資生堂(4911)株主優待

資生堂の株主優待制度が、またしても変更です。

前回は大幅拡充でしたが、今回は改悪で間違いないでしょう。

そんな、化粧品大手『資生堂』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

投資メモ

資生堂は、日本国内大手の化粧品会社です。
プレイリストなど、ブランドを作ってはすぐに廃止するなど、展開が早い!
海外展開に積極的、特に中国に注力!目指すはスキンビューティーカンパニー!

資生堂(4911)の株主優待

資生堂(4911)の株主優待は、自社関連グループの商品(コスメが中心)です。

優待内容詳細

資生堂(4911)の優待権利日は年1回、12月末のみです。

資生堂の優待制度は、結構コロコロ変わるので、注意が必要です。

2018年12月末より、100株保有でも優待が貰えるように変更(拡充)しています。

最新は、2024年12月末からの優待で、さりげなく改悪です。

2024年12月末からの株主優待(現状)

 

保有株式数 優待内容
100株以上 1,500ポイント
400株以上 5,000ポイント
1,000株以上 10,000ポイント
2,000株以上 12,000ポイント

2024年度からは、EC サイト「資生堂オンラインストア(SHISEIDO ONLINE STORE)」で利用できるポイントの進呈です。

1ポイント1円相当なので、明らかに改悪です。ポイントは登録から2年間は使えます。

1年以上継続保有が必須なのは、変わりません。

優待変更の案内には、より多くの選択肢の中から自由に、利便性高くお選びいただける株主優待制度へと進化を遂げるべく、当社の公式 EC サイト「資生堂オンラインストア(SHISEIDO ONLINE STORE)」でご利用いただけるポイントを進呈する制度に変更することを決定したと発表です。

いやいや違うでしょう。

優待改悪とは、どこにも書かれていません。

これは、資生堂オンラインストアの会員にならせようとする魂胆が見え隠れします。

会員の登録って、いろいろ個人情報登録しないといけないから、嫌なんですよね。

もう最悪、株主を顧客にしようとする思惑が丸見えです。

 

資生堂は、Playlistなど、ブランドを作ってはなくすなど、あまり消費者の事考えていないイメージです。

確か、海外(中国など)の売り上げが好調だった時期に、あまり採算取れない、ネット事業のコスメブランド、なくした経緯があります。(間違っていたらごめんなさい)

それなのに、今さらオンライン事業強化って・・・

優待制度もファンケルの真似事したり、今度はポイントですか、でも100株で1,500ポイントって何買えるの?

はるか以前の資生堂パーラー優待の頃がまだよかった気がします。

2023年12月末までの株主優待(過去)

保有株式数 優待内容
100株以上 3,000円相当
1,000株以上 10,000円相当

2022年度からは、保有株数に応じた優待カタログリストの中から、アイテムを選ぶ事ができる優待制度です。

100株保有の場合、アクアレーベルセット、アネッサパーフェクトUVスキンケアミルク、TSUBAKIセットや、定番の資生堂パーラー洋食セットなどがあります。

選ぶ商品によって、優待価値が変わります。

金額優先で、お得なコスメを選ぶなら、2022年は、「アネッサ デイセラム〈日中用乳液・化粧下地〉30ml 」の一択でしょう。

販売価格、3,000円以上しますからね。

1,000株以上になると、エリクシールセット、マキアージュセット、HAKU薬用美白美容液やプリオールセットなど、一段と豪華になるのが魅力です。

その他、資生堂財団が運営する奨学金制度に寄付する事もできます。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須あり

1年以上の継続保有が必須です。

継続保有の条件

前年と当年の12月末時点でいずれも所有株式数が100株以上になっていること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年12月31日」です。

権利付き最終日の「12月26日」までに100株以上の取得が必要です。

資生堂に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

資生堂の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年12月31日

権利付き最終日:12月26日(木)・・・残り1ヵ月と5日(35日)
逆日歩日数:7日

資生堂(4911)の基本情報

情報更新日:2024年9月29日

code4911優待内容自社ポイント
業種化学上場市場東証プライム 
決算12月 優待月12月
本社東京上場年月日1949年5月16日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数400,000,000企業のHP優待詳細
優待の種類自社グループ製品

