円安加速で注目の中古車輸出会社も傘下にある『VTホールディングス』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

投資メモ

VTホールディングスは、日産やホンダの自動車ディーラーです。
点検整備という高収益体質に加えて、自動車ディーラー、レンタカー、中古車輸出、住宅販売等の事業多角化も積極的!

VTホールディングス(7593)の株主優待

VTホールディングス(7593)の株主優待は、カタログギフトと自社サービスで利用できる割引券・優待券です。

優待内容詳細

優待利回りのよい人気優待でしたが、3月末の株主優待は、2022年3月末で廃止なので、注意です。

2023年からの株主優待制度

保有株式数 優待の内容
3月末 9月末
100株以上 廃止 ・新車・中古車購入時割引券
(30,000円割引) 1枚
・車検時利用優待券
(10,000円割引) 1枚
・レンタカー利用割引券
(10%・20%割引) 1枚(5回利用)
・キーパーLABO利用割引券
(20%割引) 1枚
1,000株以上 廃止
5,000株以上 廃止

VTホールディングス(7593)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

優待制度がコロコロ変更になる銘柄、早めのクロス取引は、変更リスクありです。

2022年までの株主優待制度

保有株式数 優待の内容
3月末 9月末
100株以上 対象外 ・新車・中古車購入時割引券
(30,000円割引) 1枚
・車検時利用優待券
(10,000円割引) 1枚
・レンタカー利用割引券
(10%・20%割引) 1枚(5回利用)
・キーパーLABO利用割引券
(20%割引) 1枚
1,000株以上 5,000円相当
カタログギフト
5,000株以上 10,000円相当
カタログギフト

VTホールディングス(7593)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

3月末と9月末では、優待内容がガラッと変わりますので、ご注意です。

尚、2021年迄は、3月末の1回のみ、新車・中古車購入時割引券等の優待券も3月末の優待でした。

それが、2022年9月6日に、100株保有の優待のみ9月に実施すると発表され、優待内容が変更になっています。

尚、株主優待券の基準日以外の変更はありません。優待券の使用期限は従来通り約1年間です。

優待券は、4つの割引券のセットです。

新車・中古車購入時割引券

新車や中古車購入で使える割引券が魅力ですが、日産の新車を買うなら、日産の株主優待もあります。

車検時利用優待券

車検で利用できる割引券も付加価値が高いですが、次のサイト記載の店舗でしか、利用できないので、ご注意です。

https://www.vt-holdings.co.jp/ir/guide_dealer.html

レンタカー利用割引券

レンタカー利用割引券(10%・20%割引)が入っています。車種によっては、東京センチュリーの3,000円優待券もお得です。

キーパーLABO利用割引券

キーパーLABOは、洗車・コーティング専門店です。

サービス 20%OFFはキーパーLABO(キーパープロショップは除く)で利用できます。

但し、車検、板金、ウィンドフィルムは割引対象外なので、注意です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

VTホールディングスに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

VTホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年9月30日

権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り10ヵ月と3日(307日)
逆日歩日数:1日

VTホールディングス(7593)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code7593優待内容車購入割引券等
業種小売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本社愛知上場年月日1998年9月10日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数122,581,000企業のHP優待詳細
優待の種類自社グループ優待券(レンタカー利用等)

株価更新日:2024年11月22日

22日の終値株価458円最低投資額45,800円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


スポンサーリンク


VTホールディングス(7593)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-2648449,300-7,900-57,200966,2000.04.0112.0
2023-09-2753526,100-36,100-62,200719,0001.054.8312.0
2022-09-2848824,90010,300-14,600488,1000.04.030.5
2022-03-2946210,900-105,600-116,5001,272,6000.14.0111.0
2021-03-2946112,000-34,200-46,2002,028,6000.054.0110.0
2020-03-273310.0-165,100-165,1001,078,7001.74.0110.0
2019-03-264330.0-93,800-93,800847,9000.754.0310.0
2018-03-2755217,500-16,900-34,400772,8000.154.839.0
2017-03-28599-120,400-170,800-50,400457,5000.154.839.0
2016-03-28692-57,300-123,200-65,900310,7001.255.618.0
2015-03-2652023,9000.0-23,900379,2000.04.817.0
2014-03-261,70430,00018,800-11,20089,400121.0
2013-03-261,01628,50018,400-10,10067,3003
2012-03-27518104,00068,200-35,800112,8003
2011-03-28266424,000322,000-102,000409,9001

