です。

つまり、魅力ある株主優待を実施している企業です。

 

以前は簡単にカゴメのクロス取引出来ましたが、ここ最近は継続保有が必須となっており、株初心者に優しい優待クロス銘柄ではありません。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
株主優待券長期保有必須
100株以上自社商品2,000円相当半年以上同じ株主番号で連続して株主名簿に記載
1,000株以上自社商品6,000円相当半年以上同じ株主番号で連続して株主名簿に記載

その他、カゴメの10年以上の継続株主には、株主10年記念の記念品が贈られます。(1度だけ)

株主優待に長期保有制度はあるの?

継続保有特典あり

長期(半年以上)保有が必須条件です。

カゴメの継続保有条件

基準日(6月末日)とその前年の12月末日に、同じ株主番号にて、連続して株主名簿に記載されていること。

カゴメ(2811)の株主優待制度を利用した感想

カゴメ株主優待

<2022年6月の優待品>

カゴメの株は保有したり、保有しなかったりと、状況に応じて、株主になっています。

以前、株主だけが入会できるKAGOMAILに登録しましたが、最近は見ていない気がします。

その程度の株主です。

1度8年ぐらいず~と株主だったのに、売ってしまい、10年記念優待の権利をなくしてしまい、後から凄く後悔しています。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年6月30日」です。

権利日最終日の「6月28日」までに100.0株以上の取得が必要です。

カゴメの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年6月30日

権利日最終:6月28日(水)・・・残り3ヵ月と6日(98日)
逆日歩日数:3日

カゴメ(2811)の基本情報

code2811優待内容自社商品
業種食料品上場市場東証プライム 
決算12月 優待月6月
本拠地愛知上場年月日1976年11月1日 
単位100貸借区分貸借
継続保有継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品
最低必要株100.0最低投資額300,500円
配当予想38.0配当落日2022年12月29日
発行済株数94,366千株データ調査日2022年6月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

カゴメ(2811)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-06-283,360-21,400-124,000-102,600399,9006.0527.21
2021-06-282,9812,100-24,200-26,300396,3000.024.01
2020-06-263,195-82,300-149,900-67,600327,1000.125.61
2019-06-252,4770-46,000-46,000388,1000.1520.03
2018-06-263,735-3,500-111,900-108,400535,5000.330.43
2017-06-273,575-128,600-225,300-96,700552,3000.328.83
2016-06-272,716-120,300-291,700-171,400969,3000.0522.41
2015-06-251,981-222,900-487,600-264,700724,9000.0516.01
2014-06-251,767-143,900-149,800-5,900258,6000.054.01
2013-06-251,67333,40026,500-6,900295,5003
2012-06-261,575-77,200-69,7007,500127,8000.154.03
2011-06-271,442-49,000-50,600-1,60093,5000.053.01

カゴメの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待6月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引6月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で109ありますが、クロス向けの貸借銘柄は64とやや少ないので注意が必要です。
  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は94,366千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)2005003,80003003,80001.00
    03/16(木)3003004,100004,10001.00
    03/15(水)1,70010,0004,10003004,10001.00
    03/14(火)9,9005,40012,40003,5004,4008,0002.820
    03/13(月)6,7008,8007,9001,7001,0007,90001.00
    03/10(金)8,2003,10010,0001001007,2002,8001.390
    03/09(木)01,3004,90020007,200-2,3000.680
    03/08(水)7001,4006,20010007,000-8000.890
    03/07(火)2,2002006,9002,00006,90001.00
    03/06(月)6007004,90001004,90001.00
  5. カゴメの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去9回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年6月 :605円 (1日)
    • 2020年6月 :10円 (1日)
    • 2019年6月 :15円 (3日)
    • 2018年6月 :30円 (3日)
    • 2017年6月 :30円 (3日)
    • 2016年6月 :5円 (1日)
    • 2015年6月 :5円 (1日)
    • 2014年6月 :5円 (1日)
    • 2012年6月 :15円 (3日)
    • 2011年6月 :5円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約30万円
    • 1,000株:約301万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    優待がお得になる継続保有特典ですが、これが半年以上保有が必須などになると、クロス取引参加者が少なくなる傾向があります。ただし、必須条件でない場合は、逆にリスクも高くなります。

カゴメのクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

逆日歩の次に大事なカゴメのクロス取引手数料です。

3月17日の終値、株価3,005円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額30.1万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
16/284129127496612946
26/275161159628216158
36/266193190749919369
46/2372252228711522581
56/2282572549913225792
66/2111354349136181354127
76/2012386381148198386139
86/1913418413161214418150
96/1614450444173231162
106/1515482476186247173
116/1418579571223297208
126/1319611603235313219
136/1220643635247330231
146/921675667260346242
156/822272363254
166/725309412289
176/626322429300
186/527334445312
196/228346462323
206/129359478335
215/3132396528369
225/3033408544381

カゴメの権利付最終日(2023年6月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額30.1万円、カゴメのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年6月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、カゴメを30.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:30.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(102日分)+プレミアム料1,262円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(102日分)+プレミアム料
1,681円=198×2円+23円+1,262円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(102日分)
2,782円=1,100円+1,682円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(102日分)
1,198円=21円+1,178円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、カゴメを30.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:30.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ129円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
457円=198×2円+23円+38円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:30.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ127円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
427円=187×2円+16円+36円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:30.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料38円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
457円=198×2円+23円+38円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,138円=1,100円+38円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:30.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)36円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
455円=198×2円+23円+36円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
59円=21円+38円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
55円=19円+36円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の3日に返却日を加えた4日です。

※カゴメの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

カゴメのクロス取引・株主優待まとめ

優待クロスで、毎回逆日歩が発生していますが、大型株ということもあり、数円、高くても数十円です。

長期保有必須で、クロス取引を困難にさせているのが、低逆日歩になっている原因の1つにはなるでしょう。

 

年に1回しか実施されない、カゴメの優待、配当性向も高いので、クロス取引が厳しいなら、現物保有もありです。

株に絶対はありませんが、カゴメほどの企業がすぐに倒産するリスクは少ないし、自社商品なので、優待がなくなる可能性も少ないです。