パソコン書の「できる」シリーズで一世を風靡した『インプレスホールディングス』の株主優待情報をまとめました。
逆日歩と優待クロス取引のやり方(比較)、貸株料、一般信用売り在庫についての記事です。
インプレスホールディングスは、パソコン書籍やネット書籍の解説本が強い出版社
電子出版多数、デジタルコンテンツを強化
傘下に「山と渓谷社」があるなど、趣味分野のコンテンツにも注力
引用元:インプレスホールディングス
インプレスホールディングス(9479)の株主優待
インプレスホールディングス(9479)の株主優待は、自社グループ企業の電子出版セットです。
優待内容詳細
保有株式数 | 優待内容(電子出版) |
---|---|
100株以上 | 1セット |
1,000株以上 | 2セット |
5,000株以上 | 3セット |
インプレスホールディングス(9479)の優待権利日は年1回、9月末のみです。
インプレスが選定する電子出版図書、それが複数組み合わさったセットが優待品です。
もう少し説明すると、○○セットというタイトルで電子書籍のセットが9つあり(2021年は8つでした)、その○○セットの中に、電子書籍が数冊入っているという優待品です。
<2022年は全11セット>
例えば、人気新刊セットなら、インプレスがおすすめする新刊の電子出版図書が、3冊から5冊程度入っています。(何冊になるかは、セットによって違います)
このセットを100株保有なら、1つ選べ、5,000株なら3つ選べるという優待内容なので、明らかに優待利回りが良いのは、100株です。
株主優待に長期保有制度はあるの?
長期保有制度による特典はありません。
インプレスホールディングスの株主優待制度を利用した感想
実は、インプレスの電子出版の優待、2度ほど貰いましたが、1度めは権利を施行しないで失効。
2度目は、ダウンロードしたけど、まだ読んでいないという状態です。
インプレスは、デジタルコンテンツを強化している企業であり、電子出版であれば、優待費用の経費もそれほど掛からず、理想的な仕組みだと考えられます。
考えた方は頭が良い!!ただ、あまりにも押し付け感があるんですよね。
せめて好きな電子出版図書だけを選べるようにして欲しい。折角「インプレスブックス」という電子出版図書が購入出来るサイトがあるのに・・・・
確かに、優待は優待だけの仕組みで完結させるのは、正しいと思います。
でも、1冊は読みたいけど、他の数冊は魅力を感じないっていうのもあります。
さらに続編やシリーズものがあるのは、どうなのって感じです。続きは購入しなさいという意図が見え隠れしているのが嫌いです。
角川出版ではなかった・・・KADOKAWAの優待のように、複数の電子出版図書から好きな本だけ選べる仕組み、期待しています。
デジタルコンテンツの強い企業なので、やろうと思えばすぐできるはずですが、後はどれだけ優待に力を入れてくれるかでしょう。
株主優待:権利確定日はいつ?
次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。
権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。
インプレスホールディングスに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。
インプレスホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日
優待権利確定日:2025年9月30日
権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り11ヵ月と11日(346日)
逆日歩日数:1日
インプレスホールディングス(9479)の基本情報
情報更新日:2024年9月30日
code | 9479 | 優待内容 | グループ電子出版物 |
---|---|---|---|
業種 | 情報・通信業 | 上場市場 | 東証スタンダード |
決算 | 3月 | 優待月 | 9月 |
本社 | 東京 | 上場年月日 | 2000年10月6日 |
単元株数 | 100 | 貸借区分 | 貸借 |
発行済株式数 | 37,371,000 | 企業のHP | 優待詳細 |
優待の種類 | 自社出版物 |
株価更新日:2024年10月11日
11日の終値株価 | 148円 | 最低投資額 | 14,800円 |
---|---|---|---|
最低必要株数 | 100 | 継続保有 | - |
クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。
インプレスホールディングス(9479)過去の逆日歩
- 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
- 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。
確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。
優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表
権利日 | 株価 | 前日 貸借残 | 当日 貸借残 | 差分 | 出来高 | 逆日歩 | 品貸 日数 | 配当 | 規制 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
確逆 | 最逆 | |||||||||
2024-09-26 | 156 | 4,300 | -12,900 | -17,200 | 65,300 | 0.05 | 4.0 | 1 | 0.0 | |
2023-09-27 | 185 | 12,000 | 10,500 | -1,500 | 88,200 | 0.0 | 4.0 | 3 | 0.0 | |
2022-09-28 | 207 | 24,900 | 24,700 | -200 | 92,400 | 0.0 | 4.0 | 3 | 0.0 | |
2021-09-28 | 291 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 199,300 | 0.0 | 4.0 | 1 | ||
2020-09-28 | 171 | 4,900 | 0.0 | -4,900 | 253,600 | 0.0 | 4.0 | 1 | ||
2019-09-26 | 145 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 112,400 | 0.0 | 4.0 | 1 | ||
2018-09-25 | 179 | 0.0 | 65,600 | 65,600 | 9,731,100 | 3 | ||||
2017-09-26 | 154 | -267,900 | -86,600 | 181,300 | 165,500 | 0.0 | 4.0 | 3 | ||
2016-09-27 | 140 | 163,300 | 173,300 | 10,000 | 90,600 | 3 | ||||
2014-09-25 | 130 | 54,600 | 45,500 | -9,100 | 45,500 | 1 | ||||
2013-09-25 | 129 | 115,400 | 112,300 | -3,100 | 77,400 | 1 | ||||
2012-09-25 | 128 | 86,800 | 79,100 | -7,700 | 152,000 | 3 | ||||
2011-09-27 | 90 | 210,300 | 26,800 | -183,500 | 284,700 | 3 |
