ダイドー株主優待

10年以上前から、ダイドードリンコの株主優待を貰っている投資家が、メリット・デメリットをご紹介!

ダイドーグループホールディングス(2590)は、ダイドードリンコ(飲料・健康食品)ブランドを展開している企業です。

美味しいコーヒー飲料のイメージが強いですが、たらみブランドも保有しており、株主になっていると年1回、豪華だけどとっても重たいジュースとゼリーのセットが届きます。

そんなダイドードリンコの株主優待を貰った感想、過去の逆日歩履歴、クロス料金手数料(貸株料)についてまとめました。

お得に優待クロスしたい方、必見です。

ダイドーグループホールディングス(2590)の株主優待

ダイドーグループホールディングスの株主優待は、歴史も長く、優待ブームが始まる前からもうずーと行われています。

それだけに優待の事を熟知している担当者さんがいるのでしょう。

2021年1月末より、継続保有条件が追加し、株初心者さん向けのクロス銘柄ではなくなってしまった印象です。
その代わり、現物保有の株主(長期保有する本物のファン)には、手厚い優待を用意してくれています。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
1月20日7月20日
継続保有半年以上継続保有5年以上
100株以上自社商品6,000円相当記念品贈呈(保有中1回限り)

ダイドーグループホールディングスの優待権利日は年1回の1月20日のみです。

ただし、5年以上継続保有した方は、7月20日の権利日後に記念品が贈呈されます。

投資額50万円前後で、6,000円相当の自社商品を贈ってくれる企業はなかなかないので、継続保有の条件が付いても相変わらずの人気銘柄です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須・特典あり

半年以上の継続保有必須です。

継続保有の条件

毎年1月20日とその前年の7月20日の自社株主名簿に100株以上、同一株主番号で連続して記載または記録されること。

ダイドーグループホールディングスの株主優待制度を利用した感想

飲料水やゼリー等の食品優待の大本命銘柄といったら、ダイドーグループホールディングス(2590)に間違いないでしょう。
飲料水たっぷりのダイドーの優待が2箱、3箱届いたら、もう1ヵ月以上は缶ジュース類買わなくなります。

以前は、長期保有という縛りもなく、株価も3,000円前後で優待クロスしやすかったのですが、株価も倍近く上昇と同時に優待価値も6,000円相当にパワーアップ!
当時から優待クロスで人気銘柄でしたが、現物保有者が最も得をしたでしょう。

メリットはなんと言っても、優待品の豪華さです。

ダイドードリンクとコカ・コーラとJTの優待品で、家中缶ジュースだらけになっていた頃が懐かしい!

デメリットは、株主優待品の中でも1,2位を争う重たさである事!

とにかく重いし、運びにくい!

マンションにお住いの方で宅配BOX等に入れてもらったら、恐らく地獄を見るでしょう。
特に2箱など入っていたら泣きたくなります。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年7月20日」です。

権利日最終日の「7月18日」までに100株以上の取得が必要です。

ダイドーグループホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年7月20日

権利日最終:7月18日(火)・・・残り1ヵ月と7日(37日)
逆日歩日数:1日

ダイドーグループホールディングス(2590)の基本情報

情報更新日:2023年1月14日

code2590優待内容自社グループ商品
業種食料品上場市場東証プライム 
決算1月 優待月1月20日、7月20日
本社大阪上場年月日2001年8月9日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数16,568,000企業のHP優待詳細
優待の種類自社商品

株価更新日:2023年6月9日

9日の終値株価5,040円最低投資額504,000円
最低必要株数100継続保有必須・特典

ダイドーグループホールディングス過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-01-184,570-11,600-103,800-92,200327,9002.836.8130.0
2021-07-165,070-23,300-99,400-76,100271,9002.3540.8130.0
2021-01-185,090-20,500-116,900-96,400266,4002.3540.8130.0
2020-07-164,770-105,300-214,400-109,100281,8002.3538.4130.0
2020-01-164,440-40,200-235,100-194,900440,0002.3536.0130.0
2019-07-174,600-42,300-85,000-42,700352,2000.7536.8330.0
2019-01-155,720-10,300-104,700-94,400426,5004.9546.4330.0
2018-07-176,500-22,800-124,800-102,000315,2006.052.0330.0
2018-01-165,790-112,400-267,600-155,200289,5004.9546.4330.0
2017-07-145,610-26,400-112,900-86,500266,3004.745.6130.0
2017-01-175,940-67,100-147,500-80,400243,9005.148.0330.0
2016-07-145,500-39,100-117,000-77,900276,0004.744.0130.0
2016-01-155,370-35,300-108,700-73,400264,8004.743.2130.0
2015-07-145,210-4,900-97,700-92,800231,1002.284.8430.0注意
2015-01-155,000-6,000-15,800-9,800124,0000.680.0130.0停止
2014-07-154,7105,700800-4,90087,900430.0
2014-01-154,36511,5004,300-7,200222,000130.0
2013-07-164,2156,7004,800-1,900258,500330.0
2013-01-153,6058,4003,100-5,300239,6003
2012-07-173,5502,4001,400-1,000182,2003
2012-01-173,0953,0002,500-500168,1003
2011-07-143,0758,1006,100-2,00090,3001
2011-01-173,21510,7003,800-6,900185,0001

