ファーストブラザーズ株主優待

ファーストブラザーズ(3454)は、金融と不動産のプロフェッショナル集団です。

因みに2008年に経営破綻したリーマンブラザーズとは関係ありません。
投資銀行事業を行う会社ってブラザーズという社名が好きなんですね。

そんなファーストブラザーズの株主優待制度、優待クロス取引手数料、過去の逆日歩データをご紹介です。

投資メモ

ファーストブラザーズは、独立系の不動産投資・私募ファンド運用が柱の企業です。
商業施設は首都圏、オフィスビルが中心!潜在的な「価値」を顕在化する事で収益アップ!

 

ファーストブラザーズ(3454)の株主優待

ファーストブラザーズの株主優待は、ファーストブラザーズ・プレミアム優待倶楽部です。

優待内容詳細

プレミアム優待倶楽部のポイントは次のように保有株数毎に異なります。

保有株式数優待の内容
1年未満継続保有1年以上
500株以上対象外5,000ポイント
600株以上対象外6,000ポイント
700株以上対象外7,000ポイント
800株以上対象外8,000ポイント
900株以上対象外9,000ポイント
1,000株以上対象外以降100株増えるごとに1,000ポイント追加


保有株式数優待の内容
1年未満継続保有1年以上
3,000株以上5,000ポイント30,000ポイント
3,100株以上6,000ポイント31,000ポイント
3,200株以上7,000ポイント32,000ポイント
3,300株以上8,000ポイント33,000ポイント
3,400株以上9,000ポイント34,000ポイント
3,500株以上以降100株増えるごとに1,000ポイント追加

ファーストブラザーズの優待権利日は年1回、11月末のみです。

貯まったポイントは、4,000種類以上の優待商品と交換可能ですが、ネット環境必須です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、少ない保有株数でポイントが貰いやすくなる特典です。

保有期間1年未満の方は、3,000株以上保有していないと優待の権利がありません。
でも、1年以上継続保有していたら、500株以上の保有で5,000円相当のポイントです。

3,000株以上なら、30,000ポイントも貰えて、1年未満の6倍の優待価値にランクアップです。

継続保有の条件

毎年5月末日・11月末日の株主名簿に、同一株主番号で連続3回以上記録されること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年11月30日」です。

権利日最終日の「11月28日」までに500.0株以上の取得が必要です。

ファーストブラザーズの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年11月30日

権利日最終:11月28日(火)・・・残り2ヵ月と0日(61日)
逆日歩日数:1日

ファーストブラザーズ(3454)の基本情報

code3454優待内容自社ポイント
業種不動産業上場市場東証プライム 
決算11月 優待月11月
本拠地東京上場年月日2015年2月18日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品 暮らし
最低必要株500.0最低投資額636,500円
配当予想30.0配当落日2022年11月29日
発行済株数14,445千株データ調査日2022年11月26日

最低投資額のみ、9月27日の終値株価で計算。

ファーストブラザーズ(3454)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-11-261,022-45,900-320,000-274,100460,4008.88.8127.0
2020-11-26973-80,900-329,100-248,200380,2008.08.0124.0
2019-11-271,282-39,200-172,800-133,600213,2004.510.4321.0
2018-11-271,2750-97,800-97,800257,60015.010.4318.0
2017-11-271,10045,400-93,700-139,100408,1001.017.6115.0注意
2016-11-251,9233,3009,0005,700179,800150.0停止
2015-11-251,40896,300130,60034,30029,40010.0

ファーストブラザーズ(3454)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待11月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年11月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引11月の銘柄数

