投資用ワンルームマンション『プレサンスコーポレーション』の株主優待情報をまとめました。

尚、優待権利日は3月末から9月末に変更になっています。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

投資メモ

プレサンスコーポレーション(3254)は、関西圏に強い地盤を持つ、不動産事業の企業
投資用のワンルーム、ファミリー向けのマンション開発をおこなっており、オープンハウスグループの子会社

  • 賃貸事業:総戸数22,000件以上の物件を管理し、賃貸管理や自社所有マンションの運用
  • ホテル事業:ホテルの企画・開発および運営、または他の事業者への売却も行っている
  • 海外事業:アメリカ・ロサンゼルスでの大規模プロジェクトなど、海外への展開も進めている
  • 管理サービス:プレサンスコミュニティを通じての、マンションの建物管理や修繕工事の提供

関西・東海・中京圏での分譲マンション供給ランキング1位の実績があり、都心部における安定した需要が魅力です。
都市型マンション市場での強固な地位と多様な事業構造を有しており、中長期的には安定した成長が期待されますが、経済や不動産市場の影響を受けやすい点には注意が必要です。

プレサンスコーポレーション(3254)の株主優待

プレサンスコーポレーション(3254)の株主優待は、金券(ギフトカード)です。
ただ、少し情報が錯綜しているので、優待情報を整理してお届けします。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
400株以上 ギフトカード5,000円分(1,000円×5)

プレサンスコーポレーション(3254)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

優待価値が非常に高いお宝優待ですが、9月末の優待としての人気は今ひとつ!

それもそのはず、正式に9月末の株主優待制度が始まるのは2022年からです。

プレサンスコーポレーション、今までは、3月末の株主優待でした。

それが、2021年より9月末の優待に変更になっています。

しかし、期の途中で発表になった関係で、2021年9月末は、全額ではなく、半分の2,500円分です。

優待品も公式案内のVJAギフトカードではなく、500円券があるUCギフトカードです。

UCギフトカードになったのは、500円券があるからで、恐らくですが、2022年9月末からはVJAギフトカードに戻るでしょう。
VJAギフトカードは、1,000円券と5,000円券の2種類しかありません

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに400株以上の取得が必要です。

プレサンスコーポレーションに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

プレサンスコーポレーションの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年9月30日

権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り10ヵ月と5日(309日)
逆日歩日数:1日

プレサンスコーポレーション(3254)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code3254優待内容VJAギフトカード
業種不動産業上場市場東証スタンダード 
決算9月 優待月9月
本社大阪上場年月日2007年12月20日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数69,892,000企業のHP優待詳細
優待の種類VJAギフトカード

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価1,822円最低投資額728,800円
最低必要株数400継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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プレサンスコーポレーション(3254)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-261,932-74,500-656,000-581,5001,012,80016.016.0123.0
2023-09-271,938-56,200-403,600-347,400690,9003.4516.0321.0
2022-09-281,423-8,700-232,300-223,600636,6002.5512.0319.0
2021-09-281,844-16,300-94,900-78,600658,5001.2515.2116.0
2021-03-291,671-32,200-354,200-322,000860,6001.2513.6116.0
2020-03-271,019-20,100-122,900-102,8001,397,1000.017.6113.0注意
2019-03-261,41126,800-19,800-46,600761,4000.012.0323.0
2018-03-271,56317,300-27,200-44,500471,4000.1512.8316.9
2017-03-281,459-17,400-126,300-108,900367,7001.9512.0312.4
2016-03-281,03513,80013,90010023,9008.8112.5
2015-03-2699310,80014,6003,80054,7008.0112.5
2014-03-2667527,40083,50056,10051,2005.612.5
2013-03-2679133,90034,50060046,4006.438.75

今回、プレサンスコーポレーションの情報整理で最も苦労した部分が、この過去の逆日歩情報です。

2020年迄は、毎年、3月末の優待です。

2021年は、3月末と9月末の2回、そして今後は9月末のみです。

この部分を更新(修正)していない、株情報サイトが多いです。

過去逆日歩が全くなかったと安心していたら危険です。

プレサンスコーポレーション(3254)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施数は386と多く、クロス取引可能な銘柄数も270ですが、ユニークな優待で注目の可能性もありです。

    9月実施、「VJAギフトカード」優待銘柄。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2020/03/27:0円 (1日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は69,892,000であり、東証スタンダード 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)1,10040012,30020003,4008,9003.620
    11/19(火)800011,60002,9003,2008,4003.620
    11/18(月)20020010,80001,7006,1004,7001.770
    11/15(金)2001,40010,8005,5001007,8003,0001.380
    11/14(木)5001,90012,00020002,4009,6005.00
    11/13(水)8,700013,4001002002,20011,2006.090
    11/12(火)2,00004,7002001002,3002,4002.040
    11/11(月)40002,70010002,2005001.230
    11/08(金)01,6002,300002,1002001.10
    11/07(木)1,6001003,90004002,1001,8001.860
  5. プレサンスコーポレーションの発生逆日歩

