andfactory(アンドファクトリー)は、社名の通り、日常生活に「and」の付加価値を提供する企業です。

具体的には、スマホゲーム攻略の掲示板アプリ、漫画アプリ、体験型宿泊施設の運営をおこなっています。

そんな、andfactory(アンドファクトリー)の株主優待制度、クロス取引コスト、過去の逆日歩一覧をご紹介です。

アンドファクトリー株主優待引用元:and factoryプレミアム優待俱楽部

and factory(7035)の株主優待

andfactory(アンドファクトリー)は、とんがっている企業だけに、株主優待の中身を期待していましたが、ちょっと残念な優待制度、andfactoryプレミアム優待倶楽部です。

プレミアム優待俱楽部を導入した企業の優待制度って、すぐに改悪したり、廃止しているので、あまり良いイメージを持っていません。

andfactory(アンドファクトリー)も、以前は200株で3,000ポイントでしたが、2021年度から1,000ポイントに改悪しています。

尚、プレミアム優待倶楽部の詳細は実施元のウィルズの優待制度の記事でまとめています。

and factoryの優待内容詳細

保有株式数 優待の内容
初年度 2年目以降
200株以上 1,000ポイント 1,100ポイント
300株以上 2,000ポイント 2,200ポイント
400株以上 3,000ポイント 3,300ポイント
500株以上 4,000ポイント 4,400ポイント
600株以上 5,000ポイント 5,500ポイント
700株以上 6,000ポイント 6,600ポイント
800株以上 10,000ポイント 11,000ポイント
900株以上 12,000ポイント 13,200ポイント
1,000株以上 16,000ポイント 17,600ポイント
2,000株以上 30,000ポイント 33,000ポイント
3,000株以上 45,000ポイント 49,500ポイント
4,000株以上 50,000ポイント 55,000ポイント
5,000株以上 60,000ポイント 66,000ポイント
50,000株以上 70,000ポイント 77,000ポイント

優待権利日は年1回、8月末のみです。

andfactory(アンドファクトリー)の優待は、200株保有より、2,000株保有や800株、900株、1,000株保有の方が、より優待利回りがよくなります。

プレミアム優待俱楽部は、5,000種類のアイテムから選べるとありますが、ポイント数が少ないと、選べる優待品も少ないので、ご注意です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、ポイント価値が1.1倍になるランクアップ特典です。

継続保有の条件

8月末日の株主名簿に、同一株主番号で連続2回以上かつ 200株以上の株主として記載されること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年8月31日」です。

権利付き最終日の「8月28日」までに200株以上の取得が必要です。

and factoryに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

and factoryの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年8月31日

権利付き最終日:8月28日(水)・・・残り1ヵ月と1日(32日)
逆日歩日数:3日

and factory(7035)の基本情報

情報更新日:2024年5月31日

code7035優待内容自社ポイント
業種サービス業上場市場東証スタンダード 
決算8月 優待月8月
本社東京上場年月日2018年9月6日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数11,261,000企業のHP優待詳細
優待の種類プレミアム優待倶楽部ポイント

株価更新日:2024年7月4日

4日の終値株価324円最低投資額64,800円
最低必要株数200継続保有特典

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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and factory過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2023-08-293422,5000-2,50047,0000.04.01
2022-08-29433-148,200-189,500-41,300152,6000.18.010.0停止
2021-08-27605-161,700-133,10028,600185,3007.411.210.0停止
2020-08-2797814,70013,500-1,200114,00010.0
2019-08-282,2504,2003,800-40045,10030.0

and factory(7035)最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(8月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 8月31日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で110ありますが、クロス向けの貸借銘柄は65とやや少ないので注意が必要です。

    and factoryの優待と同じ分類の『自社ポイント』等の銘柄一覧。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に2回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2022/08/29:10円 (1日)・・・停止
    • 2021/08/27:740円 (1日)・・・停止
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は11,261,000であり、東証スタンダード 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年7月26日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    07/25(木)060037,6001,8001003,30034,30011.390
    07/24(水)0038,20020001,60036,60023.880
    07/23(火)1005,40038,20001,5001,40036,80027.290
    07/22(月)030043,500002,90040,60015.00
    07/19(金)0043,80001,8002,90040,90015.10
    07/18(木)020043,80001004,70039,1009.320
    07/17(水)0044,00010004,80039,2009.170
    07/16(火)01,00044,00070004,70039,3009.360
    07/12(金)80080045,000004,00041,00011.250
    07/11(木)40010045,00030004,00041,00011.250
  5. and factoryの発生逆日歩

    △:やや注意
    比較的高額な逆日歩が1回、逆日歩も2回発生しており、注意が必要です。
    • 2022/08/29:10円 (1日)・・・停止
    • 2021/08/27:740円 (1日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は200株なので、実際の逆日歩金額はさらに2倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:必要株数では警戒範囲
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも7つ、大量取得者がいると危険です。
    • 1000株:約32万円
    • 2000株:約65万円
    • 3000株:約97万円
    • 4000株:約130万円
    • 5000株:約162万円
    • 6000株:約194万円
    • 7000株:約227万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:優待価値では警戒範囲
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

    and factoryと同じ1,000円相当の銘柄です。


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and factory(7035)クロス取引(制度信用・一般信用)

and factoryは、逆日歩の発生しない、一般信用クロス取引も可能です。

7月4日の終値、株価324円の必要株数分(200株)で計算。

投資金額6.5万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
18/284282711142810
28/275353413183512
38/266424116214215
48/237494819254917
58/228565521285620
68/2111767529397627
78/2012838232438330
88/1913908935469032
98/16149796375035
108/1515104103405337
118/1418125123486445
128/1319132130516847
138/920139137537150
148/821146144567552
158/725678962
168/626699365
178/527729667
188/2287510070
198/1297710372
207/31328511480
217/30338811882

and factoryの権利付最終日(2024年8月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額6.5万円、and factoryのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年7月27日)から直近の優待権利日(2024年8月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、and factoryを6.5万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(34日分)+プレミアム料91円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(34日分)+プレミアム料
289円=99円+99円+91円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(34日分)121円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(34日分)
89円=4円+85円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、and factoryを6.5万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ28円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
206円=99円+99円+8円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ27円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:90円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
195円=90円+97円+8円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料8円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
206円=99円+99円+8円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)8円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)8円
【超割】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
206円=99円+99円+8円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
13円=4円+8円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
12円=4円+8円

投資金額6.5万円の場合、貸株料、売買手数料ともに証券会社の差は少ないです。

※and factoryの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

and factory(7035)クロス取引・株主優待まとめ

優待導入時には、逆日歩発生がなかったのに、優待制度の改悪年度はすぐに、申込停止の規制が入り、高額逆日歩が発生しています。

優待人気という側面より、企業の価値に対しての不人気で、株価が下がっている原因の方の可能性が高いです。

現時点は、極端な上場ピーク銘柄です。株式分割なども実施していますが、流動性アップで株価が上昇するどころか、下落する一方です。

プレミアム優待俱楽部もいつまで続くか不透明なので、リスクのある現物保有より、クロス取引の方が安心です。

ただし、必要保有株数が少ないと、魅力ある商品を選べません。どのくらい保有して、クロス取引するかの駆け引きが重要な優待銘柄です。