ユアサ・フナショク(8006)の株主優待が拡充【過去の逆日歩とクロス取引】

ユアサ・フナショク(8006)』が株主優待を拡充です。

自社ホテルの宿泊料金2割引きという、恩恵を受ける方が少ないホテル優待を実施していましたが、遂に拡充発表です。

優待価値に魅力がないことに気が付いたのでしたら、企業の担当者さんは鋭いです。

拡充後の新優待は、自社関連商品が貰えるとあって、人気化する可能性も高いです。

そんなユアサ・フナショク(8006)の一般在庫の状況、過去の逆日歩など、クロス取引に役立つ情報をまとめました。

投資メモ
  • 商社事業:食品の卸売業に強みを持ち、米、砂糖、油脂、小麦粉、加工食品、冷凍食品、アルコール飲料など多岐にわたる商品を取り扱う
    主にスーパーマーケットや食品メーカー、二次卸業者などに供給、幅広い流通ネットワークを有している
  • ホテル・レストラン事業: ホテルの運営やレストラン事業を展開、観光業の回復に伴い収益増加
  • 不動産賃貸事業: 商業施設やオフィスビル、倉庫などの不動産賃貸事業を行い、安定した収益源を確保
  • 物流・保険代理業: 食品関連事業を支える物流や、保険代理業
    リスク管理と事業の多角化を推進

ユアサ・フナショクは食品卸売業を中核に、安定した売上を確保している点が強みです。
特に、ホテル業や不動産業を展開することで、事業の多角化を図っており、収益基盤が強固です。
また、社歴も長く、信頼性が高いことも投資家にとって魅力的です。

ユアサ・フナショク(8006)の株主優待

ユアサ・フナショク(8006)の株主優待は、自社商品です。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
100株以上 2,000円相当
500株以上 3,500円相当
1,000株以上 5,000円相当

優待権利日は年1回、3月末のみです。

2025年3月末から、ホテル宿泊優待から、自社商品に変更です。

自社ホテルの割引券は、使えるエリアも関東圏に限定、さらに平均10,000円前後の宿泊代が2割引きとあまり魅力的な内容ではありませんでした。

それが、優待価値が分かりやすい、自社製品に変更(拡充)です。

優待変更(拡充)時の発表では、具体的な商品名の発表はありません。

卸問屋として、加工食品やお菓子などの日用品の取り扱いがありますが、自社製品と発表されているので、貰える可能性が高いのは、お米です。

ユアサ・フナショクの事業の中で、米殻本部だけが、メーカーとして機能しており、自社工場で精米しているのが、パワーライスだからです。

100株保有でパワーライス5kgなら嬉しいところですが、お米の価格が高騰しているので、100株なら2kgになるかも知れません。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに100株以上の取得が必要です。

ユアサ・フナショクに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ユアサ・フナショクの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り4ヵ月と6日(126日)
逆日歩日数:1日

ユアサ・フナショク(8006)の基本情報

情報更新日:2024年3月30日

code8006優待内容ホテル宿泊割引券
業種卸売業上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月3月
本社千葉上場年月日1975年12月19日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数4,897,000企業のHP優待詳細
優待の種類旅行・宿泊

株価更新日:2024年11月21日

21日の終値株価3,665円最低投資額366,500円
最低必要株数100継続保有-

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ユアサ・フナショク(8006)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-03-273,58010010001,2000.057.63100.0停止
2023-03-292,7551,5002,4009001,5000.0134.43100.0停止
2022-03-292,686200100-1003,700170.0
2021-03-293,0102000-2004,200150.0注意
2020-03-272,930-400-700-3003,6000.0524.01100.0
2019-03-263,725-30003001,7000.030.43100.0
2018-03-273,790-1,800-1,1007002,100182.460.83100.0注意
2017-03-2832020,00017,000-3,00055,000310.0
2016-03-2832229,000121,00092,00052,000110.0
2015-03-2634436,00042,0006,00084,000110.0
2014-03-26255288,000296,0008,000181,00019.0
2013-03-2622513,00028,00015,00060,0003
2012-03-2720724,0007,000-17,00051,0003
2011-03-2820720,00013,000-7,00019,0001