    ×:過去逆日歩では警戒範囲
    最大逆日歩が、いままで1回も発生、逆日歩が脅威です。
    • 2024/09/26:1,600円 (1日)
    • 2023/09/27:345円 (3日)
    • 2022/09/28:255円 (3日)
    • 2021/09/28:125円 (1日)
    • 2021/03/29:125円 (1日)
    • 2018/03/27:15円 (3日)
    • 2017/03/28:195円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は400株なので、実際の逆日歩金額はさらに4倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    必要株数によって、優待内容の差はありませんが、必要株数が最低単位ではなく、400なので、やや注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    優待価値がプレサンスコーポレーションと同じぐらいの銘柄。


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プレサンスコーポレーション(3254)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

次はプレサンスコーポレーションのクロス取引手数料です。

11月20日の終値、株価1,822円の必要株数分(400株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額73万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262156154608015656
29/2532342319012023484
39/246468462180240468168
49/237546539210280546196
59/228624616240320624224
69/199702693270360702252
79/1810780770300400780280
89/17131,0141,0013905201,014364
99/16141,0921,078420560392
109/15151,1701,155450600420
119/12161,2481,232480640448
129/11171,3261,309510680476
139/10201,5601,540600800560
149/9211,6381,617630840588
159/822660880616
169/523690920644
179/424720960672
189/3278101,080756
199/2288401,120784
209/1298701,160812
218/29309001,200840
228/28319301,240868

プレサンスコーポレーションの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額73万円、プレサンスコーポレーションのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、プレサンスコーポレーションを73万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(311日分)(+プレミアム料)
11,530円=2,200円+9,330円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(311日分)+プレミアム料
10,156円=385×2円+56円+9,330円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(311日分)
14,640円=2,200円+12,440円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(311日分)
8,758円=50円+8,708円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、プレサンスコーポレーションを73万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:73万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ156円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
872円=385×2円+56円+46円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:73万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ154円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
612円=264×2円+40円+44円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
2,246円=2,200円+46円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
872円=385×2円+56円+46円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,246円=2,200円+46円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,244円=2,200円+44円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
870円=385×2円+56円+44円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
96円=50円+46円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
90円=46円+44円

投資金額73万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※プレサンスコーポレーションの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、プレサンスの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/20(水)2,2002,200-2,200
11/19(火)1,1001,9002,2002,200
11/18(月)1,1001,1001,1001,100
11/15(金)1,0001,1001,1001,100
11/14(木)1,0001,0001,0001,000
11/13(水)1,0001,0001,0001,000
11/12(火)1,0001,0001,0001,000
11/11(月)1,0001,0001,0001,000

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

プレサンスコーポレーション(3254)のクロス取引・株主優待まとめ

プレサンスコーポレーション(3254)、発行済株式数は、そこそこありますが、それ以上に優待価値が高いので、急な逆日歩に注意です。

優待権利日の変更を発表したプレサンスコーポレーションですが、過去には100株の優待制度が変更(改悪)になった事もあります。

今までの優待履歴を簡単に整理すると、次のような流れです。

  1. 2011年頃
    100株:優待券5,000円分
  2. 2016年10月1日(株式分割)
    100株→400株の4分割
  3. 2017年3月末(拡充)
    100株:優待券2,000円分
    400株:優待券5,000円分
  4. 2020年3月末(改悪)
    100株:優待券2,000円分の廃止
  5. 2021年9月末(変更)
    優待権利日が3月末→9月末
    初年度は2,500円分
    2022年9月末から5,000円分

株式が分割したり、優待制度が変わったり、色々と忙しい会社です。

ただ、変更が多いという事は、成長しているという事!・・・かも知れません。

少し前までは、イケイケGOGOで株価も絶好調でしたが、2022年に入ってから低迷しています。

これを安いと感じるなら、現物保有もありでしょう。

また、クロス取引する際は、400株まとめて行うより、200株にして日を分ける、証券会社を別にするなどで、売買手数料を無料に出来ます。

逆日歩が発生すると、400株なので、4倍計算、逆日歩金額が安いと思っていると、痛い目みます。

また、リスクがあるとすれば、オープンハウスグループの子会社であるので、オープンハウスと同じように優待が廃止される可能性ありです。

(オープンハウスは、100株3年以上で5,000円のQUOカード優待でしたが、2019年に廃止しています。)

SMBC日興証券の場合、優待券日の1月以上前に一般信用売り在庫がなくなる傾向が強いです。
貸株料も1,000円以上かかる場合が多く、多額の資金力の拘束もある、クロス取引は激戦を覚悟。

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