多角的・多面的アプローチが可能な機械商社『椿本興業』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引、最新の一般信用売り在庫がわかります。

投資メモ

椿本興業は、100年企業のテクノロジーで、トータルサポートできるのが魅力

  • 産業機械事業:幅広い産業機械や部品を取り扱い、自動車、電子機器、食品、医薬品など多様な業界に供給
    特に、駆動系部品や伝動機器、ベアリングなどの専門分野に強み
  • FA(ファクトリーオートメーション)事業:工場の自動化を支援するためのシステムインテグレーションや機器の提供
    効率化や生産性向上を目指す企業に対して、ソリューションを提供
  • エンジニアリングサービス:設備の設計・施工からメンテナンスまで、一貫したエンジニアリングサービスを提供

椿本興業の強みは、幅広い産業分野に対応できる製品ラインナップと、顧客企業に対する深い技術サポートです。
特に、FA事業は製造業の自動化ニーズが高まる中で、今後の成長が期待される分野です。
また、安定した収益基盤を持ちながらも、新技術の導入やサービスの拡充によって、さらなる市場拡大を目指しているのがポイントです。

椿本興業株主優待
引用元:椿本興業

椿本興業(8052)の株主優待

椿本興業(8052)の株主優待は、羽振りの良い企業が実施するQUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容(QUOカード)
100株以上 1,000円分
200株以上 2,000円分
300株以上 3,000円分

椿本興業(8052)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

2022年3月末より正式に株主優待制度が導入されました。

人気のQUOカード優待ですが、QUOカードと同額分を「公益信託 経団連自然保護基金」への寄付にすることも可能です。

実は、今まで今回だけ限定という形で、優待は実施されていました。

毎年定期的に、優待制度を実施すると発表されたのは、2022年になってからです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに100株以上の取得が必要です。

椿本興業に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

椿本興業の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り4ヵ月と6日(126日)
逆日歩日数:1日

椿本興業(8052)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code8052優待内容クオカード
業種卸売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本社大阪上場年月日1962年10月1日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数19,493,000企業のHP優待詳細
優待の種類金券

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価1,892円最低投資額189,200円
最低必要株数100継続保有-

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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椿本興業(8052)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-261,8043,5003,400-100106,9000.030.4115.0停止
2024-03-277,3401,3001,40010019,7000.0118.43120.0停止
2023-09-274,9951,8002,8001,00055,4000.080.0340.0停止
2023-03-294,200-700-40030024,2003.1567.2310.0停止
2022-09-283,7401,800900-90036,4000.060.8330.0停止
2022-03-293,9000.00.00.032,7000.062.41120.0停止
2021-09-283,910-1000.01003,7000.032.0130.0
2021-03-294,1201,0001,40040033,600190.0停止
2020-09-283,720-600-6000.08,7000.130.4130.0
2020-03-273,920200-800-1,00016,0000.264.01100.0停止
2019-09-263,8706000.0-60011,500130.0
2019-03-264,1408,8006,700-2,10027,9003120.0停止
2018-09-253,56512,10010,900-1,20012,800330.0
2018-03-273,540-2,4004,4006,80026,800370.0停止
2017-09-265763,00011,0008,00077,00036.0
2017-03-284210.0-4,000-4,00043,0000.04.0313.0
2016-09-272810.00.00.045,0000.04.033.0
2016-03-283189,0008,000-1,00022,000110.0
2015-03-2632314,00015,0001,00027,00017.0
2014-09-2530946,00044,000-2,00038,00013.0
2014-03-26278125,000121,000-4,00036,00018.0
2013-09-2528575,00072,000-3,00081,00013.0
2013-03-2626949,00054,0005,00054,0003
2012-09-2524059,00059,0000.024,0003
2012-03-2726999,00091,000-8,00023,0003
2011-09-2721663,00059,000-4,00019,0003
2011-03-2821437,00034,000-3,00028,0001

2017年9月末に株式1/5分割したと思ったら、2024年3月末には株式3分割です。

つまり、株価が5倍になった後は、1/3になっているという事です。(理論上の計算)

