歴史も実績もある老舗印刷業の『共同印刷』の株主優待情報をまとめました。

記事最後まで読むことで、逆日歩リスクの理解とお得なクロス取引のやり方がわかります。

投資メモ

共同印刷(7914)は、100年以上の歴史がある総合印刷会社です。
「情報系」「生活・産業資材系」向けの印刷事業を中心に、BPO、ICカードなど、事業領域拡大中!

共同印刷株主優待引用元:共同印刷(7914)

共同印刷(7914)の株主優待

共同印刷(7914)の株主優待は、従来のカレンダーにQUOカード優待が加わって、魅力度アップです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容(QUOカード)
100株以上1,000円分
300株以上3,000円分

共同印刷(7914)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

3月末と9月末に、保有株数に応じてQUOカードが貰えますが、3月末はさらに100株以上の株主にカレンダーです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須あり

半年以上の継続保有が必須です。

尚、2022年9月末からQUOカード優待が新設されたので、初回の9月末の優待は、継続保有の縛りなしです。

継続保有の条件

毎年3月末日および9月末日の基準日現在の株主名簿に同一株主番号で100株以上または300株以上の保有記録が連続して記載または記録されていること。

優待制度の変更(拡充情報)

共同印刷の優待制度は、2021年度までは、年1回、3月末のみの実施で優待品もカレンダーのみです。

それが、2022年9月末より年2回、QUOカード優待も追加と大幅に拡充です。

  1. 2022年3月末まで
    <年1回の3月末のみ>
    100株:カレンダー
  2. 2022年9月末(拡充)
    <年2回の3月末と9月末>
    100株:QUO1,000円分
    300株:QUO3,000円分

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

共同印刷の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

共同印刷(7914)の基本情報

code7914優待内容カレンダー
業種その他製品上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地東京上場年月日1953年1月12日 
単位100貸借区分貸借
継続保有必須企業の優待HP優待詳細
優待の種類暮らし
最低必要株100.0最低投資額290,000円
配当予想100.0配当落日2023年3月30日
発行済株数8,370千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

共同印刷(7914)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-292,9310-3,000-3,00022,1000.124.0150.0
2021-03-293,205-1,700-1,800-10021,3000.026.4150.0
2020-03-272,91500021,4000.024.0150.0
2019-03-262,4577,9008,80090019,500350.0
2018-03-273,2806,1005,000-1,10017,500350.0
2017-03-2837810,0000-10,00092,0000.04.034.0
2016-03-283420-5,000-5,00058,0000.04.014.0
2015-03-2637435,00049,00014,000141,00014.0
2014-03-26278159,000227,00068,000100,00014.0
2013-03-26272170,000186,00016,000111,0003
2012-03-27231145,000129,000-16,000140,0003
2011-03-28186211,000241,00030,00085,0001

過去の逆日歩データも2021年迄は、年1回の3月のみ、2022年から3月と9月の年2回です。

共同印刷(7914)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待数は非常に多く、クロス取引可能な銘柄数は281(優待実施銘柄の全体は390)です。

    共同印刷の優待と同じ分類の『カレンダー』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)100200400010040001.00
    06/07(水)005000050001.00
    06/06(火)005000050001.00
    06/05(月)100100500100050001.00
    06/02(金)010050001004001001.250
    06/01(木)100060010005001001.20
    05/31(水)005002001004001001.250
    05/30(火)0050002003002001.670
    05/29(月)005000050001.00
    05/26(金)00500200050001.00
  5. 共同印刷の発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、1回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2022年3月 :10円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約29万円
    • 300株:約87万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ○:少しだけ安全圏かも
    継続保有が必須であるため、優待クロスの難易度もあがり、参加者は限定されます。

共同印刷(7914)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

共同印刷なら、逆日歩のないクロス取引も可能、それが一般信用クロス取引です。

6月9日の終値、株価2,900円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額29.0万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274124122486412444
29/265155153607915556
39/256186184729518667
49/2272172148311121778
59/2182482459512724889
69/2011341336131175341122
79/1912372367143191372133
89/1513403398155207145
99/1414434428167222156
109/1318558551215286200
119/1219589581226302211
129/1120620612238318222
139/821651642250334234
149/722682673262350245
159/625298397278
169/526310413289
179/427322429300
189/128334445311
198/3129346461323
208/3032381508356
218/2933393524367

共同印刷の権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額29.0万円、共同印刷のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、共同印刷を29.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:29万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料1,323円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
1,741円=198×2円+22円+1,323円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
2,864円=1,100円+1,764円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
1,255円=20円+1,235円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、共同印刷を29.0万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ124円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
455円=198×2円+22円+37円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ122円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
425円=187×2円+16円+35円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料37円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
455円=198×2円+22円+37円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,137円=1,100円+37円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:29万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)35円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
453円=198×2円+22円+35円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
56円=20円+37円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
53円=18円+35円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※共同印刷の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

共同印刷(7914)のクロス取引・株主優待まとめ

共同印刷(7914)は、逆日歩リスクのほとんどない、カレンダー優待でしたが、2022年9月末から状況は一変するはずです。

人気のQUOカードが追加になり、年1回から年2回に優待実施日も増えたことで、一躍人気優待銘柄になる事でしょう。

リスクはもちろん高額逆日歩です。もともと発行済株式数が少ない銘柄なので、優待人気で一気に株不足になる可能性ありです。

特に、半年以上の継続保有のしばりがない、2022年9月末は、要注意です。

最近は、優待制度の変更(拡充)情報は、すぐに知れ渡ります。制度信用クロス取引する際、今までの過去データはあまり参考にならないと思った方が良いでしょう。

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