総合金融サービス業の三十三フィナンシャルグループの株主優待制度とクロス取引に関する情報をまとめました。

当記事を最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

三十三フィナンシャルグループ(7322)の株主優待

三十三フィナンシャルグループ(7322)の株主優待は、定期預金の優遇サービスと、カタログギフトです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
70株以上定期預金優遇サービス
500株以上5,000円相当のカタログギフト

三十三フィナンシャルグループ(7322)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

定期預金優遇サービスとは?

スーパー定期1年ものの店頭表示金利に年0.15%金利を上乗せしてくれます。

金額は、10万円以上100万円以下までで、スーパー定期1年ものです。

基本窓口での対応ですが、来店できない方は、郵送対応も可能です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

注目はココ!

500株以上の優待は、1年以上の継続が必須です。(2023年3月から適用)2022年9月末は、継続保有必須にはなっていません。

継続保有の条件

基準日(3 月末日)とその前年の 3 月末日及び 9 月末日の株主名簿に同一株主番号で 500 株以上の保有記録が連続して記録されていること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年3月31日」です。

権利日最終日の「3月27日」までに500株以上の取得が必要です。

三十三フィナンシャルグループの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2024年3月31日

権利日最終:3月27日(水)・・・残り6ヵ月と1日(183日)
逆日歩日数:3日

三十三フィナンシャルグループ(7322)の基本情報

情報更新日:2023年3月2日

code7322優待内容定期預金優遇金利
業種銀行業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月
本社三重上場年月日2018年4月2日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数26,167,000企業のHP優待詳細
優待の種類暮らし 自社商品

株価更新日:2023年9月25日

25日の終値株価1,934円最低投資額967,000円
最低必要株数500継続保有-

三十三フィナンシャルグループ(7322)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-291,576-500-39,400-38,900111,4003.312.8136.0
2021-09-281,4950-11,900-11,900106,6000.112.0136.0
2021-03-291,5110-11,300-11,300249,3000.0512.8136.0
2020-09-281,4750-11,200-11,20071,0000.5512.0136.0
2020-03-271,5860-16,900-16,900124,8005.4512.8136.0
2019-09-261,719-15,600-14,90070065,7000.0514.4136.0
2019-03-261,6483,3001,600-1,70080,600336.0
2018-09-252,500-9,600-20,800-11,20066,8000.320.0336.0

三十三フィナンシャルグループ(7322)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は769、クロス取引可能な貸借銘柄は551、同じ優待分類の企業も多いです。

    三十三フィナンシャルグループと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、3月実施の『暮らし 自社商品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 近況株不足(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は26,167,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2023年9月25日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/22(金)5001,7007,8001001005,0002,8001.560
    09/21(木)1,4005009,00010005,0004,0001.80
    09/20(水)8001008,100004,9003,2001.650
    09/19(火)1006007,400004,9002,5001.510
    09/15(金)1,7008007,90001,5004,9003,0001.610
    09/14(木)007,0004,80006,4006001.090
    09/13(水)6002007,000001,6005,4004.380
    09/12(火)006,600001,6005,0004.120
    09/11(月)1,1001,3006,60010001,6005,0004.120
    09/08(金)1,5001006,800001,5005,3004.530
  5. 三十三フィナンシャルグループの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去7回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022/03/29:330円 (1日)
    • 2021/09/28:10円 (1日)
    • 2021/03/29:5円 (1日)
    • 2020/09/28:55円 (1日)
    • 2020/03/27:545円 (1日)
    • 2019/09/26:5円 (1日)
    • 2018/09/25:30円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は500株なので、実際の逆日歩金額はさらに5倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 70株:約14万円
    • 500株:約97万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    3月実施の高額優待、他にもあります。

三十三フィナンシャルグループ(7322)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

三十三フィナンシャルグループの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

9月25日の終値、株価1,934円の必要株数分(500株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額97万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/274415409159213415149
23/265518512199266518186
33/256622614239319622223
43/227726716279372726260
53/218829819319425829298
63/20111,1401,1254385851,140409
73/19121,2441,2284786381,244446
83/18131,3471,3305186911,347484
93/15141,4511,432558744521
103/14151,5551,535598797558
113/13181,8661,842718957670
123/12191,9691,9447571,010707
133/11202,0732,0467971,063744
143/8212,1772,1498371,116781
153/7228771,169819
163/6259971,329930
173/5261,0361,382967
183/4271,0761,4351,005
193/1281,1161,4881,042
202/29291,1561,5411,079
212/28321,2761,7011,191
222/27331,3151,7541,228

三十三フィナンシャルグループの権利付最終日(2024年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額97万円、三十三フィナンシャルグループのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月26日)から直近の優待権利日(2024年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、三十三フィナンシャルグループを97万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(187日分)(+プレミアム料)
9,654円=2,200円+7,454円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(187日分)+プレミアム料
8,299円=385×2円+74円+7,454円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(187日分)
12,139円=2,200円+9,939円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(187日分)
7,024円=66円+6,957円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、三十三フィナンシャルグループを97万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:97万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ415円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
967円=385×2円+74円+122円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:97万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ409円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
698円=264×2円+53円+117円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
2,322円=2,200円+122円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
966円=385×2円+74円+122円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,322円=2,200円+122円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,317円=2,200円+117円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
961円=385×2円+74円+117円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
189円=66円+122円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
178円=61円+117円

投資金額97万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※三十三フィナンシャルグループの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

三十三フィナンシャルグループ(7322)のクロス取引・株主優待まとめ

2023年より、継続保有が必須になるので、2022年9月のクロス取引(つなぎ売り)が簡単にできる最後の優待です。

逆日歩等は、そこそこの金額ですが、注意すべきは、カタログギフトの優待を取得するためには、500株以上必要である事です。

逆日歩が少し上昇するだけでも、100株の時の5倍です。

銀行系にしては、珍しく株不足になりやすい銘柄、クロス取引する際は、引き際も肝心なことを覚えておきましょう。

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