今後は分割して、流動性がアップ、高額逆日歩リスクが低減されたかわかるのは、これからです。

椿本興業(8052)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    株主優待数は793、そのうち553銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    椿本興業と同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、3月実施のQUOカード優待は、他にもあります。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    今までの優待権利日では、過去に10回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2024/09/26:0円 (1日)・・・停止
    • 2024/03/27:0円 (3日)・・・停止
    • 2023/09/27:0円 (3日)・・・停止
    • 2023/03/29:315円 (3日)・・・停止
    • 2022/09/28:0円 (3日)・・・停止
    • 2022/03/29:0円 (1日)・・・停止
    • 2021/03/29:0円 (1日)・・・停止
    • 2020/03/27:20円 (1日)・・・停止
    • 2019/03/26:0円 (3日)・・・停止
    • 2018/03/27:0円 (3日)・・・停止
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は19,493,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)00600001005006.00
    11/19(火)00600001005006.00
    11/18(月)0200600001005006.00
    11/15(金)00800001007008.00
    11/14(木)0100800001007008.00
    11/13(水)0100900001008009.00
    11/12(火)001,0000010090010.00
    11/11(月)001,0000010090010.00
    11/08(金)06001,0000010090010.00
    11/07(木)001,60001001001,50016.00
  5. 椿本興業の発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、3回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2023/03/29:315円 (3日)・・・停止
    • 2020/09/28:10円 (1日)
    • 2020/03/27:20円 (1日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約19万円
    • 200株:約38万円
    • 300株:約57万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

    椿本興業と同じ1,000円相当の銘柄です。


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椿本興業(8052)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

椿本興業の逆日歩にリスクを感じるなら、一般信用クロス取引です。

11月20日の終値、株価1,892円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額18.9万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/272404016214014
23/265101100395210136
33/256121120476212143
43/247141140547214151
53/218162159628316258
63/209182179709318265
73/19122422399312424287
83/181326325910113526394
93/1714283279109145101
103/1415303299117155109
113/1316323319124166116
123/1219384379148197138
133/1120404399155207145
143/1021424419163217152
153/722171228159
163/623179238167
173/526202269188
183/427210280196
193/328217290203
202/2829225300210
212/2730233311217
222/2633256342239

椿本興業の権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額18.9万円、椿本興業のクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、椿本興業を18.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(128日分)+プレミアム料994円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(128日分)+プレミアム料
1,257円=115円+148円+994円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(128日分)1,326円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(128日分)
941円=13円+928円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、椿本興業を18.9万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ40円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
275円=115円+148円+12円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ40円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
254円=100円+143円+11円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料12円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
275円=115円+148円+12円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)12円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:18.9万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)11円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
274円=115円+148円+11円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
25円=13円+12円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
23円=12円+11円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので2日です。

※椿本興業の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、椿本興業の一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/20(水)900900-900
11/19(火)900900900900
11/18(月)900900900900
11/15(金)900900900900
11/14(木)900900900900
11/13(水)900900900900
11/12(火)900900900900
11/11(月)900900900900

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

3月の株主優待情報をまとめて確認

椿本興業(8052)のクロス取引・株主優待まとめ

椿本興業(8052)のQUOカード優待、正式に導入された記念すべき2022年3月末の1回目は、いきなり申込停止(売禁)です。

優待に対する投資金額が高いので、それほど人気になるとは思えませんが、発行済株式数が極端に少ないので、すぐに品不足になってしまうようです。

つまり、逆日歩が発生しやすい銘柄です。

9月末は、QUOカート優待銘柄が多いので、椿本興業の優先順位は低くなるはずですが、資金が余ったからといって、安易にクロス取引すると、痛い目にあうかもしれません。

まだ優待がスタートしたばかりですが、逆日歩に注意が必要です。

それより気になるのは株価です。
一時はテンバガーになる勢いでしたが、やや失速気味、今後の展開が楽しみです。

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