逆日歩は、毎回発生していますが、優待制度が変更になった2021年以降は、逆日歩金額も少額です。

ダイドーグループホールディングス(2590)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(7月20日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2023年7月20日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 7月20日のクロス取引可能な銘柄数

    ×:銘柄数では警戒範囲
    2023年7月20日のクロス取引可能な銘柄数は1と、極端に数が少なく、1つの銘柄に集中する可能性も高くかなり危険です。

    ダイドーグループホールディングスと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、1月実施の『自社商品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に2回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2015/07/14:220円 (4日)・・・注意
    • 2015/01/15:60円 (1日)・・・停止
  4. 近況株不足(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    東証プライム 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意。

    逆日歩更新日:2023年6月9日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)005001003008,300-7,8000.060.10
    06/07(水)01005003003008,500-8,0000.060.30
    06/06(火)006006004008,500-7,9000.070.10
    06/05(月)01006001,00008,300-7,7000.070.10
    06/02(金)2002007001,4005007,300-6,6000.10.10
    06/01(木)04007002005006,400-5,7000.110.10
    05/31(水)40001,1001,7001006,700-5,6000.160.30
    05/30(火)3003007001,2002,1005,100-4,4000.140.10
    05/29(月)4005,5007002,5002,7006,000-5,3000.120.10
    05/26(金)5,2001005,8003004,9006,200-4000.940.05
  5. ダイドーグループホールディングスの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去15回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022/01/18:280円 (1日)
    • 2021/07/16:235円 (1日)
    • 2021/01/18:235円 (1日)
    • 2020/07/16:235円 (1日)
    • 2020/01/16:235円 (1日)
    • 2019/07/17:75円 (3日)
    • 2019/01/15:495円 (3日)
    • 2018/07/17:600円 (3日)
    • 2018/01/16:495円 (3日)
    • 2017/07/14:470円 (1日)
    • 2017/01/17:510円 (3日)
    • 2016/07/14:470円 (1日)
    • 2016/01/15:470円 (1日)
    • 2015/07/14:220円 (4日)・・・注意
    • 2015/01/15:60円 (1日)・・・停止

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:必要株数では低リスク
    優待に必要な株数は100株のみですが、株価が高いと逆日歩が発生した時の金額もあがるので、少しだけ注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有が必須と同時に優待額が豪華になる特典付き、警戒は必要です。

ダイドーグループホールディングス(2590)のクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

総合的な判断としては、優待制度が変更になってから、高額逆日歩の可能性は低リスクです。

それでも、逆日歩に脅威を感じるなら、早めの一般信用クロス取引という方法もあります。

ただ、貸株料の方が逆日歩より高くなる場合もあるので、証券会社の肥やしにならないようにご注意です。

ダイドーグループホールディングスの逆日歩にリスクを感じるなら、一般信用クロス取引です。

6月9日の終値、株価5,040円の必要株数分(100株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額50万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
17/182107105415510738
27/143160158628216058
37/1342142118211021477
47/128427422164219427153
57/119481475185247481173
67/1010534527205274534192
77/711588580226301588211
87/612641633247329230
97/515801791308411288
107/416855844329438307
117/317908897349466326
126/3018962949370493345
136/29191,0151,002390521364
146/28221,1751,160452603422
156/2723473630441
166/2624493658460
176/2325514685479
186/2226534712499
196/2129596795556
206/2030616822575
216/1931637849595

ダイドーグループホールディングスの権利付最終日(2023年7月18日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

一般信用売り在庫がある場合、投資金額50万円、ダイドーグループホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月11日)から直近の優待権利日(2023年7月20日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ダイドーグループホールディングスを50万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(38日分)(+プレミアム料)
2,981円=2,200円+781円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(38日分)+プレミアム料
1,589円=385×2円+38円+781円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(38日分)
3,241円=2,200円+1,041円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(38日分)
763円=34円+729円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

優待取得の権利日当日、ダイドーグループホールディングスを50万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:50万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ107円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
840円=385×2円+38円+32円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:50万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ105円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
586円=264×2円+27円+30円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
2,232円=2,200円+32円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
840円=385×2円+38円+32円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,232円=2,200円+32円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,230円=2,200円+30円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
838円=385×2円+38円+30円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
66円=34円+32円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
62円=32円+30円

投資金額50万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※ダイドーグループホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

DyDoの一般信用売り在庫

月/日朝方日中夕方
06/09(金)13,00013,30018,3009,600
06/08(木)11,20011,40011,50011,500
06/07(水)10,10011,60011,60011,500
06/06(火)11,40010,90010,80010,800
06/05(月)10,60011,00011,00011,000
06/02(金)5,1005,1008,4009,900
06/01(木)3,8003,7003,7003,700
05/31(水)3,9003,8003,8003,800
05/30(火)4,1004,2004,2004,000

在庫量が多く、早くからクロス取引可能なSMBC日興証券の一般信用売り在庫の近況です。

ダイドーグループホールディングス(2590)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 毎年、1月と7月は、ある程度の逆日歩が発生
  • 権利日は1月20日と7月20日、月末ではないので、要注意
  • 半年以上の100株保有でまず貰えるのは、1月のみ
  • 7月は、かなりのプレミア感がありますが、5年間の辛抱が必要

初心者向けの優待クロス銘柄ではありませんが、株主優待取引になれて来たら、ぜひ1度は攻略してみてください。
尚、1度優待品が届いてしまうと病みつきになり、きっと現物保有の本当のファンなってしまうでしょう。