水産物卸売市場のリーディングカンパニー『東都水産』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方がわかります。

東都水産は、水産物卸売事業、冷蔵倉庫及びその関連事業、不動産賃貸事業をおこなっている企業です。
特に、東京都中央卸売市場における水産物取引(水産物の安定的・効率的な流通)の中核!

東都水産(8038)の株主優待

東都水産(8038)の株主優待は、東都水産プレミアム優待倶楽部です。
残念ながら、事業に関係のある魚介関係の加工品といった優待品ではありませんと思っていたら・・・

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
初年度2年目以降
100株以上3,500ポイント3,850ポイント
200株以上7,000ポイント7,700ポイント
300株以上11,000ポイント12,100ポイント
400株以上15,000ポイント16,500ポイント
500株以上20,000ポイント22,000ポイント

東都水産(8038)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

東都水産プレミアム優待倶楽部は、東都水産お奨めの水産物をはじめ、厳選された約2,000点の品物の中からポイントに応じて交換することが可能です。

1ポイント1円相当の価値です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、ポイントが1割増しになるランクアップ特典です。

継続保有の条件

毎年9月末日現在において、2年以上継続(同一の株主番号で9月末日に2回以上連続)して株主名簿に記載または記録されること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

東都水産の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り5日(毎日更新)
逆日歩日数:3日

東都水産(8038)の基本情報

code8038優待内容自社ポイント
業種卸売業上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月9月
本拠地東京上場年月日1956年9月10日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品
最低必要株100.0最低投資額652,000円
配当予想100.0配当落日2023年3月30日
発行済株数4,026千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、9月21日の終値株価で計算。

東都水産(8038)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-286,650-8,800-8,7001008,8000.5107.21停止
2020-09-283,800-18,100-21,300-3,20019,0000.160.81停止
2019-09-262,774-17,300-16,90040016,0000.144.81停止
2018-09-252,37300022,5000.019.23
2017-09-261,9340-100-1003,9000.016.03
2016-09-2716577,000945,000868,00062,0003
2014-09-25200237,000287,00050,000166,0001
2013-09-25223882,0001,038,000156,0002,175,0001
2012-09-25121376,000394,00018,00067,0003
2011-09-27121544,000552,0008,00072,0003

東都水産(8038)のクロス取引・逆日歩リスク

東都水産(8038)は、申込停止(売禁)の規制発生中!

貸借銘柄ですが、クロス取引できません。

規制解除の今後の事を踏まえて、分析結果だけ記載しておきます。

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    東都水産の優待分類と同じ『自社ポイント』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『食品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に3回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2021年9月 :50円 (1日)・・・停止
    • 2020年9月 :10円 (1日)・・・停止
    • 2019年9月 :10円 (1日)・・・停止
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

  5. 東都水産の発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、3回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2021年9月 :50円 (1日)・・・停止
    • 2020年9月 :10円 (1日)・・・停止
    • 2019年9月 :10円 (1日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも5つ、大量取得者がいると危険です。
    • 100株:約65万円
    • 200株:約130万円
    • 300株:約196万円
    • 400株:約261万円
    • 500株:約326万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

東都水産(8038)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

東都水産のクロス取引手数料の比較です。

9月21日の終値、株価6,520円の必要株数分(100.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

貸株料比較表は、65万円の投資額を基準に次の証券会社毎の金利(貸株料)で計算です。

制度信用取引・一般信用取引の金利(貸株料)比較表

証券会社名信用金利貸株料
制度信用一般信用制度信用一般信用
SBI証券2.80%2.80%1.15%一般短期:3.90%
一般無期:1.10%
GMOクリック証券2.75%2.00%1.10%一般短期:3.85%
一般無期:0.80%
auカブコム証券2.98%2.79%1.15%1.50%
松井証券3.10%4.10%1.15%2.00%
楽天証券2.80%2.80%1.10%一般短期:3.90%
一般無期:1.10%
SMBC日興証券2.50%3.00%1.15%1.40%
SBIネオトレード証券2.30%2.75%1.10%取り扱いなし

(2022年9月時点)

投資額65万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274278274107142278100
29/265347343134178347125
39/256417411160214417150
49/227486480187249486175
59/218556548214285556199
69/2011764754294392764274
79/1912833823321427833299
89/1513903891347463324
99/1414972960374499349
109/13181,2501,234481641449
119/12191,3201,303508677474
129/11201,3891,371534712499
139/8211,4581,440561748524
149/7221,5281,508588784548
159/625668890623
169/526695926648
179/427721962673
189/128748997698
198/31297751,033723
208/30328551,140798
218/29338821,175823

東都水産の権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額65万円、東都水産のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月22日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、東都水産を65万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:65万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ486円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=一般信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
1,306円=385×2円+50円+486円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:65万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ480円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
1,044円=264×2円+36円+480円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(7日分)(+プレミアム料)
2,387円=2,200円+187円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)+プレミアム料
1,007円=385×2円+50円+187円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(7日分)
2,449円=2,200円+249円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(7日分)
2,686円=2,200円+486円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)
1,306円=385×2円+50円+486円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
219円=45円+175円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、東都水産を65万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:65万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ278円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
902円=385×2円+50円+82円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:65万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ274円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
642円=264×2円+36円+78円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
2,282円=2,200円+82円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
902円=385×2円+50円+82円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,282円=2,200円+82円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,278円=2,200円+78円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
898円=385×2円+50円+78円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
126円=45円+82円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
119円=41円+78円

投資金額65万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※東都水産の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

東都水産(8038)のクロス取引・株主優待まとめ

東都水産(8038)の株主優待は、2019年9月にはじまったばかりです。

しかし、記念すべき1回目から申込停止(売禁)の規制が発生です。

極端に発行済株式数が少ないので、すぐに株不足になってしまうので、仕方ないのかもしれませんが・・・・

プレミアム優待倶楽部のギフトは、最近多くの企業が実施しており、似たり寄ったりの内容でがっかりしていたので、東都水産お奨めの水産物には、期待していたのに残念です。

どうしても優待が欲しいなら、現物保有という選択肢が残されていますが、さすがにそれはリスク大です!

毎日更新中、フォローすることで最新情報を逃しません!
にほんブログ村 投資ブログ 投資情報へ ブログ村登録1週間で「投資情報」ランキング1位獲得!