DIC株主優待

印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンド世界トップシェアの化学メーカーなのが、DICです。

でも、つい最近までは、旭硝子のようにビジネス関係者にしか広く知られていないんですよね。

自動車、家電、食品、住宅などの様々な分野に事業を拡大しているんですけどね。

その為でしょうか、CM戦略に力を入れたり、優待品もパワーアップさせています。

そんな、DICの株主優待品について、クロス取引戦略、逆日歩の過去実績など、優待クロスに必要な情報をまとめました。

投資メモ

DICの旧社名は、旧大日本インキ化学工業、印刷インキの他、エンジニアリングプラスチックでも世界のトップ企業です。
機能性顔料、高機能インキ、樹脂、電子材料など、成長事業が多数あるのが強み!

DIC(4631)の株主優待

DICの株主優待品の定番と言えば、オリジナルカレンダーです。

その企業のカレンダーがないと1年が始まらないといった方もいるので、需要もあるんですよね。

それが2021年に優待拡充でパワーアップしています。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
6月末12月末
100株以上オリジナルカレンダー(一部)DIC川村記念美術館の入館券付絵葉書2枚
自社グループ製品

DICの自社グループ製品とは?

・機能性表示食品「PHYCONA フィコナ スキン モイストリフティング タブレット」(75粒入り)
市販されている商品の半分の量なので、金額想定は、希望小売価格4,377円価値の半分です。

・栄養補助食品「スピルリナ NEXT」(140粒入り)希望小売価格1,620円(税込)

この2つが12月末の優待で追加になっています。

また、DIC川村記念美術館の入館券付絵葉書の価値は、通常の入館料が1,500円なので、その2倍の3,000円です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年6月30日」です。

権利日最終日の「6月28日」までに100.0株以上の取得が必要です。

DICの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年6月30日

権利日最終:6月28日(水)・・・残り2ヵ月と26日(87日)
逆日歩日数:3日

DIC(4631)の基本情報

code4631優待内容自社グループ製品
業種化学上場市場東証プライム 
決算12月 優待月6月、12月
本拠地東京上場年月日1950年5月29日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類娯楽レジャー 食品 暮らし
最低必要株100.0最低投資額238,000円
配当予想100.0配当落日2022年12月29日
発行済株数95,156千株データ調査日2022年12月15日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

優待開示情報

DIC(4631)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-06-282,46915,000-62,900-77,900456,2000.0520.0150.0
2021-12-282,984300-9,700-10,000452,2000.024.0550.0
2021-06-282,904300-111,300-111,600557,5007.724.0150.0
2020-12-282,6653,300-20,700-24,000470,7000.521.6550.0
2020-06-262,7350-44,500-44,500335,2000.5522.4150.0
2019-12-263,08014,9006,200-8,700206,100740.0
2019-06-252,8390-19,400-19,400471,8000.023.2360.0
2018-12-253,2455,100-152,600-157,7003,493,70010.526.4765.0
2018-06-263,50037,10014,100-23,000577,700360.0
2017-12-264,27510,4008,200-2,200355,600660.0
2017-06-273,9700-38,600-38,600468,1009.032.0360.0
2016-12-273,660-78,700-89,700-11,000292,4003.029.6560.0
2016-06-272142,084,0002,237,000153,0006,417,00014.0
2015-12-25331467,000535,00068,0003,785,00054.0
2015-06-253271,271,000917,000-354,0005,013,00014.0
2014-12-25290461,000491,00030,0003,828,00063.0
2014-06-252692,454,0001,737,000-717,0006,043,00013.0
2013-12-25300558,000595,00037,0003,090,00073.0
2013-06-25237625,000478,000-147,0006,206,00033.0
2012-12-25148468,000804,000336,0004,044,0007
2012-06-26147490,000668,000178,0003,370,0003
2011-12-271331,241,0001,119,000-122,0003,488,0005
2011-06-271871,486,0001,417,000-69,0002,956,0001

DIC(4631)の最大逆日歩リスクはどのくらい?

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待6月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引6月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で109ありますが、クロス向けの貸借銘柄は64とやや少ないので注意が必要です。

    DICの優待と同じ分類の『自社グループ製品』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は95,156千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)10010015,70000015,700-0
    03/29(水)02,20015,70000015,700-0
    03/28(火)10060017,90000017,900-0
    03/27(月)20030018,40000018,400-0
    03/24(金)2001,10018,50000018,500-0
    03/23(木)1,20010019,40000019,400-0
    03/22(水)03,70018,30000018,300-0
    03/20(月)3,200022,00000022,000-0
    03/17(金)1,40030018,80001,100018,800-0
    03/16(木)1,30090017,7001,10001,10016,60016.090
  5. DICの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去7回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年6月 :5円 (1日)
    • 2021年6月 :770円 (1日)
    • 2020年12月:50円 (5日)
    • 2020年6月 :55円 (1日)
    • 2018年12月:1,050円 (7日)
    • 2017年6月 :900円 (3日)
    • 2016年12月:300円 (5日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待に必要な株数は100株のみですが、株価が高いと逆日歩が発生した時の金額もあがるので、少しだけ注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

DIC(4631)のクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

DICは、大型株でもあり、制度信用クロス取引でも、大丈夫な可能性が高いです。

美術館の入館券に価値を感じるなら、早めの一般信用クロス取引でも良いかもしれませんが、貸株料が判断の目安!

DICのクロス取引手数料の比較です。

3月31日の終値、株価2,380円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額23.8万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
16/284102100395210237
26/275127126496512746
36/266153151597815355
46/237178176689117864
56/2282032017810420373
66/2111280276108143280100
76/2012305301117156305110
86/1913331326127170331119
96/1614356351137183128
106/1515381377147196137
116/1418458452176235164
126/1319483477186248173
136/1220509502196261183
146/921534527205274192
156/822215287201
166/725245326228
176/626254339237
186/527264352246
196/228274365256
206/129284378265
215/3132313417292
225/3033323430301

DICの権利付最終日(2023年6月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額23.8万円、DICのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年6月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、DICを23.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(90日分)+プレミアム料880円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(90日分)+プレミアム料
1,294円=198×2円+18円+880円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(90日分)1,174円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(90日分)
838円=16円+822円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、DICを23.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ102円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
444円=198×2円+18円+30円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ100円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
416円=187×2円+13円+29円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料30円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
444円=198×2円+18円+30円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)30円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:23.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)29円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
443円=198×2円+18円+29円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
46円=16円+30円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
44円=15円+29円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※DICの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

DIC(4631)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 大型株ですが、権利日最終日はやや逆日歩が発生
  • 優待価値が高そうなのは12月ですが、6月でもそこそこの逆日歩が発生
  • 権利日最終、2,3日前の一般信用クロスが余っていればベストですが、なければ制度信用クロス!
  • リスクのある逆日歩払うより貸株料払った方がマシと考えるなら、一般信用クロス!10日ぐらい前なら買える可能性が高い
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