食品スーパー『いなげや』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方がわかります。

いなげやは、東京都の多摩地区を中心に、神奈川、千葉、埼玉に展開しているスーパーです。
国内130店舗以上、生鮮食品・一般食品・家庭用品・衣料品等を扱っており、地域とのつながりを大事にして店舗拡大中!
いなげや株主優待
引用元:いなげや

いなげや(8182)の株主優待

いなげや(8182)の株主優待は、自社店舗で利用できる買い物優待券です。
お米ギフト券や寄付に変更も可能です。

優待内容詳細

保有株式数優待品(いずれか選択)
買物優待券お米ギフト寄付
100株以上10枚対象外対象外
500株以上50枚2枚1,000円
1,000株以上100枚5枚2,500円
2,000株以上200枚5枚2,500円
3,000株以上300枚5枚2,500円

いなげや(8182)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

最初に買物優待券が贈られてきて、後からお米ギフトや寄付に変更できます。100株保有時のみ、変更はできません。

寄付の場合、寄付先は「公益財団法人 日本盲導犬協会」になる予定です。

買物優待券は、1,000円以上の買物につき、1枚利用できます。1,000円毎に1枚利用できるので、10,000円以上の買物なら10枚利用できます。

買い物優待券が利用できる店舗

いなげや他、グループ会社のウェルパーク、三浦屋でも利用できます。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、3年以上の保有で3月末に1,000円相当のオリジナル優待品が貰えます。

保有株式数3年以上の継続保有(3月末のみ)
1,000株以上1,000円相当のオリジナル優待品
継続保有の条件

割当基準日(3月末日・9月末日)の株主名簿に、1,000株以上の保有を同一株主番号で連続して7回以上記載または記録されていること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年3月31日」です。

権利日最終日の「3月29日」までに100.0株以上の取得が必要です。

いなげやの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年3月31日

権利日最終:3月29日(水)・・・残り7日(毎日更新)
逆日歩日数:3日
最大逆日歩予想範囲:3,340~3,380円 注意喚起で更に2倍(調査日3月2日)

最大逆日歩予想範囲は、逆日歩金額の予想ではなく、株価によって毎日変動する最大逆日歩のリスクです。

予想範囲は、優待必要株数で計算、株主優待クロス取引可能の期限、権利日最終の3月29日前日に更新予定です。

いなげや(8182)の基本情報

code8182優待内容買物割引券
業種小売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地東京上場年月日1978年10月1日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類買物券 食品
最低必要株100.0最低投資額129,600円
配当予想15.0配当落日2023年3月30日
発行済株数52,381千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

いなげや(8182)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-291,386-5,900-20,800-14,900200,7000.611.217.5
2021-09-281,4020-31,000-31,000454,8000.612.017.5
2021-03-291,750-5,700-25,200-19,500180,0001.5514.4115.0
2020-09-282,107-14,000-49,900-35,900328,8000.6517.617.5
2020-03-271,596-20,200-40,700-20,500166,8001.212.817.5
2019-09-261,633-29,400-42,700-13,300178,5001.213.617.5
2019-03-261,344-36,100-51,400-15,300182,7001.211.237.5
2018-09-251,816-26,700-37,500-10,800183,2000.1530.437.5注意
2018-03-271,8483,9001,000-2,90094,30037.5
2017-09-261,956000125,40037.5
2016-03-281,452100100097,80017.5
2015-03-261,3831,4001,000-40052,10017.5
2014-09-251,2152,900600-2,30047,60017.5
2014-03-261,029500400-10063,30017.5
2013-09-251,027500500028,50017.5
2013-03-261,0112,0001,200-80036,5003
2012-03-279823000-30026,1003
2011-09-279443,2002,200-1,00024,1003
2011-03-288793,0002,000-1,00012,0001

いなげや(8182)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待3月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引3月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は775、クロス取引可能な貸借銘柄は558、同じ優待分類の企業も多いです。

    いなげやの優待分類と同じ『買物割引券』関連銘柄です。

    尚、3月実施の『買物券 食品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は52,381千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)002,8003,9005,80022,900-20,1000.120.05
    03/16(木)20002,800030024,800-22,0000.110.10
    03/15(水)002,60060040025,100-22,5000.10.15
    03/14(火)002,600400024,900-22,3000.10.05
    03/13(月)002,60030080024,500-21,9000.110.05
    03/10(金)002,60010040025,000-22,4000.10.05
    03/09(木)002,6001,400025,300-22,7000.10.05
    03/08(水)40002,60001,00023,900-21,3000.110.15
    03/07(火)04002,2001,800024,900-22,7000.090.05
    03/06(月)2002002,60001,70023,100-20,5000.110.05
  5. いなげやの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去8回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年3月 :60円 (1日)
    • 2021年9月 :60円 (1日)
    • 2021年3月 :155円 (1日)
    • 2020年9月 :65円 (1日)
    • 2020年3月 :120円 (1日)
    • 2019年9月 :120円 (1日)
    • 2019年3月 :120円 (3日)
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも5つ、大量取得者がいると危険です。
    • 100株:約13万円
    • 500株:約65万円
    • 1,000株:約130万円
    • 2,000株:約259万円
    • 3,000株:約389万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

いなげや(8182)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

いなげやは、逆日歩の発生しない、一般信用取引も可能です。

3月17日の終値、株価1,296円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額13.0万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/294565521285620
23/285696927366925
33/276838232438330
43/247979637509735
53/238111110435711140
63/2211153151597815355
73/2012167165648516760
83/1713181178699365
93/16152082068010775
103/15182502479612890
113/141926426110213595
123/1320278274107142100
133/1021292288112150105
143/922306302118157110
153/825134178125
163/726139185130
173/627144192135
183/328150199140
193/229155207145
203/132171228160
212/2833176235165

いなげやの権利付最終日(2023年3月29日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額13.0万円、いなげやのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、いなげやを13.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)のみ153円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+一般信用売り手数料+貸株料(11日分)
416円=115円+148円+153円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)のみ151円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+一般信用売り手数料+貸株料(11日分)
394円=100円+143円+151円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)+プレミアム料59円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(11日分)+プレミアム料
322円=115円+148円+59円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)78円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(11日分)153円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(11日分)
416円=115円+148円+153円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(11日分)
64円=9円+55円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、いなげやを13.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ56円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
279円=115円+148円+16円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ55円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
259円=100円+143円+16円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料16円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
279円=115円+148円+16円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)16円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)16円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
279円=115円+148円+16円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
25円=9円+16円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
24円=8円+16円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので4日です。

※いなげやの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

いなげや(8182)のクロス取引・株主優待まとめ

いなげや(8182)の株主優待は、以前から実施されていますが、現行の制度になったのは、2018年3月末からです。

以前は、買物優待券だけで、お米券や寄付に変更もできませんし、長期保有制度もありませんでした。

さらに、2018年3月から、貸借銘柄に選定、つまり優待変更になったタイミングでクロス取引が出来るようになっています。

気になる逆日歩は、毎回発生していますが、少額です。買物優待券の利用できるエリアが限られるという事と、1,000円支払いで100円安くなる割引券だからでしょう。

しかし日常品が安く買えるスーパーでの割引券による節約効果は高いです。最寄りのスーパーで月どのくらい買物しているか、思い出してみてください。

いなげやの店舗が通える範囲の場所にあるなら、100株ではなく、500株や1,000株以上の優待品が欲しくなるでしょう。

毎日更新中、フォローすることで最新情報を逃しません!
にほんブログ村 投資ブログ 投資情報へ ブログ村登録1週間で「投資情報」ランキング1位獲得!