水処理薬品や水処理装置の大手企業『栗田工業(6370)』の株主優待、クロス取引情報をまとめました。

当記事を最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

栗田工業は、水と環境に関わる幅広い事業をおこなっている企業です。
超純水製造装置や用水処理装置、排水処理装置や排水回収などの技術力があります。
中でも注目なのが、超純水供給事業!クリタの純水で事業拡大中!
栗田工業株主優待
引用元:栗田工業

栗田工業(6370)の株主優待

栗田工業(6370)の株主優待は、自社製品の「水のクリタのうまい水」です。

優待内容詳細

保有株式数 優待の内容(水のクリタのうまい水)
3月末 9月末
(継続保有3年以上)
100株以上 1セット(18リットル) 対象外
1,000株以上 3セット(54リットル) 1セット(18リットル)
5,000株以上 6セット(108リットル) 2セット(36リットル)

栗田工業(6370)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

所有株式数に応じてマザーウォーター株式会社が販売している「水のクリタのうまい水」が貰えます。

販売価格は、1セット1,944円(税込)です。

通常、はじめてお水を買う場合、パックスタンドが付いてくるのですが、優待品にはありません。

容器を別途用意する必要ありです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

継続保有特典あり

9月末のみ3年以上の継続保有が必須なので、注意です。

継続保有の条件

毎年9月30日および3月31日の当社株主名簿に、同一の株主番号で7回以上連続して記録されていること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに100株以上の取得が必要です。

栗田工業に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

栗田工業の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り8ヵ月と0日(243日)
逆日歩日数:1日

栗田工業(6370)の基本情報

情報更新日:2024年3月30日

code6370優待内容ミネラルウォーター
業種機械上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月
本社東京上場年月日1961年10月2日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数116,200,000企業のHP優待詳細
優待の種類食品

株価更新日:2024年7月4日

4日の終値株価6,974円最低投資額697,400円
最低必要株数100継続保有継続保有特典

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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栗田工業(6370)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2024-03-276,27119,70018,200-1,500517,4000.050.4342.0
2023-09-275,2890.01,6001,600317,6000.042.4342.0
2023-03-296,0100.0-3,700-3,700356,8000.948.8339.0
2022-09-285,200-5,800-2,5003,300245,9000.041.6339.0
2022-03-294,7006,9000.0-6,900333,9000.037.6136.0
2021-09-285,630-2,300-2,800-500464,4000.045.6136.0
2021-03-294,855-5,900-10,900-5,000521,3003.039.2134.0
2020-09-283,645-33,900-43,100-9,200567,9000.129.6132.0
2020-03-272,6704,000-5,200-9,200779,1000.021.6131.0
2019-09-262,899-10,000-6,5003,500652,6000.0523.2131.0
2019-03-262,8200.0-2,900-2,900468,6000.023.2327.0
2018-09-253,2950.00.00.0385,6000.026.4327.0
2018-03-273,430-1,200-25,400-24,200477,9000.628.0326.0
2017-09-263,220-22,700-23,700-1,000316,6000.026.4326.0
2017-03-282,779-13,200-20,800-7,600401,5003.922.4325.0
2016-09-272,37110,80012,8002,000301,000325.0
2016-03-282,5750.0-12,600-12,600325,9000.020.8124.0
2015-03-262,964-13,000-28,400-15,400344,6000.524.0123.0
2014-09-252,495-48,900-4,10044,800654,6000.020.0123.0
2014-03-262,178-43,000-106,800-63,800858,6003.320.0122.0
2013-09-252,117-10,80012,00022,8001,223,300122.0
2013-03-262,071-57,000-35,90021,100504,9000.020.03
2012-09-251,72820,20024,7004,500521,3003
2012-03-272,002102,90088,900-14,0001,094,1003
2011-09-272,104-21,100-16,0005,100774,4000.020.03
2011-03-282,330145,90085,000-60,900481,5001

栗田工業(6370)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は556(優待実施銘柄の全体は795)です。

