地主株主優待

株主優待クロス歴が長い方は、地主の社名より「日本商業開発株式会社」の方がしっくりくるのではないでしょうか?

ジェフグルメカード優待で有名な銘柄です。

そんな地主も、2021年6月末の優待から、優待内容を変更し、より魅力度がアップしています。

新設された株主優待の内容とは?おすすめのクロス取引は?

過去の逆日歩は?

気になる過去データ、新優待制度やジェフグルメカードの魅力をわかりやすくまとめました。

投資メモ

地主は、建物を建てない「地主」になるだけの低リスク・長期安定収益の不動産投資商品を開発した企業です。
投資手法JINUSHIビジネスで事業拡大、私募リートである「地主リート」に注目!

地主(3252)の株主優待

地主の株主優待と言えば、ジェフグルメカードが定番でしたが、追加で優待カタログの商品も選べるようになりました。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
ジェフグルメカード株主優待カタログ
100株以上3,000円分3,000円相当の商品
1,000株以上6,000円分6,000円相当の商品

地主(3252)の優待権利日は年2回、6月末と12月末です。

2021年6月末の権利日から追加になった優待カタログは、冊子で約30品、WEB注文なら約600品から好きなアイテムを選ぶ事が出来ます。

さらに今までのジェフグルメカードの優待を選べるのも魅力です。

カタログ冊子の場合、欲しいアイテムがない時って困ります。

そんな時は、迷わずジェフグルメカード!

全国の飲食店(優待を実施している規模のレストランならほぼ使えます)で使えるので、QUOカード並みに金券としての価値があります。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

地主の株主優待制度を利用した感想

ジェフグルメカードには、有効期限がないので、コロナ禍で焦って使用する必要もないので、助かります。

割引券ではないので、他の優待と一緒に使えて便利です。

例えば、すかいらーく系列のレストラン(ガストやバーミヤンなど)で、3,100円の会計になった場合、3,000円分をすかいらーく優待券、100円分をジェフグルメカードにすることが可能です。

しかも、ジェフグルメカードはお釣りが出ます。

よくオークションサイトなどで、ジェフグルメカードが売り出されている時ありますが、その価値をあまり理解していない方が多いのではと思ってしまいます。

極端な話、1円の買い物で499円のお釣りが貰えるのが、ジェフグルメカードです。

スーパー等では利用できませんが、他の株主優待券とセットで使うとかなりの威力を発揮する優待アイテムです。

すかいらーくの他に、ケンタッキー・フライド・チキン、サーティワンアイスクリーム、モスバーガー、ロイヤルホスト、かごの屋等の店舗で利用可能です。

吉野家なんて、テイクアウトもOK!

詳しくは、各銘柄の記事をご参考に!

株主優待券って、通常お釣りが出ないので、ジェフグルメカードを併用利用する事で、無駄なく利用できるのが嬉しい!

唯一ジェフグルメカードで残念なのは、マクドナルドで利用できない事です。

マクドナルドの場合、株主優待を利用すれば、金額関係なく、好きなハンバーガーを選べるから、まあ現状でも満足ですが・・・・

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年12月31日」です。

権利日最終日の「12月27日」までに300.0株以上の取得が必要です。

地主の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年12月31日

権利日最終:12月27日(水)・・・残り3ヵ月と5日(96日)
逆日歩日数:6日

地主(3252)の基本情報

code3252優待内容商品
業種不動産業上場市場東証プライム 
決算12月 優待月6月、12月
本拠地大阪上場年月日2007年11月8日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券 食品
最低必要株300.0最低投資額576,000円
配当予想55.0配当落日2022年12月29日
発行済株数18,285千株データ調査日2022年12月15日

