総合バルブメーカー『キッツ』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方がわかります。

投資メモ

キッツ(6498)は、バルブ事業、伸銅品事業、ホテル等のサービス関連の事業を展開する企業です。
総合バルブメーカーとしては、最大手であり、素材から最終製品までの一貫生産が強み!

キッツ(6498)の株主優待

キッツ(6498)の株主優待は、QUOカードの他、家庭用浄水器及び交換用カートリッジの割引販売やホテル宿泊の割引、美術館の招待券です。

優待内容詳細

保有株式数 6月末 12月末
5年未満 5年以上
100株以上 対象外 ①割引券と招待券
1,000株以上 ③北澤美術館ガラス
工芸品カレンダー
②1,000円分+③1つ ②1,000円分+③2つ
2,000株以上 ②2,000円分+③1つ ②2,000円分+③2つ
3,000株以上 ②3,000円分+③1つ ②3,000円分+③2つ

キッツ(6498)の優待権利日は年2回、6月末と12月末です。

QUOカードが優待があるのは、12月末のみです。

保有株数、保有期間に応じた優待制度ですが、ちょっとだけ複雑です。

まず、100株以上で貰えるのは、割引券と長野県諏訪市にある北澤美術館の招待券のみです。

優待制度は、大きく分類すると次の3つです。

①家庭用浄水器及び交換用カートリッジの割引販売、諏訪湖にあるホテル紅やの宿泊割引券、北澤美術館の招待券

②1,000株以上でオリジナルデザインのQUOカードが貰えます

③カレンダーと寄付の選択(5年以上で日本画の選択も可)

  • 北澤美術館ガラス工芸カレンダー(大判サイズ)
  • 北澤美術館日本画カレンダー(大判サイズ)
  • 北澤美術館日本画カレンダー(卓上サイズ)
  • 北澤美術館への寄付  1,200円
  • 日本赤十字社への寄付 1,200円

尚、6月末の株主優待だけちょっと特別です。

6月末までに新規で1,000株以上保有した方にのみ、北澤美術館ガラス工芸品カレンダー(大判サイズ) 1部が贈呈されます。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、カレンダーが更に貰えるランクアップ特典です。

継続保有の条件

すべての基準日(6月30日、12月31日)において、同一株主番号で株式を保有されていること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年12月31日」です。

権利付き最終日の「12月26日」までに100株以上の取得が必要です。

キッツに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

キッツの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年12月31日

権利付き最終日:12月26日(木)・・・残り8ヵ月と1日(245日)
逆日歩日数:7日

キッツ(6498)の基本情報

情報更新日:2024年3月24日

code6498優待内容美術館招待券等
業種機械上場市場東証プライム 
決算12月 優待月12月
本社千葉上場年月日1961年10月2日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数90,396,000企業のHP優待詳細
優待の種類娯楽レジャー 旅行・宿泊 暮らし

株価更新日:2024年4月22日

22日の終値株価1,302円最低投資額130,200円
最低必要株数100継続保有特典

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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キッツ(6498)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2023-12-271,1720-132,100-132,100853,1001.29.6623.0
2022-12-2879915,200-56,100-71,300807,7000.256.4518.0
2021-12-287229,500-10,600-20,100996,0000.06.4511.0
2020-12-2862934,90018,800-16,100685,30054.0
2019-12-2675613,30011,900-1,40080,5007
2018-12-25761-18,900-23,300-4,400464,6000.06.47
2017-12-2685937,50051,50014,000252,5006
2016-12-27655-49,100-44,3004,800206,0000.255.65
2015-12-2551830,50044,60014,100208,9005
2014-12-25484188,000270,10082,100255,8006
2013-12-2549767,60057,100-10,500324,5007
2012-12-2539173,700110,80037,100309,8007
2011-12-27314213,300233,40020,10073,6005

キッツ(6498)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(12月31日)の逆日歩日数

    ×:逆日歩日数では警戒範囲
    2024年12月31日は、逆日歩日数が7日と、通常の権利日よりリスクが高まっています。
  2. 12月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は175、クロス取引可能な貸借銘柄は114、同じ優待分類の企業も多いです。

    キッツと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、12月実施の『娯楽レジャー 旅行・宿泊 暮らし』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は90,396,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年4月24日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    04/23(火)1,300013,00030009,5003,5001.370
    04/22(月)5009,40011,700009,2002,5001.270
    04/19(金)8,1002,00020,60090009,20011,4002.240
    04/18(木)4,500014,50001,0008,3006,2001.750
    04/17(水)2001,00010,00004009,3007001.080
    04/16(火)90010,30010,80060009,7001,1001.110
    04/15(月)2,90090020,20005009,10011,1002.220
    04/12(金)01,60018,20004009,6008,6001.90
    04/11(木)1,30030019,80001,40010,0009,8001.980
    04/10(水)3,500018,800400011,4007,4001.650
  5. キッツの発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、3回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2023/12/27:120円 (6日)
    • 2022/12/28:25円 (5日)
    • 2016/12/27:25円 (5日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約13万円
    • 1000株:約130万円
    • 2000株:約260万円
    • 3000株:約391万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:優待価値では警戒範囲
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

    優待価値は低いですが、『キッツ』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。


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キッツ(6498)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

次はキッツのクロス取引手数料です。

4月22日の終値、株価1,302円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額13.0万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
112/268111110435711140
212/2511153151597815355
312/2412167165648516760
412/2313181178699318165
512/20141941927510019470
612/19152082068010720875
712/18182502479612825090
812/171926426110213595
912/1620278274107142100
1012/1321292288112150105
1112/1222306302118157110
1212/1125347343134178125
1312/1026361357139185130
1412/927375370144192135
1512/628150199140
1612/529155207145
1712/432171228160
1812/333176235165
1912/234182242170
2011/2935187249175
2111/2836192256180
2211/2739208278194

キッツの権利付最終日(2024年12月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額13.0万円、キッツのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年4月25日)から直近の優待権利日(2024年12月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、キッツを13.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(253日分)+プレミアム料1,352円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(253日分)+プレミアム料
1,615円=115円+148円+1,352円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(253日分)1,802円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(253日分)
1,270円=9円+1,262円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、キッツを13.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)のみ111円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(8日分)
296円=115円+148円+33円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)のみ110円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(8日分)
274円=100円+143円+31円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)+プレミアム料33円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(8日分)+プレミアム料
296円=115円+148円+33円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)33円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(8日分)31円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(8日分)
294円=115円+148円+31円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(8日分)
42円=9円+33円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(8日分)
40円=8円+31円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので8日です。

※キッツの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、キッツの一般信用売り在庫の近況です。

月/日朝方日中夕方
04/24(水)900900900900
04/23(火)900900900900
04/22(月)900900900900
04/19(金)900900900900
04/18(木)900900900900
04/17(水)900900900900
04/16(火)900900900900
04/15(月)900900900900
04/12(金)900900900900

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

12月の株主優待情報をまとめて確認

キッツ(6498)のクロス取引・株主優待まとめ

  • キッツ(6498)の株主優待で貰えるQUOカードは1,000株以上のみに注意
  • 逆日歩はほぼ発生しない銘柄
  • 諏訪湖周辺へのレジャー計画があるなら、使える株主優待
  • 100株保有で貰える宿泊割引券を使った場合、最安値で7,700円(税込)
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