最新設備を誇る物流センターがある『ヤマタネ』の株主優待情報をまとめました。

逆日歩優待クロス取引のやり方(比較)、貸株料、日々の信用売り在庫についての記事です。

投資メモ

ヤマタネは、大正時代に創業、倉庫業、荷役業、港湾運送業などをおこなっている企業です。
山種美術館は、山種証券(現SMBC日興証券)創業者が個人で集めたコレクションを元に、日本初の日本画専門美術館として開館。

ヤマタネ株主優待引用元:ヤマタネ

ヤマタネ(9305)の株主優待

ヤマタネ(9305)の株主優待は、美術館カレンダーとお米です。

優待内容詳細

ヤマタネ(9305)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

月によって、優待品が異なります。

カレンダーは、日本画専門美術館である山種美術館のコレクションの名品を掲載しています。

2024年3月末からの株主優待(現状)

保有株式数 優待内容
3月末 9月末
100株以上 対象外 ⼭種美術館カレンダー
300株以上 ①ジュース 2 本(1,100 円相当)
②棚⽥⽶を原料とした⽇本酒(⼀合瓶 2 本)
⼭種美術館カレンダー
厳選こだわり米2kg
500株以上 ①ジュース 2 本(1,400 円相当)
②棚⽥⽶を原料とした⽇本酒(四合瓶 1 本)
⼭種美術館カレンダー
厳選こだわり米5kg
1,000株以上 ①ジュース 3 本(1,850 円相当)
②棚⽥⽶を原料とした⽇本酒(四合瓶 2 本)
⼭種美術館カレンダー
棚田米10kg

100株保有の場合は、従来通りの優待内容です。

拡充しているのは、300株以上です。

特に9月末でも、お米が貰えるようになっています。

2023年9月末までの株主優待(過去)

保有株式数 3月末 9月末
5年未満 5年以上
100株以上 対象外 対象外 カレンダー1部
300株以上 プレミアム米2kg プレミアム米2kg
厳選こだわり米2kg
カレンダー1部

9月末は、カレンダーが貰えるだけです。

3月末は、長期保有もあり、優待目的でクロス取引するなら、3月末の方がお得です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではありませんが、5年以上で豪華な厳選ごだわり米です。

なお、継続保有の優待があるのは、3月末のみです。

継続保有の優待はなくなりました。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

ヤマタネに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ヤマタネの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年9月30日

権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り2ヵ月と25日(87日)
逆日歩日数:1日

ヤマタネ(9305)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code9305優待内容カレンダー等
業種卸売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本社東京上場年月日1950年10月20日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数11,344,000企業のHP優待詳細
優待の種類オリジナルカレンダー、お米

株価更新日:2025年6月30日

30日の終値株価2,256円最低投資額225,600円
最低必要株数100継続保有特典

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ヤマタネ(9305)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-263,1500.0-14,800-14,80098,7004.6525.6140.0
2024-03-273,0250.00.00.029,3000.024.8340.0
2023-09-272,1151,300-1,400-2,70068,5000.017.6325.0
2023-03-291,6912,9001,000-1,90030,7000.040.8331.0
2022-09-281,6083,1000.0-3,10039,5000.013.6325.0
2022-03-291,7206000.0-60021,8000.014.4130.0
2021-09-281,6691,600-5,900-7,50027,6000.113.6125.0
2021-03-291,5323,800-4,900-8,70035,0000.012.8152.0
2020-09-281,3996,100100-6,00067,8001
2020-03-271,16918,30017,300-1,00089,700150.0
2019-09-261,40844,60041,700-2,90042,2001
2019-03-261,63914,10012,700-1,40047,200350.0
2018-09-252,09312,6008,800-3,80052,9003
2018-03-271,91335,60014,200-21,40028,700350.0
2017-09-261,8921,6000.0-1,60053,9000.015.23
2017-03-281,60814,60013,600-1,00027,300350.0
2016-09-27136565,000844,000279,000299,0003
2016-03-28159558,000697,000139,000429,00014.5
2015-03-26181423,000543,000120,000288,00014.0
2014-09-25182413,000291,000-122,000499,0001
2014-03-26157997,0001,008,00011,000503,00013.0
2013-09-251963,388,0003,392,0004,0002,420,0001
2013-03-261992,450,0002,863,000413,0005,871,0003
2012-09-25105792,000801,0009,000258,0003
2012-03-27128875,000825,000-50,000315,0003
2011-09-271231,691,0001,698,0007,0001,098,0003
2011-03-281161,186,0001,236,00050,000706,0001

優待拡充した2024年3月末の逆日歩は0円です。

果てして今後、高額逆日歩は、発生するのでしょうか?