株価更新日:2024年11月21日

21日の終値株価2,748円最低投資額274,800円
最低必要株数100継続保有必須

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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資生堂(4911)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2023-12-274,300192,8000-192,8003,225,3000.034.4630.0
2022-12-286,544-163,800-209,100-45,3002,804,2002.052.8550.0
2021-12-286,52552,3000-52,3001,130,8000.052.8530.0
2020-12-286,905-199,800-158,10041,7001,149,4003.2556.0520.0
2019-12-267,837117,400118,5001,100705,300730.0
2018-12-256,274121,60097,700-23,9002,924,200725.0
2017-12-265,571-303,800-316,700-12,900567,8001.544.8615.0
2016-12-273,016-316,700-340,300-23,6001,015,6001.7524.8510.0
2015-12-252,489-64,700-16,40048,3001,173,3000.020.0510.0
2014-12-251,692214,300233,60019,3001,641,6006
2013-12-251,63638,60032,000-6,6001,545,1007
2012-12-251,183-85,900-130,500-44,6001,488,2000.353.07
2011-12-271,407-42,300-33,6008,700486,7000.03.05

資生堂(4911)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(12月31日)の逆日歩日数

    ×:逆日歩日数では警戒範囲
    2024年12月31日は、逆日歩日数が7日と、通常の権利日よりリスクが高まっています。
  2. 12月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は180、クロス取引可能な貸借銘柄は114、同じ優待分類の企業も多いです。

    資生堂と同じ優待分類の銘柄です。

    尚、12月実施の『自社グループ製品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は400,000,000と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)20012,300205,100001,200203,900170.920
    11/19(火)7,0002,300217,200001,200216,000181.00
    11/18(月)4002,800212,50001,0001,200211,300177.080
    11/15(金)4,8005,200214,900002,200212,70097.680
    11/14(木)5,9002,000215,3001,0001002,200213,10097.860
    11/13(水)1,6006,400211,40010023,5001,300210,100162.620
    11/12(火)70011,800216,20023,500024,700191,5008.750
    11/11(月)36,00016,600227,300019,9001,200226,100189.420
    11/08(金)129,6008,300207,90021,00010021,100186,8009.850
    11/07(木)10028,60086,6000020086,400433.00
  5. 資生堂の発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去5回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022/12/28:200円 (5日)
    • 2020/12/28:325円 (5日)
    • 2017/12/26:150円 (6日)
    • 2016/12/27:175円 (5日)
    • 2012/12/25:35円 (7日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約27万円
    • 400株:約110万円
    • 1000株:約275万円
    • 2000株:約550万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ○:優待価値では低リスク
    1年以上の継続保有が必須なので、他の優待と比較するとややリスクは下がります。

    優待価値が資生堂と同じぐらいの銘柄。


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資生堂(4911)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

資生堂なら、逆日歩のないクロス取引も可能、それが一般信用クロス取引です。

11月21日の終値、株価2,748円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額27.5万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
112/2682352329012123584
212/2511323319124166323116
312/2412353348136181353127
412/2313382377147196382137
512/2014411406158211411148
612/1915441435170226441158
712/1818529522203271529190
812/1719558551215286200
912/1620588580226301211
1012/1321617609237316222
1112/1222646638249332232
1212/1125735725283377264
1312/1026764754294392274
1412/927793783305407285
1512/628316422295
1612/529328437306
1712/432362482338
1812/333373497348
1912/234384512359
2011/2935396527369
2111/2836407542380
2211/2739441588411

資生堂の権利付最終日(2024年12月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額27.5万円、資生堂のクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2024年12月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、資生堂を27.5万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(43日分)+プレミアム料486円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(43日分)+プレミアム料
903円=198×2円+21円+486円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(43日分)
1,748円=1,100円+648円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(43日分)
472円=19円+454円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、資生堂を27.5万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)のみ235円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(8日分)
486円=198×2円+21円+69円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)のみ232円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(8日分)
455円=187×2円+15円+66円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)+プレミアム料69円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(8日分)+プレミアム料
486円=198×2円+21円+69円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(8日分)
1,169円=1,100円+69円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.5万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)66円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(8日分)
483円=198×2円+21円+66円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(8日分)
88円=19円+69円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(8日分)
84円=17円+66円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※資生堂の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、資生堂の一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/20(水)4,8004,800-4,800
11/19(火)4,8004,8004,8004,800
11/18(月)4,8004,8004,8004,800
11/15(金)4,6004,7004,8004,800
11/14(木)4,5004,5004,5004,600
11/13(水)4,4004,3004,5004,500
11/12(火)4,3004,3004,4004,400
11/11(月)3,2003,9004,3004,300

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

12月の株主優待情報をまとめて確認

資生堂(4911)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 資生堂(4911)は、100株でも投資金額を多く必要なので、最大逆日歩範囲が高くリスクあり
  • 実際の逆日歩は、ここ数年は100株保有で最大でも325円とそれほど高くない
  • 1,000株保有の優待はかなり魅力的だが、優待利回りは低い
  • 優待クロスを狙う場合、貸株料が馬鹿にならないので、早めのクロス取引はおすすめできない
  • 100株保有でも1年以上の継続保有が必須なので注意
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