アルファシステムズ(4719)は、ソフトウェアの受託開発をコアビジネスとしている企業です。

世間一般的には、SES「SystemEngineeringService(システムエンジニアリングサービス)」の準委任の契約で、客先常駐エンジニアを派遣する会社で知られています。

SESの中でも、アルファシステムズの売上は良いので、派遣会社としては優秀なんでしょう。

そんなアルファシステムズで優待クロス取引を行うために必要な情報をまとめています。

当記事を最後まで読むことで、株主優待制度、過去の逆日歩一覧、必要コストの理解が深まります。

アルファシステムズ(4719)の株主優待

アルファシステムズ(4719)の株主優待は、壁掛けカレンダーです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
100株以上壁掛けカレンダー
アルファシステムズ(4719)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

昔からの企業って、年始回りにカレンダーを配ったりしますが、そのカレンダーです。

2015年9月より、株主優待制度が導入されています。

しがらみで委託企業への受注を断れないのかもしれませんが、優待価値の人気は低いです。

株価もグングン上昇しているので、優待利回りだけが下がっています。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

継続保有の条件

アルファシステムズの株主優待制度を利用した感想

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

アルファシステムズの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

アルファシステムズ(4719)の基本情報

code4719優待内容カレンダー
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本拠地神奈川上場年月日1999年4月14日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類暮らし
最低必要株100.0最低投資額354,000円
配当予想70.0配当落日2023年3月30日
発行済株数14,052千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

アルファシステムズ(4719)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-284,450-100-10008,5000.036.0125.0
2020-09-283,925-1,900-5,100-3,20029,1000.5532.0125.0
2019-09-262,8014,4003,700-70020,400125.0
2018-09-253,005-4,000-3,70030020,3003.924.8325.0
2017-09-262,285-600-1,100-50018,2000.018.4325.0
2016-09-271,6651,400800-6006,400320.0
2015-09-251,9290009,6000.016.0120.0
2014-09-251,610400-300-70020,6000.013.6120.0
2013-09-251,26114,00013,700-30010,500120.0
2012-09-251,078300-2,300-2,6003,9000.012.03
2011-09-271,1453,2002,900-3003,9003

アルファシステムズ(4719)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は281(優待実施銘柄の全体は390)です。

    アルファシステムズの優待と同じ分類の『カレンダー』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は14,052千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)10001,7000001,700-0
    06/07(水)01001,6000001,600-0
    06/06(火)001,7000001,700-0
    06/05(月)04001,7000001,700-0
    06/02(金)002,100040002,100-0
    06/01(木)002,10010004001,7005.250
    05/31(水)10002,10030003001,8007.00
    05/30(火)02002,000010002,000-0
    05/29(月)04002,20010001002,10022.00
    05/26(金)1006002,6000002,600-0
  5. アルファシステムズの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2020年9月 :55円 (1日)
    • 2018年9月 :390円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待に必要な株数は100株のみですが、株価が高いと逆日歩が発生した時の金額もあがるので、少しだけ注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

アルファシステムズの優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

怖い逆日歩ですが、アルファシステムズは逆日歩なしの一般信用クロス取引も可能です。

6月9日の終値、株価3,540円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額35.4万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274151149587815154
29/265189187739718968
39/2562272248711622781
49/22726526110213626595
59/218303299116155303109
69/2011416411160213416149
79/1912454448175233454163
89/1513492485189252177
99/1414530523204272190
109/1318681672262349244
119/1219719709276369258
129/1120756747291388272
139/821794784306407285
149/722832821320427299
159/625364485339
169/526378504353
179/427393524367
189/128407543380
198/3129422563394
208/3032466621434
218/2933480640448

アルファシステムズの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額35.4万円、アルファシステムズのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、アルファシステムズを35.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:35.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料1,615円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
2,038円=198×2円+27円+1,615円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
3,253円=1,100円+2,153円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
1,531円=24円+1,507円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、アルファシステムズを35.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:35.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ151円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
468円=198×2円+27円+45円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:35.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ149円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
436円=187×2円+19円+43円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:35.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料45円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
468円=198×2円+27円+45円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,145円=1,100円+45円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:35.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)43円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
466円=198×2円+27円+43円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
69円=24円+45円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
65円=22円+43円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の3日に返却日を加えた4日です。

※アルファシステムズの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

アルファシステムズ(4719)のクロス取引・株主優待まとめ

SES企業として知られるアルファシステムズ、通信分野の開発力に強みがあるので、学生さんからも注目されている企業です。

しかしながら、優待品だけはそれほど人気ありません。

いかにも、情報・通信業って感じの社名ロゴの入ったカレンダーです。

管理人も1度もらえば十分です。資金が余ったらクロス取引しても良いかもしれませんが、好みの問題かもしれません。

それより業績を期待して、現物保有の方が良いかも知れません。

就職戦線で敗れてしまった学生さんなど、悔しいなら、アルファシステムズの株を買って、将来を期待するのもいいでしょう。

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