ヤマタネ(9305)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は270(優待実施銘柄の全体は386)です。

    9月実施の『カレンダー等』関連銘柄。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は11,344,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2025年6月30日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/27(金)1000129,1001001,10019,100110,0006.760
    06/26(木)00129,0001,30030020,100108,9006.420
    06/25(水)300100129,000500019,100109,9006.750
    06/24(火)400400128,80004,40018,600110,2006.920
    06/23(月)0100128,80001,40023,000105,8005.60
    06/20(金)0200128,90020060024,400104,5005.280
    06/19(木)300400129,1001,80060024,800104,3005.210
    06/18(水)7,2000129,2003,8001,00023,600105,6005.470
    06/17(火)4,5000122,0001004,70020,800101,2005.870
    06/16(月)12,7000117,5001004,20025,40092,1004.630
  5. ヤマタネの発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2024/09/26:465円 (1日)
    • 2021/09/28:10円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約23万円
    • 300株:約68万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:優待価値では警戒範囲
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

    ヤマタネと同じ1,000円相当の銘柄です。


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ヤマタネ(9305)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較

ヤマタネの逆日歩が嫌なら、早めの一般信用クロス取引です。

6月30日の終値、株価2,256円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額22.6万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262484819254817
29/253727228377226
39/246145143567414552
49/227169167658716961
59/198193191749919369
69/18102412389312424187
79/1713314310121161314113
89/1614338334130173121
99/1215362358139186130
109/1116386381149198139
119/1020483477186248173
129/921507501195260182
139/822531524204272191
149/523555548214285199
159/424223297208
169/327251334234
179/228260347243
189/129269359251
198/2930279372260
208/2831288384269

ヤマタネの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額22.6万円、ヤマタネのクロス取引シミュレーションです。

本日(2025年7月1日)から直近の優待権利日(2025年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ヤマタネを22.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(91日分)+プレミアム料845円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(91日分)+プレミアム料
1,258円=198×2円+17円+845円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(91日分)1,127円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(91日分)
804円=15円+789円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ヤマタネを22.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ48円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
428円=198×2円+17円+14円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ48円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
400円=187×2円+12円+14円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料14円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
428円=198×2円+17円+14円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)14円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:22.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)14円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
427円=198×2円+17円+14円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
30円=15円+14円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
28円=14円+14円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※ヤマタネの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、ヤマタネの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
06/27(金)2,8002,800-2,800
06/25(水)2,8002,800-2,800
06/24(火)2,8002,800-2,800
06/23(月)2,8002,800-2,800
06/20(金)2,8002,800-2,800
06/19(木)2,5002,800-2,800
06/18(水)2,5002,500-2,500
06/17(火)2,5002,500-2,500

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

ヤマタネ(9305)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ヤマタネ(9305)は、ほとんど逆日歩が発生しない銘柄
  • 300株でお米2キロ、100株で美術館カレンダーでは、他の優待に比べて見劣りしてしまうのかも知れません
  • 尚、美術館カレンダーに掲載されているアート類は、東京渋谷区にある「山種美術館」にある作品
  • 特別展なども随時行っている

さて、肝心のクロス取引ですが、リスクも少ないので、制度信用クロス、一般信用クロス、どちらでもそれほど差がないでしょう。

50円ぐらいの手数料で、立派な美術館カレンダーが手に入るなら、クロス取引するのも悪くないです。

ただ、逆日歩に絶対安心はないので、リスクが怖い方は、一般信用クロスがおすすめです。

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