株価も低いですが、逆日歩リスクもほとんどありません。
インプレスホールディングス(9479)のクロス取引・逆日歩リスク
逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。
クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。
優待権利日(9月30日)の逆日歩日数
○:逆日歩日数では低リスク2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。9月30日のクロス取引可能な銘柄数
○:銘柄数では低リスク優待実施数は386と多く、クロス取引可能な銘柄数も270ですが、ユニークな優待で注目の可能性もありです。規制速報(注意喚起・申込停止)
○:規制情報では低リスク調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)
△:やや注意発行済株式数は であり、 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。逆日歩更新日:2024年10月14日
市場区分:東証
月/日 融資新規 融資返済 融資残高 貸株新規 貸株返済 貸株残高 差引残高 貸借倍率 逆日歩 10/10(木) 100 0 8,400 0 400 2,300 6,100 3.65 0 10/09(水) 0 0 8,300 0 0 2,700 5,600 3.07 0 10/08(火) 1,400 200 8,300 0 3,100 2,700 5,600 3.07 0 10/07(月) 0 0 7,100 400 100 5,800 1,300 1.22 0 10/04(金) 0 0 7,100 500 100 5,500 1,600 1.29 0 10/03(木) 0 0 7,100 1,300 0 5,100 2,000 1.39 0 10/02(水) 0 0 7,100 0 200 3,800 3,300 1.87 0 10/01(火) 0 400 7,100 700 700 4,000 3,100 1.78 0 09/30(月) 0 15,800 7,500 600 1,100 4,000 3,500 1.88 0 09/27(金) 7,600 0 23,300 0 24,100 4,500 18,800 5.18 0 インプレスホールディングスの発生逆日歩
○:過去逆日歩では低リスク最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、1回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。- 2024/09/26:5円 (1日)
過去の逆日歩は、100株単位での金額です。
優待に必要な株数と投資額
△:やや注意100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。- 100株:約1万円
- 1000株:約15万円
- 5000株:約74万円
継続保有(必須・特典)の有無
△:やや注意継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。インプレスホールディングスと同じ1,000円相当の銘柄です。
- 島精機製作所
- ベルーナ
- ディー・エヌ・エー
- ツナググループ・HD
- ヒガシトゥエンティワン
インプレスホールディングス(9479)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!
逆日歩の次はインプレスホールディングスのクロス取引手数料です。
10月11日の終値、株価148円の必要株数分(100株)で計算。
投資金額1.5万円の貸株料【各証券会社で比較】
営業 日数 | 月/日 | 貸株 日数 | SBI 証券 | GMO クリック 証券 | au カブコム 証券 | 松井 証券 | 楽天 証券 | SMBC 日興 証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9/26 | 2 | 3 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 |
2 | 9/25 | 3 | 5 | 5 | 2 | 2 | 5 | 2 |
3 | 9/24 | 6 | 10 | 9 | 4 | 5 | 10 | 3 |
4 | 9/23 | 7 | 11 | 11 | 4 | 6 | 11 | 4 |
5 | 9/22 | 8 | 13 | 13 | 5 | 7 | 13 | 5 |
6 | 9/19 | 9 | 14 | 14 | 6 | 7 | 14 | 5 |
7 | 9/18 | 10 | 16 | 16 | 6 | 8 | 16 | 6 |
8 | 9/17 | 13 | 21 | 21 | 8 | 11 | 21 | 7 |
9 | 9/16 | 14 | 22 | 22 | 9 | 12 | 8 | |
10 | 9/15 | 15 | 24 | 24 | 9 | 12 | 9 | |
11 | 9/12 | 16 | 26 | 25 | 10 | 13 | 9 | |
12 | 9/11 | 17 | 27 | 27 | 10 | 14 | 10 | |
13 | 9/10 | 20 | 32 | 32 | 12 | 16 | 12 | |
14 | 9/9 | 21 | 34 | 33 | 13 | 17 | 12 | |
15 | 9/8 | 22 | 14 | 18 | 13 | |||
16 | 9/5 | 23 | 14 | 19 | 13 | |||
17 | 9/4 | 24 | 15 | 20 | 14 | |||
18 | 9/3 | 27 | 17 | 22 | 16 | |||
19 | 9/2 | 28 | 17 | 23 | 16 | |||
20 | 9/1 | 29 | 18 | 24 | 17 | |||
21 | 8/29 | 30 | 18 | 25 | 17 | |||
22 | 8/28 | 31 | 19 | 25 | 18 |
インプレスホールディングスの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。
一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。
「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。
一般信用クロス取引手数料とやり方
制度信用クロス取引手数料とやり方
インプレスホールディングス(9479)のクロス取引・株主優待まとめ
インプレスホールディングス(9479)の優待を取得するための費用、投資額は驚くほど低いです。
それでいて、通常なら1冊1,000円ぐらいする電子出版図書が数冊読める(ダウンロード)できるので、お得といえばお得です。
さらに、投資金額が低いので、逆日歩リスクも皆無です。
最大逆日歩でも400円程度、注意喚起等の規制が発生しても1,000円にならないんです。
クロス取引を考えているなら、最も警戒すべきは、申込停止(売禁)でしょう。
そのぐらい、クロス取引が簡単に出来る銘柄です。優待権利日当日、制度信用クロスのみでOKです。貸株料も数円です。
ただ、優待品に魅力を感じるかどうかは、人それぞれです。
しつこいようですが、個人的には、「インプレスブックス」でダウンロード可能な、1冊2,000円~3,000円の電子書籍がダウンロードできる方がよっぽど嬉しい!
更に欲を言うと、本物の本が欲しい!!まあ、経費が掛かるから、それはやってくれないでしょう。