最低投資額のみ、9月15日の終値株価で計算。

地主(3252)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-06-282,001-78,700-247,700-169,000403,8000.0516.81
2021-12-281,778-70,200-194,600-124,400270,80015.014.4550.0
2021-06-281,846-45,200-396,100-350,900531,30014.015.21
2020-12-281,706-12,100-150,600-138,500360,6004.014.4525.0
2020-06-261,53900028,9000.012.81
2019-12-261,6454,9004,900053,4007
2019-06-251,44300031,2000.012.03
2018-12-251,33306,0006,000357,3007
2018-06-261,82800059,2000.015.23
2017-12-261,68000063,9000.013.66
2017-06-271,632000103,0000.013.63
2016-12-272,01703,6003,600137,0005
2016-06-271,41058,70029,000-29,700212,3001
2015-12-251,755066,30066,300238,7005
2015-06-252,160121,800114,900-6,90095,2001

地主(3252)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待12月の逆日歩日数

    ×:投資は自己判断で!
    2023年12月31日は、逆日歩日数が6日と、通常の権利日よりリスクが高まっています。
  2. 株主優待クロス取引12月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は119(優待実施銘柄の全体は175)です。

    地主の優待と同じ分類の『商品』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は18,285千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/20(水)002,6000002,600-0
    09/19(火)002,6000002,600-0
    09/15(金)04002,6000002,600-0
    09/14(木)10003,000020003,000-0
    09/13(水)002,900002002,70014.50
    09/12(火)02002,900002002,70014.50
    09/11(月)60003,1002002002002,90015.50
    09/08(金)002,500002002,30012.50
    09/07(木)30002,50020002002,30012.50
    09/06(水)002,200010002,200-0
  5. 地主の発生逆日歩

    △:やや注意
    比較的高額な逆日歩が1回、逆日歩も4回発生しており、注意が必要です。
    • 2022年6月 :5円 (1日)
    • 2021年12月:1,500円 (5日)
    • 2021年6月 :1,400円 (1日)
    • 2020年12月:400円 (5日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は300株なので、実際の逆日歩金額はさらに3倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 300株:約58万円
    • 700株:約134万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

地主(3252)のクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

以前から人気の優待銘柄でしたが、優待制度が変更になって、逆日歩リスクが増大!

総合判断でも、逆日歩リスクに注意!

最低保有株数が300株なので、一般信用売り在庫があるなら、少しずつ取得がおすすめ!

地主は、逆日歩の発生しない、一般信用取引も可能です。

9月15日の終値、株価1,920円の必要株数分(300.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額58万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
112/277434428167222434156
212/268496489191254496178
312/259558551215286558200
412/2210620612238318620222
512/2111682673262350682245
612/2014868856334445868311
712/1915930918358477930334
812/1816992979381508992356
912/15171,0541,040405540378
1012/14181,1161,101429572400
1112/13211,3011,285501667467
1212/12221,3631,346524699489
1312/11231,4251,407548731512
1412/8241,4871,468572763534
1512/725596795556
1612/628667890623
1712/529691922645
1812/430715953667
1912/131739985690
2011/30327631,017712
2111/29358341,112779
2211/28368581,144801

地主の権利付最終日(2023年12月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額58万円、地主のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月22日)から直近の優待権利日(2023年12月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、地主を58万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(101日分)(+プレミアム料)
4,607円=2,200円+2,407円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(101日分)+プレミアム料
3,222円=385×2円+44円+2,407円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(101日分)
5,410円=2,200円+3,210円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(101日分)
2,287円=40円+2,247円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、地主を58万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:58万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ434円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
942円=385×2円+44円+128円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:58万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ428円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
682円=264×2円+32円+122円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(7日分)(+プレミアム料)
2,328円=2,200円+128円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)+プレミアム料
942円=385×2円+44円+128円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(7日分)
2,328円=2,200円+128円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(7日分)
2,322円=2,200円+122円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)
937円=385×2円+44円+122円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
168円=40円+128円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
159円=37円+122円

投資金額58万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※地主の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

地主(3252)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 地主は優待内容の変更(アップグレード)を発表してから、高額逆日歩が発生
  • 世間一般的には、ジェフグルメカードより、選べて楽しい優待カタログの方が人気があるのかも?
  • 他の株主優待券を利用しているなら、併用可能なジェフグルメカードがおすすめ!
  • 1円でも食事優待券を無駄にしたくない方に教えてあげたい!
  • 優待に必要な最低保有株数は300、高額逆日歩にだけ注意!