優待効果ではないはずですが、過去には高額逆日歩も発生しています。

そもそも、出来高が少なく、優待の魅力で何とかしたいと思っての優待拡充なのでしょう。

ユアサ・フナショク(8006)のクロス取引・逆日歩リスク

ユアサ・フナショクは、2022年9月27日からの申込停止(売禁)により、制度信用クロス取引はできませんが、今後の為に逆日歩回避のチェック結果を残しています。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は553(優待実施銘柄の全体は793)です。

    ユアサ・フナショクの優待と同じ分類の『ホテル宿泊割引券』等の銘柄一覧。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    2022年9月27日より申込停止の規制が発生中、更に今まで4回も規制が入っている、要注意銘柄です。
    • 2024/03/27:0円 (3日)・・・停止
    • 2023/03/29:0円 (3日)・・・停止
    • 2021/03/29:0円 (1日)・・・注意
    • 2018/03/27:18,240円 (3日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)00200000200-0
    11/19(火)00200000200-0
    11/18(月)00200000200-0
    11/15(金)00200000200-0
    11/14(木)00200000200-0
    11/13(水)00200000200-0
    11/12(火)00200000200-0
    11/11(月)00200000200-0
    11/08(金)00200000200-0
    11/07(木)00200000200-0
  5. ユアサ・フナショクの発生逆日歩

    △:やや注意
    高額逆日歩がそのまま最大逆日歩であり、1回発生しているので、注意です。
    • 2020/03/27:5円 (1日)
    • 2018/03/27:18,240円 (3日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約37万円
    • 500株:約183万円
    • 1000株:約367万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    優待価値は低いですが、『ユアサ・フナショク』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。

    • ワシントンホテル
    • サノヤスHD
    • セキ
    • KNT-CTHD


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ユアサ・フナショク(8006)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

ユアサ・フナショクは、貸借銘柄ですが、申込停止の状態で、制度信用クロス取引はできません。

証券会社に在庫があれば、一般信用クロス取引は可能です。

すぐに一般信用クロス取引の手数料を確認

11月21日の終値、株価3,665円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額36.7万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/272787730407828
23/2651961947510119670
33/2562352329012123584
43/24727427110614127499
53/218314310121161314113
63/209353348136181353127
73/1912471465181241471169
83/1813510503196261510183
93/1714549542211282197
103/1415588581226302211
113/1316627619241322225
123/1219745736287382267
133/1120784774302402282
143/1021823813317422296
153/722332442310
163/623347463324
173/526392523366
183/427407543380
193/328422563394
202/2829437583408
212/2730452603422
222/2633498664465

ユアサ・フナショクの権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額36.7万円、ユアサ・フナショクのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ユアサ・フナショクを36.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:36.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(128日分)+プレミアム料1,931円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(128日分)+プレミアム料
2,355円=198×2円+28円+1,931円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(128日分)
3,674円=1,100円+2,574円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(128日分)
1,827円=25円+1,802円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料について

制度信用取引の手数料と最適クロス取引の組み合わせは、申込停止(売禁)の規制が解除になり次第、この部分に表示します。

ユアサ・フナショク(8006)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ユアサ・フナショク(8006)の株主優待は、宿泊割引券から自社製品に変更と大きく拡充
  • 貸借銘柄であり、クロス取引も可能だが、優待拡充の発表時点では、売禁状態
  • 一般信用売り在庫でなら、クロス取引可能の場合もあるが、証券会社の在庫次第
  • 配当もしっかり出ているので、現物保有も魅力的
  • 優待拡充により、株価が一時的に高騰する可能性もあるので注意
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