過去の逆日歩は、全て3月末の結果です。

今後は、9月末のデータも加えていきます。

VTホールディングス(7593)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施数は386と多く、クロス取引可能な銘柄数も270ですが、ユニークな優待で注目の可能性もありです。
  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は122,581,000と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    逆日歩更新日:2024年11月22日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/21(木)100033,70000033,700-0
    11/20(水)1,60070033,60001,000033,600-0
    11/19(火)50010032,7001,00001,00031,70032.70
    11/18(月)1,00010032,30000032,300-0
    11/15(金)040031,40000031,400-0
    11/14(木)2,100031,80000031,800-0
    11/13(水)06,10029,70000029,700-0
    11/12(火)3,700035,8000100035,800-0
    11/11(月)2,200032,1000010032,000321.00
    11/08(金)900029,9000010029,800299.00
  5. VTホールディングスの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去8回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2023/09/27:105円 (3日)
    • 2022/03/29:10円 (1日)
    • 2021/03/29:5円 (1日)
    • 2020/03/27:170円 (1日)
    • 2019/03/26:75円 (3日)
    • 2018/03/27:15円 (3日)
    • 2017/03/28:15円 (3日)
    • 2016/03/28:125円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:必要株数では低リスク
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    優待価値は低いですが、『VTホールディングス』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。


スポンサーリンク


VTホールディングス(7593)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

怖い逆日歩ですが、VTホールディングスは逆日歩なしの一般信用クロス取引も可能です。

11月22日の終値、株価458円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額4.6万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262101045104
29/253151568155
39/246292911152911
49/237343413183412
59/228393915203914
69/199444417234416
79/1810494919254918
89/1713646325336423
99/16146968263525
109/15157473283826
119/12167978304028
129/11178482324330
139/10209897385035
149/921103102405337
159/822425539
169/523435841
179/424456042
189/327516848
199/228537149
209/129557351
218/2930577653
228/2831597855

VTホールディングスの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額4.6万円、VTホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月23日)から直近の優待権利日(2025年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、VTホールディングスを4.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(309日分)+プレミアム料584円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(309日分)+プレミアム料
738円=55円+99円+584円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(309日分)779円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(309日分)
548円=3円+545円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


スポンサーリンク


制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、VTホールディングスを4.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ10円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
157円=55円+99円+3円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ10円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:50円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
150円=50円+97円+3円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料3円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
157円=55円+99円+3円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)3円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)3円
【超割】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
157円=55円+99円+3円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
6円=3円+3円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
6円=3円+3円

優待権利日最終日の制度信用クロスなら、貸株料はごくわずかです。

※VTホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、VTホの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/22(金)1,9001,9002,0001,900
11/21(木)1,8001,8001,9002,000
11/20(水)2,0001,800-1,800
11/19(火)2,0001,9002,0002,000
11/18(月)2,0002,0002,0002,000
11/15(金)2,0002,0002,0002,000
11/14(木)1,9001,9001,9002,000
11/13(水)1,8001,9002,0001,900
11/12(火)1,9002,0002,0001,800
11/11(月)1,9001,8002,0001,900

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

VTホールディングス(7593)のクロス取引・株主優待まとめ

VTホールディングス(7593)には、1,000株保有で貰える豪華な5,000円相当のカタログギフトがあります。

そのため、2022年9月6日発表の優待権利日変更のアナウンスで、一時は信用売り在庫に注文が殺到した事でしょう。

しかし、よくよく内容を確認してみると、優待権利日が変更になったのは、100株保有の部分だけです。

カタログギフトの優待権利日は、従来通り3月末のみです。

これは、間違えて、カタログギフト狙いでクロス取引してしまわないよう、ご注意です。

尚、明確な目的があるなら、節約効果の高い優待品になるでしょう。

オークションサイト等での転売は、ライバルも多く、数百円程度の利益にしかならないので、やめておいた方が無難です。

毎日更新中、フォローすることで最新情報を逃しません!
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ ブログ村登録1週間で「投資情報」ランキング1位獲得!