    栗田工業の優待と同じ分類の『ミネラルウォーター』等の銘柄一覧。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は116,200,000と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    逆日歩更新日:2024年7月26日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    07/25(木)40008,600010008,600-0
    07/24(水)6002008,2001006001008,10082.00
    07/23(火)50007,8006002006007,20013.00
    07/22(月)1,2006007,30001002007,10036.50
    07/19(金)1,1005006,70008003006,40022.330
    07/18(木)1,80006,10002001,1005,0005.550
    07/17(水)3002004,3002002001,3003,0003.310
    07/16(火)04004,2002004001,3002,9003.230
    07/12(金)2001,7004,60030001,5003,1003.070
    07/11(木)2,1001006,1002009001,2004,9005.080
  5. 栗田工業の発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去8回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2023/03/29:90円 (3日)
    • 2021/03/29:300円 (1日)
    • 2020/09/28:10円 (1日)
    • 2019/09/26:5円 (1日)
    • 2018/03/27:60円 (3日)
    • 2017/03/28:390円 (3日)
    • 2015/03/26:50円 (1日)
    • 2014/03/26:330円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約70万円
    • 1000株:約697万円
    • 5000株:約3,487万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    優待がお得になる継続保有特典あり、条件次第で、リスクの増減有!

    優待価値が栗田工業と同じぐらいの銘柄。


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栗田工業(6370)の優待クロス(制度・一般)

栗田工業のクロス取引、手数料も忘れてはいけません。

7月4日の終値、株価6,974円の必要株数分(100株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額70万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/272150148587715054
23/265374369144192374134
33/256449443173230449161
43/247524517201268524188
53/218598591230307598215
63/209673665259345673242
73/1912898886345460898322
83/1813972960374499972349
93/17141,0471,034403537376
103/14151,1221,108432575403
113/13161,1971,181460614430
123/12191,4211,403547729510
133/11201,4961,477575767537
143/10211,5711,551604805564
153/722633844591
163/623662882618
173/526748997698
183/4277771,036725
193/3288051,074752
202/28298341,112779
212/27308631,151805
222/26339491,266886

栗田工業の権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額70万円、栗田工業のクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年7月27日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、栗田工業を70万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(245日分)(+プレミアム料)
9,248円=2,200円+7,048円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(245日分)+プレミアム料
7,871円=385×2円+54円+7,048円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(245日分)
11,597円=2,200円+9,397円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(245日分)
6,626円=48円+6,578円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、栗田工業を70万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:70万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ150円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
868円=385×2円+54円+44円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:70万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ148円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
609円=264×2円+38円+42円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
2,244円=2,200円+44円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
868円=385×2円+54円+44円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,244円=2,200円+44円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,242円=2,200円+42円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
866円=385×2円+54円+42円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
92円=48円+44円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
86円=44円+42円

投資金額70万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※栗田工業の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、栗田工業の一般信用売り在庫の近況です。

月/日朝方日中夕方
07/26(金)1,0001,0001,0001,000
07/25(木)1,0001,0001,0001,000
07/24(水)1,0001,0001,0001,000
07/23(火)1,0001,0001,0001,000
07/22(月)1,0001,0001,0001,000
07/19(金)1,0001,0001,0001,000
07/18(木)1,0001,0001,0001,000
07/16(火)1,0001,0001,0001,000

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

3月の株主優待情報をまとめて確認

栗田工業(6370)のクロス取引・株主優待まとめ

総合水処理の大手企業である栗田工業(6370)の発行株式数は、とっても多いので、急な株不足になる心配は少ないです。

ここ10年の過去の逆日歩でも、100株保有の最大の逆日歩が390円です。

9月末の継続保有を狙ってクロス取引する場合は、危険ですが、3月末のクロス取引なら、リスクは少ないです。

ただ、ここ数年の間に一気に株価が2倍ぐらいになってしまい、優待利回りが低くなっています。

2005年からスタートした栗田工業の「水のクリタのうまい水」の優待品、もうこの辺りで優待の拡充を期待したいところです。

投資額20万円台でクロス取引できた時代が懐かしい!

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