    △:やや注意
    優待銘柄数30のうち、クロス向けの貸借銘柄は19、類似優待も少ないので注意です。

    11月実施、自社ポイント優待銘柄。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に2回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2017年11月:100円 (1日)・・・注意
    • 2016年11月:0円 (1日)・・・停止
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は14,445千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/26(火)01,7003,6001,00002,4001,2001.50
    09/25(月)2,10005,30070001,4003,9003.790
    09/22(金)60003,20030007002,5004.570
    09/21(木)01,0002,600004002,2006.50
    09/20(水)1,10003,60004004003,2009.00
    09/19(火)3002,0002,50010008001,7003.120
    09/15(金)2,0001004,20007007003,5006.00
    09/14(木)02002,30070001,4009001.640
    09/13(水)5007002,50001007001,8003.570
    09/12(火)8004002,7001003008001,9003.380
  5. ファーストブラザーズの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    最大逆日歩が、いままで2回も発生、逆日歩が脅威です。
    • 2021年11月:880円 (1日)
    • 2020年11月:800円 (1日)
    • 2019年11月:450円 (3日)
    • 2018年11月:1,500円 (3日)
    • 2017年11月:100円 (1日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は500株なので、実際の逆日歩金額はさらに5倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも17つ、大量取得者がいると危険です。
    • 500株:約64万円
    • 600株:約76万円
    • 700株:約89万円
    • 800株:約102万円
    • 900株:約115万円
    • 1,000株:約127万円
    • 1,100株:約140万円
    • 1,200株:約153万円
    • 3,000株:約382万円
    • 3,100株:約395万円
    • 3,200株:約407万円
    • 3,300株:約420万円
    • 3,400株:約433万円
    • 3,500株:約446万円
    • 3,600株:約458万円
    • 3,700株:約471万円
    • 5,000株:約637万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

ファーストブラザーズ(3454)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

ファーストブラザーズは、逆日歩の発生しない、一般信用取引も可能です。

9月27日の終値、株価1,273円の必要株数分(500.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額64万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
111/282137135537013749
211/2732052037910520574
311/24427427010514027498
411/225342338132175342123
511/218547540210281547196
611/2010684675263351684245
711/1711752743289386752270
811/1612821810316421295
911/15151,0261,013395526368
1011/14161,0941,080421561393
1111/13171,1631,148447596417
1211/10181,2311,215473631442
1311/9191,2991,283500666466
1411/8221,5041,485579772540
1511/723605807565
1611/624631842589
1711/225658877614
1811/126684912638
1910/31307891,052736
2010/30318151,087761

ファーストブラザーズの権利付最終日(2023年11月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額64万円、ファーストブラザーズのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月28日)から直近の優待権利日(2023年11月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ファーストブラザーズを64万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(61日分)(+プレミアム料)
3,804円=2,200円+1,604円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(61日分)+プレミアム料
2,423円=385×2円+49円+1,604円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(61日分)
4,339円=2,200円+2,139円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(61日分)
1,541円=44円+1,497円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ファーストブラザーズを64万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:64万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ137円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
859円=385×2円+49円+40円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:64万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ135円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
602円=264×2円+35円+39円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
2,240円=2,200円+40円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
859円=385×2円+49円+40円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,240円=2,200円+40円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,239円=2,200円+39円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
858円=385×2円+49円+39円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
84円=44円+40円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
79円=40円+39円

投資金額64万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※ファーストブラザーズの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ファーストブラザーズ(3454)のクロス取引・株主優待まとめ

ファーストブラザーズ・プレミアム倶楽部のポイントは、最低でも5,000ポイントです。

正直5,000円相当の価値があるかどうかは微妙ですが、人気がある事は確かです。
ただ気を付けないといけないのは、1年以上継続保有してはじめて500株以上でポイントが付くという点です。

ファーストブラザーズの優待クロスで最初から5,000ポイント貰うには、3,000株以上必要です。
つまり、逆日歩も100株の30倍です。

100株の時に最大逆日歩が発生しても880円程度だと安心しきっていると、大ダメージを食らいます。
1年以上の継続保有でも、最大逆日歩が発生したら4,000円以上の手数料になり、利益が出るかででないかです。

ここは素直に現物保有で、ファーストブラザーズの将来性に期待するのも1つの手です。
リーマンブラザーズのようにならないことを祈りながら・・・