シルバーライフの主な事業は、高齢者向けの配食サービスです。

個人宅や高齢者施設への食材販売や冷凍弁当のOEMもおこなっています。

そんなシルバーライフの株主優待制度の詳細、クロス取引手数料、過去の逆日歩データをまとめました。

シルバーライフ株主優待引用元:シルバーライフ(まごころケア食)

シルバーライフ(9262)の株主優待

優待制度は、自社サービスのまごころケア食の商品券です。

シルバーライフの優待内容詳細

保有株式数優待内容
200株以上10,000円相当の食事券(5,000円×2)

年に1度の優待で、宅配サービスの利用に使う事ができます。

なんのしがらみのない、第3者目線で優待内容について意見を述べさせていただくと、ちょっと怪しいです。

企業の決算情報などには、きちんと優待についての項目が掲載されていますが、多くの方が目にする企業の公式HPには、一切情報が掲載されていないのです。(2022年6月時点:優待内容は会社四季報掲載より)

通常、優待目的で投資家を増やしたいはずなのに、情報がないのは、何か意図があるのかと思ってしまうのも仕方ないでしょう。

企業からアナウンスがあったのは、優待制度導入のお知らせのみです。

参考「シルバーライフの新設株主優待制度

 

2021年に新設されたばかりの優待ですが、もしかしてもう優待を廃止する予定なのかもしれません。

株主優待クロスなら特に気にすることがないかも知れませんが、現物保有で長期応援する場合、優待廃止による株価下落にご注意です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年7月31日」です。

権利日最終日の「7月27日」までに200.0株以上の取得が必要です。

シルバーライフの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年7月31日

権利日最終:7月27日(木)・・・残り4ヵ月と3日(125日)
逆日歩日数:1日

シルバーライフ(9262)の基本情報

code9262優待内容自社商品券
業種小売業上場市場東証プライム 
決算7月 優待月7月
本拠地東京上場年月日2017年10月25日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP-
優待の種類買物券 食品
最低必要株200.0最低投資額261,400円
配当予想0.0配当落日2022年7月28日
発行済株数10,792千株データ調査日2022年7月24日

最低投資額のみ、3月23日の終値株価で計算。

シルバーライフ(9262)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-07-271,335-23,600-211,200-187,600308,1000.1522.430.0注意
2021-07-281,8901,000-84,300-85,300209,3000.1515.230.0
2020-07-291,902-14,600-17,000-2,40043,9000.1516.030.0
2019-07-295,5802,1001,300-80017,60010.0
2018-07-265,3406,80015,4008,600103,70010.0

シルバーライフの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待7月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年7月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引7月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で31ありますが、クロス向けの貸借銘柄は12とやや少ないので注意が必要です。

    シルバーライフの優待と同じ分類の『自社商品券』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    • 2022年7月 :15円 (3日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は10,792千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/23(木)1,3002,60019,9000020019,70099.50
    03/22(水)2,70010021,2000020021,000106.00
    03/20(月)2,3001,40018,6000020018,40093.00
    03/17(金)50020017,700200020017,50088.50
    03/16(木)8003,40017,40001,500017,400-0
    03/15(水)1,8003,90020,0001,20001,50018,50013.330
    03/14(火)6,90013,70022,10001,10030021,80073.670
    03/13(月)21,9001,20028,9001,4004,0001,40027,50020.640
    03/10(金)3,1002,8008,2003004,2004,0004,2002.050
    03/09(木)1,0002,4007,9002001,6007,90001.00
  5. シルバーライフの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2022年7月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2021年7月 :15円 (3日)
    • 2020年7月 :15円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は200株なので、実際の逆日歩金額はさらに2倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    必要株数によって、優待内容の差はありませんが、必要株数が最低単位ではなく、200.0なので、やや注意です。
    • 200株:約26万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

シルバーライフのクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

シルバーライフの逆日歩の次は、貸株料(手数料)です。

3月23日の終値、株価1,307円の必要株数分(200.0株)で計算。

投資額26.1万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
17/272565521295620
27/265139138547213950
37/256167165648616760
47/2471951937510019570
57/2182232208611422380
67/2092512489712925190
77/1912335330129172335120
87/1813363358139186363130
97/1414390385150200140
107/1315418413161215150
117/1219530523204272190
127/1120558551215286200
137/1021586578225300210
147/722614606236315220
157/623247329230
167/526279372260
177/427290386270
187/328300400280
196/3029311415290
206/2930322429300
216/2833354472330

シルバーライフの権利付最終日(2023年7月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額26.1万円、シルバーライフのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月24日)から直近の優待権利日(2023年7月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、シルバーライフを26.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:26.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(127日分)+プレミアム料1,362円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(127日分)+プレミアム料
1,778円=198×2円+20円+1,362円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(127日分)
2,916円=1,100円+1,816円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(127日分)
1,289円=18円+1,271円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、シルバーライフを26.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ56円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
432円=198×2円+20円+16円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ55円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
404円=187×2円+14円+16円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料16円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
432円=198×2円+20円+16円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
1,116円=1,100円+16円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:26.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)16円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
432円=198×2円+20円+16円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
34円=18円+16円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
32円=16円+16円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※シルバーライフの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

シルバーライフのクロス取引・株主優待まとめ

発行済株式数も少ないし、優待に必要な株数も200株なので、逆日歩が発生しやすい状況は整っています。

しかしながら、優待新設後も逆日歩が極端に増えていません。

考えられる理由は、優待価値の魅力が薄いか、優待制度が導入されている事が知られていないのどちらかでしょう。

優待クロスをするには、良い状況ですが、逆日歩は急に発生する可能性もあります。

制度信用クロスを実施する場合、油断だけはしないようにしましょう。