東名の株主優待クロス取引

2023年2月末から優待導入の『東名』の株主優待情報をまとめました。

逆日歩、各証券会社毎の手数料(貸株料)を理解して、ベストなつなぎ売り(クロス取引)をおこないたい方向けの記事です。

投資メモ
東名は、三重県を中心に、中小企業向けの光回線サービス事業をおこなっている企業です。
情報通信サービス、電力小売りの事業展開に注目!

東名(4439)の株主優待

東名(4439)の株主優待は、クオカードです。

2023年2月末に優待制度のスタート!

2月優待にまた1つ、クオカード優待銘柄が追加、さらに2023年10月には拡充発表も!

優待内容詳細

株主優待の拡充で、2月の人気優待の1つになる予感です。

2024年2月末からの株主優待

300株と1,000株保有の優待制度が追加です。

保有株式数優待内容
100株以上500円分のクオカード
300株以上1,000円分のクオカード
1,000株以上10,000円分のクオカード

 

2023年2月末までの株主優待(過去)

保有株式数優待内容
100株以上500円分のクオカード

 

優待権利日は年1回、2月末のみです。

100株以上で、500円分のクオカードです。

優待導入時こそ、株価1,500円そこそこだったので、それなりに優待利回りも良かったのですが、株価高騰で利回りはあまり高くありません

2月優待のクオカードランキングでは、だんだん下がっています。

それにしても、クオカード効果は、いまだ健在!

クオカード優待で、雑誌等でも紹介され一躍有名になっています。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年2月28日」です。

権利付き最終日の「2月26日」までに100株以上の取得が必要です。

東名に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

東名の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年2月28日

権利付き最終日:2月26日(月)・・・残り2ヵ月と22日(84日)
逆日歩日数:1日

東名(4439)の基本情報

情報更新日:2023年10月29日

code4439優待内容クオカード
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算8月 優待月2月
本社三重上場年月日2019年4月3日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数7,363,000企業のHP優待詳細
優待の種類金券

株価更新日:2023年12月1日

1日の終値株価1,742円最低投資額174,200円
最低必要株数100継続保有-

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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東名(4439)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2023-02-242,353-74,300-74,10020021,1000.538.410.0停止

2023年2月末に株主優待導入、記念すべき1回目の優待権利付最終日の逆日歩は、100株保有で50円です。

東名(4439)のクロス取引・最大逆日歩リスク

申込停止や注意喚起の常連銘柄、脱却をはかっての株主優待の拡充なのかもしれませんが、逆日歩リスクは顕在です。

尚、制度信用クロス取引は、絶望的ですが、一般信用売り在庫があれば、可能性はでてきます。

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(2月28日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2024年2月28日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 2月28日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    全部で121の企業で優待を実施、クロス向けは74、特にQUOカード優待は人気なので、注意が必要です。

    東名と同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、2月実施のQUOカード優待は、他にもあります。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    2023年8月31日より注意喚起の規制が発生中、逆日歩が更に2倍、リスクが高まります。
    • 2023/02/24:50円 (1日)・・・停止
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    逆日歩更新日:2023年12月4日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    12/01(金)70070088,2001000100,400-12,2000.880.05
    11/30(木)1001,60088,20000100,300-12,1000.880.05
    11/29(水)01,10089,70000100,300-10,6000.890.15
    11/28(火)1,20070090,80000100,300-9,5000.910.05
    11/27(月)8001,00090,30000100,300-10,0000.90.05
    11/24(金)1001,90090,5000100100,300-9,8000.90.05
    11/22(水)30080092,3000300100,400-8,1000.920.05
    11/21(火)7001,20092,80000100,700-7,9000.920.15
    11/20(月)1,4002,00093,3001000100,700-7,4000.930.10
    11/17(金)030093,90000100,600-6,7000.930.05
  5. 東名の発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、1回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2023/02/24:50円 (1日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約17万円
    • 300株:約52万円
    • 1000株:約174万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

    優待価値は低いですが、『東名』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。


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東名(4439)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩の次は東名のクロス取引手数料です。

12月1日の終値、株価1,742円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額17.4万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
12/262373714193713
22/233565521295620
32/224747329387427
42/217130128506713047
52/208149147577614953
62/199167165648616760
72/1610186184729518667
82/15112052027910520573
92/141426025710013393
102/1315279275107143100
112/1216297294114153107
122/917316312122162113
132/818335330129172120
142/721390385150200140
152/622157210147
162/523164219154
172/224172229160
182/125179238167
191/3128200267187
201/3029207276194
211/2930215286200

東名の権利付最終日(2024年2月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額17.4万円、東名のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年12月4日)から直近の優待権利日(2024年2月28日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、東名を17.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(86日分)+プレミアム料615円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(86日分)+プレミアム料
878円=115円+148円+615円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(86日分)820円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(86日分)
586円=12円+574円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、東名を17.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ37円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
274円=115円+148円+11円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ37円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
253円=100円+143円+10円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料11円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
274円=115円+148円+11円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)11円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)10円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
273円=115円+148円+10円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
23円=12円+11円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
21円=11円+10円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので2日です。

※東名の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

東名(4439)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 東名の優待導入発表があったのは、2022年10月21日、それから株価は約1,000円も上昇!
  • つまり、優待導入時の発表に100株の現物保有しておけば、約10万円の儲け!
  • 優待導入初年度(2023年)は、2月2日に申込停止の規制!
  • 一般信用売り在庫も登場しないので、クロス取引が出来る可能性は低い!
  • 今後も業績アップを期待するなら、現物保有だが、QUOカード500円なので、優待利回りは低い
  • 株主優待制度の拡充でクロス取引のリスクは高まっており、高額逆日歩に注意
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